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(医)人体にも紫外線照射で殺菌?
おはようございます。本日は終戦の日。時代は進んでドンパチするような戦争は日本ではもう怒らなさそうで次のフェイズに行ってしまってるかと思います。平和が一番ですよ。皆様は心も体も健やかにお過ごしでしょうか?
今日はPLOS oneという雑誌から。こちらのnoteでよく登場するLANCETとかJAMAとかNEJMとかの論文と違ってインパクトファクターが低い論文になりますが、研究者の中ではぐいぐい来ている(?)雑誌です。未来のスタンダードになるかもしれない走りの研究が混ざっているかもしれない という雑誌です。
神戸大学からの論文です。
222nm紫外線の人体皮膚への安全性と殺菌効果の両立を立証
20人の健常者ボランティアさんに対し、24時間後に全員において紅斑が確認されなかった。また、照射前、5分後、30分後のそれぞれで皮膚常在菌の数を測定(スワブ面積は20mm×40mm)した結果、照射前、照射5分後、30分後でそれぞれ、7.21個、0.05個、0.79個と殺菌効果が確認されたと。
従来:多剤耐性の殺菌においては、UVC紫外線のうち主に254nmが用いられてきたが、人体に直接照射すると10mJ/cm2程度で皮膚の急性傷害のため照射困難。
今後?:ウシオ製222nm照射装置(Care222)による222nmでは、500mJ/cm2という高い照射量でも皮膚に急性障害が発生しないことが臨床試験で確認された。 →よい効果があるかもしれない。
人間は一歩ずつ進歩していってますね。
お大事に。