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【インドネシア】帰省できない規制!ラマダン中も感染対策で大変!

13日からラマダンが開始され、断食を含む1ヶ月間のイスラム教徒にとって一番大事な期間となりました。一方で、インドネシアの感染者が減少しない状況もあり、政府としては、帰省を制限しつつ、ラマダン明けのレバランに向けて対策をしています。

レバランとは

ラマダンが終了した日となり、インドネシアの祭日のひとつです。今年は、5月13日と14日を設定しました。今年は、レバラン前日の5月12日も休みとなりますので、土日を含めると5月12日から16日まで5連休となります。

本来は、5月17日~19日までの3日間も有給奨励日として休みでしたが、昨年12月に長期休暇後の感染者急増を予測して、連休の短縮を行いました。

ムディックとは

インドネシア人は、ラマダン開けの休日レバランに、ムディック(Mudik)と呼ばれる帰省を行います。1ヶ月の断食が終了し、地元を離れて働いている人達が故郷に帰り、家族や親戚と集まり盛大にお祝いします。故郷の家族・親戚の家を訪問するだけでなく、お墓参りもするため、日本のお盆のようです。

帰省を規制!

インドネシアでは、ムディックで帰省する人は、約2,000万人とも言われ、レバラン前は、飛行機、鉄道、バスなどは売り切れになり、道路は大渋滞となるのが通例です。

移動による感染拡大を恐れたインドネシア政府は、5月6日から17日まで、一部の例外を除き、州や県、市を超える移動を禁止しました。この決定を受けて、物流を除く公共交通期間の運休や間引き等が行われるようです。

Armadaの有名な歌で、
「pulang malu, tak pulang rindu.」という歌があります。
「帰りたいが恥ずかしく、帰らなければ寂しい」。余裕のない姿を故郷の家族に見せるのは恥ずかしいが、久しぶりの休暇に家族に会いたいという意味だそうです。

「レバラン帰省」の文化は、インドネシアに社会的、経済的、心理的に非常に大きな影響を与えているということがわかります。

日本でも、例えば、「お盆に帰省を禁止」となった場合を考えると、いかに精神的に影響が大きいか理解できます。
故郷に帰って、家族に会えないだけではなく貧しい人に施しが出来ないなど、経済活動にも影響が出そうです。今年も帰省できない事で、昨年に続き寂しいレバランとなりそうです。


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kenhappy
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。サポートしていただければ、いつも新鮮な魚を獲ってきてくれるインドネシア南スラウェシ州マカッサルの漁民達が少しでも生活が豊かになるような、国際協力に役立てさせていただきます。今はコロナでインドネシアに行けませんが来年から本格始動します。