組織強化の研修動画を見て学んだこと
組織を強化するには専門家の力を借りることも選択肢の一つです。
コンサルと名のつくサービスを提供している企業は多数存在しますが、自社に合うコンサルを探すのはなかなか難しいですね。
最近動画でとても勉強になった内容を私なりに書いていきたいと思います。
1、ミドルアップダウンの考え方
ミドルがボトムに会社の方針を伝えるには、ミドルがトップの視座をもって、自分の信念でメンバー層に伝えなければ伝わらない。
重要なのは「自分の思い」が必要だということです。MVVではありません。自分の思いが言語化できているかどうかです。マイパーパスを持つことだと表現されていました。何かかっこいいですよね。
この考え方を知らずになんとなくできていたところもありますが、こうして改めて勉強させてもらうことで今後のマネジメントに生きてくると感じました。
以前、部下への指導の仕方を学んだことがありますが、部下には自分の役職の2つ上の役職をイメージして仕事するように意識させなさいということでした。これもミドルアップダウンの考え方に似ていますよね。
コーチングに繋がりますが、ミドル層へのコーチングで重要なのはミドル層がトップの視座を持つように導くということだと思いました。
2、事業マネジメントと組織マネジメント
組織マネジメントを勉強するためには、事業マネジメントを先に勉強しなければできないという考え方です。
事業マネジメントにKPIマネジメントがありますが、結論から言うと「全体最適」が必須ということです。
各部門が部分最適を目指してしまうと「合成の誤謬」になってしまうからです。
合成の誤謬とは、何かの問題解決にあたり一人一人が正しいとされる行動をしても、全員が同じ行動をとると、想定とは逆に思わぬ悪い結果を招いてしまうことを指す経済用語です。
部分最適を壊すためにKPIマネジメントが必要だということです。
3、GOAL、KGI、CSF、KPI
KPIマネジメントにおいて企業が目指すGOALは言語化されており、数値化したものがKGIです。これらは中期経営計画により明らかになります。
その達成のためにCSFとKPIがあります。CSFはクリティカルサクセスファクターのことで最重要プロセスのことです。
最重要プロセスはバリューチェーンごとの長と部門長が討議して決めていかなければなりません。
ボトルネックがわかれば、そこに全従業員を集中させるのではなく、克服できる従業員もしくは社外の専門家をアサインすることで組織が強くなります。
4、KPIはプロセスに対してひとつ
よく一つの部門でKPIがいくつもあるということがありますが、KPIはCSFのプロセスごとにひとつです。
ひとつの重要プロセスにいくつものKPIがあるというのはKPIの意味を理解できていないか、重要プロセスを洗い出すことができていないかではないでしょうか。
KPIという言葉が一人歩きして、本質や設定方法を理解せずに使っている会社が多いのかもしれません。
これらはコンサルが正しい方向に導いてあげるべき内容で、KPIの設定をどのように指導するかでコンサルの力量が問われそうですね。
それではまたです。
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