見た動画を紹介する日記（2023年9月14日）第87回:自分が将棋に本格的にハマったきっかけ、藤井猛先生と藤井システム

いろいろなゲームを経て、今はゲームをがっつりやる時間もあまり取れないというのもあって、結局、子供の頃からやっていた将棋ばかり指しているのだけど、子供の頃に見て子供ながらに「かっこいい！」と思ってから、自分はずっと振り飛車党。

その中でも、藤井猛先生が考案した藤井システムは、本人も語っているとおり指しこなすのがものすごく難しいのだけど、決まった時の気持ち良さがハンパではなく、今でもよく指す（指しこなせなくて、また、今は対策がある程度確立されていて負けることも多いのだけど）。

将棋の格言のひとつ「居玉は避けよ」に真っ向から挑んで、基本は居玉で攻めの最善策に手をかける（そうすることで完成してしまうと固い穴熊を完成前に破壊することができる）藤井システムは、まだ現代レベルのAIが無かった時代に生まれた戦術としては画期的で衝撃的だった。

今ではプロの主流も、完全な居玉とは言わないまでも、先行的に玉を守る手よりは攻めや盤上制覇に手をかけるタイプの将棋が多いし、こういう「人間が指しづらい手、戦術」を現代AIが生まれる前に考え出した藤井猛先生、すごすぎる（居飛車か振り飛車か問題は、一時期は圧倒的に居飛車が良いとされていて振り飛車党も全滅しかけたけれど、最近また振り飛車の可能性も出てきたらしい）。