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インドネシア進出

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インドネシアに進出したい人は、インドネシアならではの商習慣や文化の違いを理解する必要があります。インドネシアで仕事をする上でも参考になりますので、是非御覧ください!!
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記事一覧

インドネシアでのビジネス経験から学んだ「上下関係」と「思いやり」

インドネシアでのビジネスは、多くの点で啓示的な経験でした。特に、「上下関係」と「思いやり」という2つの概念は、この国のビジネス文化の核となるものであり、その深い理解が成功の鍵を握っています。 続きはこちらからどうぞ

インドネシアのビジネスシーンで「Whatsapp」は最強!

インドネシアにおいて、日本とインドネシア現地での習慣・ビジネススタイルの違いに戸惑った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?特に、インドネシア人とのコミュニケーションでおいて、メールは全く役に立ちません。 インドネシアでは、日本ではあまり馴染みの薄い「Whatsapp」というメッセンジャーアプリが最強です。本日は、「Whatsapp」というアプリについてお話します。 メールはほとんど使えない!日本では、ビジネスシーンではメールが主要なツールとして利用されておりますが、

新しい時代の海外販路開拓の方法

今年も残りあと2日です。新型コロナウイルスに翻弄される1年となってしまいました。来年こそは、海外渡航を増やしてといきたいところですが、一向に収束する見込みもなく、今年と同じような状態が続くか、もしくは、さらに状態が悪化することも懸念されています。 海外渡航できない状況が続いていますが、これからも海外との商売がなくなる事はありません。むしろアフターコロナの世界で、いち早く海外に販売できる手がかりを見つけていく事が必要になっています。今からできる事をまとめておきますので、2021

【海外進出】海外ビジネスでの交渉力

海外ビジネスと国内でのスキルは違う 近年、海外進出を目指す企業が増え、海外からの外国人労働者も増加しています。海外とのビジネスに直接関係していなくても、グローバルな世界が身近になってきています。 しかし、これまで日本人が国内で築いてきたスキルやノウハウは、海外や外国人労働者には通じない事や、役にたたないことも多くあります。これが、海外進出で、日本企業が苦戦をする原因となっています。 海外進出で成功するためには、日本国内で通用していたスキルやノウハウをもった優秀な人材を投

ソーシャルビジネスとして海外展開に挑む思い

中小企業が海外展開する上で大切なこと2015年から今まで行ってきた国際協力事業を通じて海外展開を実施してみて、 海外展開する上で大切なことの方向性をしめしてみたいと思う。 ソーシャルビジネスの定義とはソーシャルビジネスは下記のように定義されています。 社会的企業=ソーシャルベンチャー、ソーシャルエンタープライズ と呼ぶ ①社会性:現在、解決が求められる社会的課題に取り組むことを事業活動のミッションにすること ②事業性:ミッションをビジネスの形にして継続的に事業活動を進め

インドネシアはビジネスチャンス!

インドネシアは、インターネットの普及やインフラが整い、この5年で大きく成長しました。今後も経済成長を続けていくことでインドネシアに進出を検討している企業の方も多いのではないでしょうか。インドネシアのポテンシャルとビジネスチャンスを紐解きます。 インドネシアの基本情報国名:インドネシア共和国(通称:インドネシア) 首都:ジャカルタ 面積:1,910,931㎢(16位/258カ国) 人口:2億7352万人 (2020年)(4位/258カ国) 人口密度:143人㎢ 通貨:インドネ

デサとゴトン・ロヨンに学ぶインドネシア精神論

インドネシアにはゴトン・ヨロンという素晴らしい精神があります。 デサ(desa)とは、インドネシアのジャワ、マドラ、バリ島などでみられるムラ(村落)のことを意味していて、ゴトン・ロヨン (gotong royong) とは、インドネシアやジャワでみられるムラの相互扶助の慣習のことを意味します。 ゴトン・ロヨンは、ジャワ語の "gotong" (運ぶ、持ち上げる)と "rojong" (一緒に、集まって)からなり、「一緒に集まって持ち運ぶこと」から転じて相互扶助を意味する。

海外進出失敗しない方法「正しい情報収集の仕方」

6年の間インドネシアを33回渡航し、政府関係者や国営企業と直接やりとりして、数え切れ合い失敗をしてきた経験も踏まえて、「正しい情報収集の仕方」について話をします。 なぜ海外進出するのか?まず、日系企業がなぜ海外進出を行うかの理由をまとめてみると、下記3つに絞られます。 ・日本のマーケットの先行きが危なく不透明である ・海外(発展途上国)のマーケットの成長に期待している ・海外の顧客やパートナーから進出依頼が来た 海外進出しようと思ったら、次にするのは調査です。 ここで重

海外進出失敗しない方法「組織つくり」

6年の間インドネシアを33回渡航し、政府関係者や国営企業と直接やりとりして、数え切れ合い失敗をしてきた経験も踏まえて、「海外組織つくり」について話をします。 海外進出する際大事となってくる事は、しっかりとした情報収集の結果、しっかり戦略を立て実行することです。しかも、戦略実行を、スピード感を持ってできるだけ早く行なうこととなります。 そのためには、海外事業に適した組織作りが必要になります。特に、日本本社と海外進出部との組織連携が大事となります。 裁量権のある組織特にイン

海外進出失敗しない方法「一致団結」

6年の間インドネシアを33回渡航し、政府関係者や国営企業と直接やりとりして、数え切れ合い失敗をしてきた経験も踏まえて、「一致団結」について話をします。 ここで今までの話をまとめると 海外進出しようと思ったら、次にするのは調査です。 ここで重要なのは「情報収集」であり、「情報収集の仕方」になります。しっかりとした情報収集の結果、しっかり戦略を立て実行することです。 しかも、戦略実行を、スピード感を持ってできるだけ早く行なうこととなります。そのためには、海外事業に適した組織作

インドネシアでのビジネスは難しいのか【結論】小さな仕事で相手を試そう

インドネシアでのビジネスを行っていると、商習慣や文化の違いからはじまり、突発的な法規制の設置や変更など、日本では考えられない環境の中で仕事を進めることになるので、予定通りに物事が進むことはほとんどありません。 現地で仕事をしている日本人、特に自分でビジネスを展開されている方インドネシアでのビジネスが難しいと言います。騙されたりして痛い目を見たのは二度や三度ではない、とも言います。 一方で、大変な時に助けてくれるインドネシア人も多くいます。 こんなときに少しでも役に立つと思

インドネシアでのビジネスは難しい【結論】人脈を使ってリスク分散

インドネシアでのビジネスを行っていると、商習慣や文化の違いからはじまり、突発的な法規制の設置や変更など、日本では考えられない環境の中で仕事を進めることになるので、予定通りに物事が進むことはほとんどありません。 現地で仕事をしている日本人、特に自分でビジネスを展開されている方インドネシアでのビジネスが難しいと言います。騙されたりして痛い目を見たのは二度や三度ではない、とも言います。 前回、大変な時に助けてくれるインドネシア人も多くいる中、インドネシアで一番大変なことは信頼で

【RCEP日本VS中国】インドネシアを含むASEAN経済圏争奪戦

11月15日に日本や中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など「地域的な包括的経済連携(RCEP)」の参加15カ国が協定に署名したというニュースが飛び込んできました。 関税削減や統一的ルールにより自由貿易を推進する枠組みで、日本にとっては貿易額が最大の中国、3位の韓国が含まれる初の経済連携協定(EPA)であることが注目されています。参加国全体での関税撤廃率は品目ベースで91%になり、国内総生産(GDP)の合計が世界の約3割を占める巨大経済圏が誕生することになりそうです

【インドネシア経済】20年振りに不況へ突入2四半期連続のマイナス成長

インドネシアGDPインドネシア中央統計局が11月5日発表した7~9月の国内総生産(GDP)は、物価の変動を除いた実質で前年同期より3.49%減りました。4~6月期の実質成長率は前年同期比マイナス5.32%だったので、2四半期連続のマイナス成長となります。 1998年のアジア通貨危機以来の景気後退局面に入った可能性が高いと一斉にメディアが報じています。 7~9月期はGDPの約6割を占める家計消費が前年同期に比べ、4.04%減っていて、投資も同マイナス6.48%と落ち込んでい