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【七瀬 紘×葛ノ瀬芽依】配信者インタビュー対談【前編】
皆さんこんにちは。
今回はいつもとは雰囲気がガラッと変わり、配信者インタビューと題して配信者との対談の様子をお届け。第一弾となる今回は歌い手として活動・ツイキャスにて配信活動をしている『七瀬 紘(ななせ ひろ)』さんをお迎えします。
自分の"好き"を忠実に形にし、聴く人に癒しや興奮を与える彼が、これまでどんなことに影響を受け、どんな人生を送ってきたのか。そしてどんな未来像を描いているのか。『七瀬 紘』の人物像と人生観を是非最後までお楽しみください。
⚠️超大作になってしまったので前編後編にわけて投稿します。後編は近日投稿予定です。お楽しみに!
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はじめに
葛ノ瀬芽依(以下「葛」と表記します):今回は配信者インタビュー対談ということで、七瀬さんに声をかけさせていただきましたが、今回の話をきいてどう思われましたか?
七瀬紘(以下「七」と表記します):有難いです。お誘いいただきありがとうございます。
葛:いえいえ。こちらこそお受けいただきありがとうごさいます。
七:いえいえ。ほんとに。
二人:あはは!(ここでオードリーみたいな雰囲気になる)
葛:少し照れくさいですが、早速始めていきたいと思います。七瀬さん、本日はよろしくお願いします。
七:はい。よろしくお願いします。
葛:ではまずは、七瀬さんの幼少期についてお伺いしたいと思うのですが・・・七瀬さんはどんなお子さんだったのか!
七:どんなお子さんだったのか、かぁ(笑)
葛:音楽は昔からお好きでしたか?
音楽と出会った幼少期
七:元々はそうでもなかったですね。家に楽器があったとかでもないし、音楽の授業が得意だったわけでもないので、好きでも嫌いでもなかったです。
葛:そうなんですね!意外。それじゃあ好きになったきっかけは?
七:お母さんがラジオを持っていて。「新しいの買ったから古いのあげる!」みたいな感じでいつの日か譲り受けたんですよ。それが小学生の頃かな、確か。
葛:うんうん。
七:でも譲り受けたものはAMしか聴けないラジオで(笑)
葛:逆に珍しくないですか?(笑)
七:そうなんですよ(笑)まぁせっかくもらったから聴くようにはなったんですけど、最初は子供向けの進研ゼミみたいな放送を聴いていて。
葛:そんな放送もあるんだ!
七:そうそう。最初は本当にそれを聴いているだけだったんですけど、合間に音楽チャートみたいなのが流れてきて。そういうのを聴いているうちに音楽が好きになっている自分が居たんですよね。
葛:ということは、全ての始まりはラジオからだったんですね。
七:そういうことになりますね。その頃、親がCHAGE and ASKAを聴いていて、ラジオでも流れてくるってのもあって最初にチャゲアスを好きになった感じでしたかね。
葛:ほぇ〜。
七:音楽との出会いはラジオで、最初に好きになったアーティストはチャゲアス。
音楽を好きになってから
葛:今の七瀬さんからは少し意外なアーティストかもしれないです。
七:そうですか?
葛:歌謡曲がお好きということは存じ上げているんですが、結構ロックなイメージがあったので。LUNASEAとかWANDSとかのイメージ。
七:確かに(笑)でも最初はチャゲアス一筋で、音楽チャートでチャゲアスが一位になったら「やったー!また一位だー!」って喜んだりとかしてましたね(笑)
葛:かわいい(笑)
七:でもある日、違うアーティストがチャゲアスを抜いて一位になって。「なんだよ〜」とか思いながらも、あまり気に留めていなかったんです。
葛:うんうん。
七:すると後日、兄貴からオススメだって言って、あるアーティストのCDを貸してもらったんですよ。
葛:ほうほう。
七:それでも僕はやっぱり他のアーティストに目もくれず、いつものようにチャゲアスやラジオ番組を聴く日々が続いてたんです。
葛:ほんとに当時はチャゲアス一筋だったんですね。
七:はい。でもそれが突然にして覆る出来事があったんですよ。いつものようにラジオを聴いていると、あるアーティストの特番がやっていて、「あ、これ兄貴が貸してくれたCDの人だな~」なんて思いながら聴いていたんです。
葛:うんうん。
七:その特番を聴いているうちに「待って、かっこいいかも・・・」って思い始めて(笑)
葛:心が揺らいだ瞬間ですね(笑)
七:そう(笑)それである曲が流れた時に「あれ、この曲・・・前にチャゲアスを抜いて一位になった曲じゃない!?」って。
葛:点と点が繋がった!
七:まさにそうです。それで兄貴に貸してもらったCDをその時初めてちゃんと聴いて。「うわ~!めっちゃいいやん!」ってなって。そのアーティストこそがB'zだったんですよ。
葛:B'z~~!!
七:もうほんとに、何で最初にちゃんと聴いておかなかったんだろうって後悔するくらいハマっちゃって。そこでまず「ギターかっこいい!ギタリストになりたい!」っていう夢を持ったんですよ。
葛:おぉ~!最初は楽器だったんですね。
七:そうなんですよ。最初は楽器にいったんですけど、それも束の間、すぐに「稲葉さんみたいなボーカリストになりたい!」に変わったんです(笑)
葛:七瀬少年かわいい(笑)
七:当時ギターが買えなかったんで。歌を歌うことなら今でも出来るしと思って。
葛:楽器が無理だから自分が楽器になるという発想、素晴らしいです。
七:そこから歌手、アーティストになりたいと思うようになりましたかね。それが中学生くらいかな。
"歌"を志してから
葛:七瀬さんの夢のきっかけはB'zだったんですね。これまた少し意外です(笑)
七:あら(笑)夢を持ったといっても、今みたいに情報が溢れている時代ではなかったので、最初は"歌"というものを何も知らないまま、それこそちゃんとした発声方法すら知らないまま目指した夢でしたね。
葛:人類みな最初はわからん。
七:そう(笑)歌の発声方法を知らないから、練習をするにも地声でそのまま歌っている感じですよね。喋り声のままというか、鼻歌というか。
葛:そうなりますよね。
七:うんうん。だから音程も無意識に1オクターブ下で歌っていて、それで歌えた気になっているみたいな(笑)
葛:わかる!家では歌えた気になっていても、いざカラオケに行くと「高っ!」ってなる現象だ(笑)
七:それそれ(笑)当時の僕の中ではそれが当たり前だったんですよね。知らないから。
葛:うんうん。
七:それで、ある日高校の友達と皆でカラオケに行くことになったんですよ。そしたら友達の一人が結構な高音の曲をめちゃくちゃ気持ち良さそうに歌っていて。
葛:はいはい。
七:そこで気づいたんです。「あ、1オクターブ上げていいんだ」って。
葛:ご友人が歌で教えてくれたんですね。
七:そうですそうです。そしてその頃の僕は、音楽を好きになってから時間が経っているということもあって、チャゲアスやB'z以外にも先程くずめいさんが言っていたように、WANDSやT-BOLANとかも好きになっていて、その中でも特にLUNASEAに目覚めてたんですよ。
葛:高校生の頃だったんですね。
七:そうです。それでロージアって曲を1オクターブ上げて歌ってみたんですよ。そしたら歌えて。「めっちゃ気持ち良いじゃん!」って。
葛:流石七瀬さん!
七:いやいや(笑)そこで初めて「歌うってこういうことなんだ」って気づきましたね。
葛:なるほど~。
七:そこからカラオケが好きになって、本格的に歌うことが好きになっていきました。
葛:今聞いている中では、全てにしっかりきっかけがあって今に繋がる段階がありますね。
七:そうですね。そして、その頃の僕は吹奏楽部に入っていたんですよ。
音楽をするために送った学生時代
七:別に入るつもりはなかったんですけど、下校中に全然知らない先輩から突然肩組まれて(笑)
葛:こわいこわい(笑)
七:ほんと怖かったんですよ!(笑)「ちょっと部室寄って行かん?」とか言われて「え~・・・」みたいな(笑)
葛:絶対に文化系部活の勧誘のしかたじゃない(笑)漫画やん(笑)
七:ほんとですよね(笑)結局断ることも出来ず・・・こわいし(笑)仕方なく着いて行ったら吹奏楽部の部室で。
葛:うんうん。
七:もうここからはお決まりの流れ。「ちょっと吹いてみなよ」って言われて(笑)
葛:うわあ〜やだなあ〜(笑)
七:そうそう(笑)それで吹いたら音が出てしまって「おー上手いやん!普通こんな短時間で吹けるようにならんよ!」って(笑)
葛:やっぱり漫画かな?見たことあるなぁ(笑)
七:(笑)まぁそんな流れで半ば強引に入ったんですよね。でも、入ったからこそいいこともあったんですよ。
葛:どんなことですか?
七:クラリネットのパートだったんですけど、それを教えてもらえたおかげで楽譜が読めるようになったんですよね。
葛:あ~!楽譜大事!
七:そうなんですよ。結局吹奏楽部には半年間しか居なかったんですけど、楽譜が読めるようになったおかげでその後のバンド活動にも良い影響だったし、曲もつくれるようになったので。
葛:ジャンルは違えど基礎をそこで学べたのですね。
七:そうですね。そうして学生時代に音楽の基盤を少しずつつくっていきながら、バンド活動も並行してたって感じでしたね。
葛:当時はどんなバンドを組んでいたんですか?
七:たまたま同級生の一人がギターやってて、もう一人はドラムやってて。そのドラムの子の友達にベースやっている子が居て。その子達はもうバンド組んでいたんですけど、ある日解散するってなって。
葛:うんうん。
七:そしたら後日、そのドラムの子とベースの子に「スタジオ一緒に入らん?」って声をかけてもらって。X JAPANとかLUNASEAとか色々併せてみて「めちゃくちゃよかったねぇ」なんて言って帰りにCoCo壱で語ったりして。
葛:ああいいっすね~!青春って感じ!
七:うんうん。その勢いで「今後一緒にやっていくか!」みたいな流れになって、それで結成したのが僕にとっての初めてのバンドですね。
葛:なるほど~。なんかうまいことって言ったら変ですけれど、ご友人にギタリストが居てドラマーが居てベーシストが居てってすごくないですか?バンドってメンバー探すところから始まるものでは?(笑)
七:ほんとそうですよね。うまい具合に周りに居てくれたので。高校に入ってからなのでタイミング的には遅いかもしれませんけれど、苦労したというよりはトントン拍子に結成出来ましたね。
葛:必然的に出会ったみたいな。
七:うんうん。探したというよりはあっちから来てくれた感がありますよね。
葛:そうですね。その高校時代のバンドでは文化祭に出てたりとかもしていたんですか?
七:文化祭ね!出たかったんですけど、うちの高校文化祭が無かったんですよ。
葛:文化祭が・・・ない!?
七:そうなんですよ(笑)なんか上の代の人が問題起こしたとか起こしてないとかで(笑)
葛:うわ~そうだったんですね。なんか高校バンドと言えば文化祭!みたいなところあるじゃないですか。
七:ありますよね。悲しかったです。だから地道にライブ活動したりしてたんですけど、高校生にとって2000円のチケットって正直高いじゃないですか。
葛:うんうん。
七:だから全然売れなくって大変でしたね。
葛:そうですよね。それこそ文化祭みたいに学校内の知名度を上げるイベントすらもないとなるとねぇ。
七:そうですね。初めてライブをしたのが結成して3~4ヶ月くらいの頃だったんですけど、その時のことを未だに鮮明に覚えているんですよ。
葛:どんな初ライブだったんですか?
アクシデントだらけの初ライブ
七:それまで僕は音楽番組しか観たことがなかったんですよ。ライブ映像というものを観たことがなかったんです。もちろんライブにも行ったことがなくて。それ故、MCという存在を知らなかったんですよ(笑)
葛:はっ・・!(笑)
七:「え!喋らなくちゃいけないの!?」みたいな(笑)
葛:あはは(笑)
七:しかもトップバッターだったんですよ(笑)
葛:あちゃー!見本が居ない!(笑)
七:そうなんです(笑)ほんとに訳がわからないままやっていて、曲紹介しかしてないかもしれないっていうレベルで(笑)
葛:今のおしゃべり上手な七瀬さんからは想像が出来ない(笑)
七:ほんとですか?(笑)しかも、一曲目でギターの弦が切れるという(笑)
葛:最悪だ!(笑)アクシデントだらけじゃないですか!(笑)
七:そうなんですよ(笑)二曲目からは対バンの方のギターをお借りして、なんとかやったんですけどやっぱり馴染んでないから弾きづらかったりして。
葛:そうですよねぇ。
七:もうその場にいる全員が滝汗ですよ(笑)
葛:いや~初めてでハプニングに見舞われると嫌でも覚えてますよね(笑)
七:そうですね(笑)んで、ライブが終わった後に凹みつつ、次のバンドを見てみるとしっかりMCとかをやっているわけですよ。
葛:うんうん。
七:それ見て更にまた落ち込んで(笑)、どんよりしながら皆で帰ったのを覚えてますね。
葛:最初は皆色々わからないままやるんでハプニングは付き物ですけれど、やっぱり凹みますよね。苦い思い出。
七:そうですね(笑)確かに苦い思い出(笑)でも今は良い思い出でもありますけどね。
葛:うんうん。ちゃんと笑い話になってる。最初にそういうハプニングに見舞われた方がかえってその後の学びにも繋がるし、こうして後で笑い話になるから失敗って尊いですよね。
七:確かにね。これ以上落ちることはない!みたいな自信にも繋がりますし。
葛:そうそう。あ、このバンドはツイキャスを始める前までやっていたバンドとはまた別ですよね?
七:そうですね。これはもう学生時代限定に近いような。卒業したら結局大学や就職だったりで皆忙しくなっちゃって、バラバラになっちゃったんですよね。
葛:やっぱりそうなってしまうものなんですね。
七:寂しいですけどね。でもベースの子の弟がギターやっていたり、ギターの子がベースも出来たりとかして、臨時的にメンバーチェンジを繰り返しながらしばらく活動続けていたんですけど、結局合わない時間が増えてきて自然消滅しちゃいましたね。
葛:そうなんですね。だからこそ良い思い出、笑い話になっているところもあるのかもしれないですね。
七:そんな感じですね(笑)
葛:高校を卒業して、初めてのバンドが自然消滅してしまってからはどんな音楽活動をしていたんですか?
七:うーん、変わらずバンド活動をしていましたけど、数で言うと形になっていない(目立った活動をしていない)ものも含めたら結構な数になりますねぇ。
葛:わお。全部聞きたいけど全部聞いたら日が暮れそうだな!
七:もう日は暮れてますよ、くずめいさん。
葛:そうだった。(インタビューは夜)
七:(笑)
葛:では一つ質問してもいいですか?
七:どうぞ。
葛:七瀬さんは今ツイキャスをしていて、歌い手として、ソロメインで活動されているじゃないですか。
七:はい。
葛:ひきぷろのことも後で触れていきますが、まずはこれまで学生時代を含め、数々のバンドを組んできた七瀬さんが、ソロで歌ってみたを出そう!と思ったきっかけってなにかあったんですか?
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前編はここまでになります。
幼少期から音楽活動を始めたところまでお送りしました。
後編となる次回は、歌い手や配信活動を始め、現在に及ぶまでの七瀬さんに迫っていきます。また、6月に歌い手となって初めてのオフラインライブが決まっている彼。どんな思いでライブに臨むのか・・・そういった部分も聞いていきます。
後編は近日公開!
ぜひ後編も楽しみにしていてください。
最後まで読んでくださり有難うございました。
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