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臨床現場の意思決定

1月12日(日)第2期渡辺塾改め治療家スキル再生塾が、奈良県の生駒で始まりました。

第一回目は【鑑別のために】です。
臨床現場での意思決定のためのトレーニングです。
学校での勉強は、臨床現場では全然役に立たないと思った先生方は多いと思います。それは圧倒的に学習量が少ないというのもありますが、思考過程が全然違うからです。

推理小説でいえば、最初に犯人が分かっているバージョンが学校の勉強です。
臨床では、最後まで犯人が分からないバージョンの推理小説と同じで、犯人にたどり着くまでの手がかりを事細かに探していくのです。

それが検査です。

治療家スキル再生塾の臨床編では、その思考過程を学びます。

腰痛と一言で言いますが、腰痛を起こす病気や状態を少なくとも20個挙げます。
今回は20個以上挙がりました。
これらの病気や状態の特徴や診断基準などを調べ上げた後に、問診さらに検査塾で学んだ検査などを駆使して、あらかじめ用意したケースの腰痛の原因が何なのかを絞っていくことを訓練します。

脊柱菅狭窄症や梨状筋症候群といった単独の問題だけではなく、梨状筋症候群と下部腰椎の分節機能障害のように問題が複数絡んでいるケースも用意して、犯人を探っていくトレーニングを行います。
実際の臨床現場では、教科書的な単純な原因ばかりではないからです。

頭痛、肩の痛み、股関節の痛み、膝の痛みなども同じようにトレーニングしていきます。

治療家スキル再生塾臨床編では、検査編の活用編となり、今回の第一回の学習は、とても大事なものです。

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