投稿婚姻編 102回目 百四
一昔前は、外国の法令を調べる事は非常に
ハードルの高いものでした。
そもそも日本国内に、外国法令の六法全書の
ようなものが圧倒的に少なく、また入手するのに
も高額な費用や、長期の日数がかかるような場合も
ありました。
しかし、インターネットの環境整備よって、
ある程度の規模がある国であれば、ネット上でも
法律に関する情報を得ることも、国によっては、
ネット経由で本国の官憲による証明書の発行を受ける
ことも可能な場合があります。
そういった意味では、非常にハードルが低くは
なりましたが、それでも最後は、証明書や法文
が本物であるということの担保と、正確な翻訳
というものは変わらずに最新のチェックが必要に
なります。
費用な日数の面から、安易に当事者で翻訳してしまった
結果、離婚や離縁等の場合にその証明書の効力を争う
ことになって問題が紛糾したりしますので、
法文や、証明書の取り扱いには、十分な検討が必要です。