桒原さやか(くわばらさやか)/ スウェーデン人夫と子育て奮闘中。

ライター・エッセイスト。松本市で、築40年の中古物件を自分たちでリフォームしながら住んでいます。日常で感じたことを中心に書きます。著書に「北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし」。好物はマサムラのベビーシュー。

桒原さやか(くわばらさやか)/ スウェーデン人夫と子育て奮闘中。

ライター・エッセイスト。松本市で、築40年の中古物件を自分たちでリフォームしながら住んでいます。日常で感じたことを中心に書きます。著書に「北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし」。好物はマサムラのベビーシュー。

最近の記事

我が家の火曜日のたのしみ

最近、火曜日が来るのが待ち遠しいのです。 というのも、ディズニープラス「SHOGUN 将軍」のあたらしいエピソードが見られる日だから。 この日になると、朝ごはんを食べながら「紅天じゃー!(ドラマの中の決め台詞です)」と夫と言いながら、夜のドラマタイムがスムーズに迎えられるようにに、1日の段取りをしているほどです。 こちらはもともと、1980年にアメリカで制作・放送されたテレビドラマをリメイクしたもの。当時はヨーロッパでも放送されていたそうで、あちらでも知る人ぞ知る番組のよ

    • 親になってちょっとわかった、長男・長女のこと。

      突然ですが、私には2つ上の姉がいます。 姉は小さな頃からしっかり者で、姉の後ろにひゅっと隠れるのが私の定位置で。いつも頼りっぱなしで過ごしていた覚えがあります。 しっかり者でやさしい姉と、 恥ずかしがり屋でお調子者の妹。 これが子ども時代のわたしたち「姉妹」を表すのに、ぴったりな言葉だなぁと思います。妹ながら、なんとなく、オネェちゃんになるって大変そうだなと思っていたのでした。 現在、我が家の子どもたちは、5歳と3歳のふたり姉弟。もちろん年齢の差はあるものの、5歳の姉

      • 紅白歌合戦を見ながら、新年の目標をかんがえる。

        大晦日に紅白歌合戦を見ていたら、画面に引き込まれるように、ある一人の方にピタリと目が留まりました。 それはMrs. GREEN APPLEという、3人組のロックバンドのボーカルの方。 最近はテレビもあまり見ず、あたらしい音楽に対する感度がめっきり落ちていてる私は、はじめて目にするグループでした。 歌のリズムが軽快で耳に残るのはもちろんのこと、そのボーカルの方のパフォーマンスがとにかく素晴らしくて。純粋に歌うことを楽しんでいるのが、こちらにも伝わってくるよう。 紅白初出場と

        • DIYで庭づくり。我が家の3年迷走記。

          私たちが住んでいるのは、築43年の純和風の中古物件。 この家に住んで3年が経ちました。 ああでもない、こうでもないと言いながら、夫とふたりでDIYで家づくりをしています。 先日、家の取材に来てくださったベテランの編集者さんがこんなことを言ってくれました。 「庭のDIY変遷だけでも、記事になりそうですねえ」と。 それにすっかり、気を良くしまして。笑 ここ3年の庭の変遷を振り返ってみようと思います。 こちらが庭のはじまり。足の影がビヨーーンと伸びておもしろいと、撮った

          あると思えば、どこにでも見つかる。

          ほんとうに、自分は子育て初心者だな、、、、と痛感することが最近多々あり、育児本をよく手にとっています。 先日、図書館で借りてきたのは、 クーヨンの特集「自然とあそぶのがいちばん!」というもの。 大自然の中でこども園を経営されている方のお話や、シュタイナーの教えをもとに自然保育をされている方のお話だったり。「自然から子どもたちはどうやって学ぶのか?」「子どもたちに必要なことは何か?」みたいなことが書かれている一冊です。 どれも興味深く面白かったのですが、中でも心動かされた

          思いがけないアドバイス

          先日、子どもたちが夜の7時くらいにパタリと寝たんです。 よし!映画でも見るかー!とお酒やスナックをウキウキ用意していたら、夫からこんなことを言われました。 「たまにはテレビをつけずに、ゆっくりしようよ」 あら、そう……? というわけで、なんとなくお互いの近況などをしゃべることになったのです。 最近の子どもの様子とか、 家でここが気になる!という話とか。 仕事のこととか、 将来どうしていこうか、とか。 もろもろ、お互いに思うことを話しました。 私はというと、最近、特

          友だちとの時間は、ちゃんと戻ってくる。

          「今年は会いたいねぇ」 これが最近、友だちとの合言葉みたいになっています。 以前は毎日のように会っていた友人たちも、仕事や結婚を機にいろんなところに住むようになり、なかなか会えないことがあたりまえになってきたなぁと感じます。 わたし自身も、あたらしい予定を入れるときにちょっと気が重くなるんです。 子どもたちはどうしようか、、、、、夫にお願いしようか、、、、誰かに頼もうか、、、、。 そんなことを考えているうちに、また今度にしようか、、、と予定が先延ばしになることもあります。

          1歳の息子、いつもの一日。

          子育ての毎日は、とにかく必死で。気がついたころには一日が終わっていて、次の日が後ろから出番を待っている。そんなふうに感じます。 息子はずーっと赤ちゃんな気がしていたのに、気がついたら、来月でもう2歳。 ウソなんじゃないか、、、と本気で思うこともあります。 爆速で成長している息子を見ていると、何かを取りこぼしているんじゃないか、、、、とか。このときを忘れたくないなぁ、、、、とか。そんな焦りを感じることもあります。 これから書くのは、1歳11ヶ月の息子のなんてことない一日で

          必要だったのは、家事の仕切り直しだったのかも。

          最近、3歳の娘が7時に寝るようになりました。 今まではわたしが寝る時間までいっしょに起きていたので、いつも子どもが寝るのは9時か10時くらい。ところが、幼稚園に行きはじめてから生活のリズムが少しずつ変わってきまして。 さらにはプールに入るようになってからというもの、コロッと嘘みたいに7時に寝るようになったんです。(あたりまえと言われるかもですが、わが家には奇跡のようなできごとだったりします) 子どもが寝てから、自分が寝るまでの3時間。 急にぽっかりと静かな時間が毎日に生

          必要だったのは、家事の仕切り直しだったのかも。

          子どもたちが小さい「今だけの時間」。

          我が家には、3歳の娘と1歳の息子がいます。 子どもたちと手をつないで歩いていると、道端でおばぁちゃんによくこんなふうに声をかけられます。 「今がいちばんかわいい時期だねぇ」と。 わたしは「ありがとうございますー」とお辞儀をしながらも、毎回ちょっと複雑な気持ちになるのでした。 「今がいちばんかわいい」ってどういう意味なんだろう、、、。 これから「かわいい」が少しずつ減っていくのということなのか、、、。 こんなふうに、ややこしいことをついつい考えてしまうのです。 先日、実

          わが家の裏庭に、サウナ小屋ができるまで。

          「いつか小屋を作ってみたいな〜。作るなら、サウナ小屋がいいな〜」 スウェーデン人の夫が、そんなことを言いはじめたのは昨年の12月ごろのこと。以前のわたしなら、こんなふうに即答していたはずです。 「え!!! 自分でつくるの? しかもサウナ小屋? 無理無理、、、」と。 今住んでいるのは築40年の和風物件。限られた予算だったので、自分たちでリフォームすることを条件にエイッと思い切って決めました。引っ越してきて1年半ほど経ちますが、今でもあちこち直しながら住んでいます。 家を

          北欧の子育て。自分の好きなことを見つける。

          「なんでもいいから、好きなことが見つかるといいね」 北欧に住むママやパパから、よく聞く言葉です。 自分の好きなことを見つける。 好きなことを、伸ばしていく。 これを子育てのひとつの目標にしているパパママが北欧では多いように感じます。デンマーク・コペンハーゲンに住む2人のママである、ペルニッレさんはこんなことを教えてくれました。 「子どもにいちばん伝えたいのは、自分がやりたいことを叶えるにはいろんな方法があるということ。その方法に正しいも、まちがっているもないわ。それに

          今でもこころに残る、言葉たち。

          スマートフォンのメモ機能をよく使っています。 その日に思いついたこと、忘れたくないことをサササッと書いておくことが多いのですが、その中に「名言」という名のメモ書きがあります。 その名の通り、だれかのいいなと思った言葉を個人的なメモとして書き残しているものです。 ひさびさに覗いてみたら、そうそう、やっぱりこの言葉たちはこれからも大事にしたいな〜と思ったので、恥ずかしながらいくつか紹介してみようと思います。 ※こちらはわたしの覚え書きメモなので、実際の表現とは少しちがう可能性

          築40年の家を買ったら、家から自由になれた。

          そろそろ、私たちも家を買おうか......。 今まで何度も話題にのぼっていたものの、真剣に考えはじめたのは今から3年くらい前。ノルウェーから松本に引っ越してきて、生活もだんだんと落ち着いてきたころのことでした。 賃貸だからこれができない。あれができない。 そういった家の制約から、そろそろ解放されたいという想いが溢れていたのもありますし。 子どもが生まれたのも大きかったと思います。 家は人生の大きな買い物。いざ!と物件サイトをのぞきはじめると、いいなぁと思う家はいくつかあ

          家は住めば住むほど、良くなっていく。

          寒い季節がようやくおわり、あたたかくなってくると、今度は虫の季節がはじまるんだね......と我が家ではよく話しています。 今住んでるのは、築40年の家。裏には山を背負っていることもあり、ありとあらゆる虫が身近で生活しています。 最近では、黒いとげとげがついたわりと大きい芋虫(おそらくツマグロヒョウモンの仲間で、蝶々になるのかな…?)が庭中に出現しました。それはもう、芝生の上から窓の冊子部分などありとあらゆる場所に。 このまま庭に住みついてもらうのも困るので、一匹ずつト

          夫婦の家事シェア。分担しないほうがうまくいく?

          「4月はいそがしすぎて、気がついたらおわってた、、、」 子育て中の友人から何度となくそのセリフを聞いていましたが、いや〜、ほんとうにそのとおりかもしれません。 わが家も4月から娘の幼稚園がはじまりました。まいにち、まいにち、あたらしいことを吸収して、目をキラキラさせながら帰ってきます。 夜の7時にソファでコテンと寝落ちしてしまうむすめの姿がぜんぶを物語ってる気がしています。 でも、生活が変わったのは、子どもだけでなく、わたしたち親も同じこと。目の前に次々にやってくる「あ

          夫婦の家事シェア。分担しないほうがうまくいく?