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「記憶とダブる」

小さい頃
遊んでいた子達が
あの子はどーだ
この子はこーだと
つまらない悪口を言っているのを
聞いていた

当時からそういう
人への批判が嫌いで
そんな話になると
いつもそっとそこから離れていた

そして別の友達と遊ぶ

そうしているとガキ大将が
俺を見付けて、こっちで遊ぼう
と言ってくる

当時、意志が強いようで弱かった俺は
別の友達との遊びをやめて
ガキ大将のもとへと戻る

そしてガキ大将グループで
何事も無かったかのように遊び始める
そしてまた時が経てば批判的な話しになる
そして嫌になる
その繰り返しだった

でも、どちらにせよ遊んでいる時は
楽しかったのは間違いない
子供の頃の感情は繊細で
でも単純だったんだと思う

そう、これは子供の頃の話し
他愛のない話し

だが、子供の頃に経験したような事が
大人社会の中で、まるで当たり前のように
この街では、在る。

「記憶とダブる」       つづく

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拙い文章と表現力ですが
ご覧頂きありがとうございます。


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