見出し画像

仕事と子育て。北欧のひとたちが大事にしていること。

北欧を訪れるたびに、そこで暮らすひとたちの日常を知るのが楽しみです。

こんな過ごし方があるんだ、こういう考え方があるんだ、、、という発見は、毎日の暮らしから少し立ち止まって考える機会をくれます。

今回は南デンマークに住むシャーロットさんから子育てについてのお話を聞く機会があったので、みなさんにも北欧の空気を少しでもお裾分けできたらいいなと思い、書いてみることにしました。

インテリアショップのセールスの仕事をしていて、6歳、3歳、1歳の双子の4人のママでもあります。

シャーロットさんのお家のリビング。ポスターがずらり。

一歳から保育園に通う子どもたち。


4月から1歳の子どもたちを保育園に預けて、仕事復帰をしているそう。

「仕事をしているときも、子どもたちと会いたくなることもあるし、1歳の小さい子を預けることに罪悪感を感じることもあるわ」とシャーロットさん。

そんなお話を聞いて、実はちょっとびっくりしたのでした。

というのも、北欧では日本よりもうんと早くから夫婦共働きが進んでいて、1歳前後には子供を保育園に預けてはたらくのがあたりまえ。「子育てしながら働く」ということを、もっと軽やかに受け止めているものだとばかり思っていました。

「子どもたちとできるかぎり時間を過ごしたいけれど、仕事をすることがとても大事だということもよくわかっているの。
いい仕事をしたり、いい仲間といっしょに過ごす時間は、わたしのエネルギーになっているしね。

自分らしくいることや自分の好きなことをすることが、いい親でいるためにも大切だと信じているの」と教えてくれました。

子どもと暮らす毎日は….

わたしたちは夫婦ともに家で働いていることもあり、わたしの仕事がある日は一時保育に預けて、それ以外は夫とふたりで協力しながら子どもを見るという選択をしました。

なんとかなるだろうと思っていたけれど、ふたを開けてみると、、、、、

現在、3歳と1歳の子どもたち。子どもが寝ている時が唯一のわたしの時間なのですが、最近はお昼寝もふたりバラバラにするので、本当に時間がない毎日です。
料理も同じメニューばかり、バババッとなんとか作っているという感じ。
片付けたばかりの部屋も、1時間もしないうちに洋服やおもちゃがあちこちに散らばり、べたべたのジュースがこぼれているのも日常です。

そんな中でも、なんとか仕事はこなしていたつもりだったのですが、ある日、知らないうちに仕事の納期を逃してしまっていたことがありました。まさか自分が、、、、と申し訳ない気持ちとショックで愕然としたことを覚えています。

子育てってこんなにたいへんなんだ、、、、

仕事も家事も子育てもぜんぶが中途半端で、結局何もできていないんじゃないか、、、と思うこともしょっちゅうあります。

人生の中の「子育ての時期」

以前から共働きがあたりまえな北欧のひとたちは、「子育てをしながら働く」ということのたいへんさをわたしたちよりもよく知っているのかもしれません。

シャーロットさんは週30時間と短時間勤務で働いているのですが、時間内で終わらない仕事は引き受けず、家に帰ったら100%家族の時間にしています。また、自分の時間、家族の時間をつくるために家の掃除は委託しているといいます。

今は「子育ての時期」である。
今までできたことも、パッと手放す。全力でやれないことも受け入れる。


これが子育てをしながらも、北欧のひとたちが軽やかに過ごしている理由のかもしれません。

忙しくて時間がない〜!と追われる毎日も、あれもやりたいのに….と焦る気持ちがある日々も、永遠に続くような気がするけれど。
「ほんとうに、あっという間よ!」という、先輩ママたちの言葉があたまをサーッとよぎります。

今、目の前にある毎日をもっと味わいたいし、楽しみたいです。

休みの日に子どもたちと外でゆっくり過ごすのが楽しみなのだそう。
淡いトーンの子ども部屋もとってもかわいい。

シャーロットさんのインスタグラム
https://www.instagram.com/charlotte_kongsted/









サポートいただけたら、とてもとても喜びます。いただいたサポートは次の記事を書くための、心の栄養に使わせてもらいます!