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最近、火曜日が来るのが待ち遠しいのです。

というのも、ディズニープラス「SHOGUN 将軍」のあたらしいエピソードが見られる日だから。
この日になると、朝ごはんを食べながら「紅天じゃー!(ドラマの中の決め台詞です)」と夫と言いながら、夜のドラマタイムがスムーズに迎えられるようにに、1日の段取りをしているほどです。

こちらはもともと、1980年にアメリカで制作・放送されたテレビドラマをリメイクしたもの。当時はヨーロッパでも放送されていたそうで、あちらでも知る人ぞ知る番組のよう。
リメイク版がスタートしたときも、「SHOGUN 見てる?」と夫のノルウェーに住む同僚たちも盛り上がっていたのだとか。日本が話題になると、勝手にわたしごとのように、嬉しい。

さて、今回のリメイク版は「トップガン」の原案者ジャスティン・マークスさんが総指揮監督をして制作しています。出演は真田広之さんや浅田忠信さん、二階堂ふみさんなど、豪華な俳優さんばかり。

ストーリーも豪華なキャストもぜんぶ好きなのですが、何が楽しいんだろうと考えてみたら、「ハリウッドから見た日本」が日本人の私にとって新鮮だからなのかもしれない。

日本人が思う日本とはまたちょっと違うような気がするんです。
海外から見た日本ってこういう感じなんだなぁ、と。そして、それがけっこう確信をついているように感じるのです。
「宿命とは?」「忠誠を尽くすとは….?」そこに、今の日本の土台みたいなものがあるんだよなぁと毎回日々の暮らしに想いを馳せています。

ふと、数年前に両親とともに京都にある石庭が有名な龍安寺を訪れた日のことを思い出しました。

多くの方がそこで一瞬立ち止まり、写真を撮って去っていく中、ひとりの方にヒュンと目が留まります。おそらく海外からの観光客の方のよう。
石庭をこころから味わうように、ただただ長い間そこに座り、その景色を眺めているのです。
するとそれを見た父が「日本人の私たちなんかよりも、もっとこの石庭の良さがわかっているのかもしれないね」と。

本当にそうかもしれない。
日本と海外ということだけではなく、自分のことって近すぎて、案外わかっていないのかもしれない。それに、他のひとの方がよくわかっていることも、思いっている以上に多いんだろうな。そんなことをSHOGUNを見ながらまじめに考えたのでした。

とにもかくにも、普段テレビドラマをほとんど見ない我が家にとって、毎週楽しみがあるということがとにかく嬉しいのです。夫ともに、もうすでに来週の火曜日が待ち遠しくて仕方ありません。
紅天じゃー!





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