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豊かさに気づくことで世界の見え方が変わってきた8カ月。<POOLO6期卒業制作>

2023年8月から始まり、2024年3月に卒業するPOOLO6期。

※POOLOとは、旅を通して自分の可能性を切り拓き、これからのライフデザインを考える大人が集まるオンラインスクール。私は6期生として参加しました。

これはPOOLO6期の卒業制作であり、自省録であり、これからの人生で迷った時戻ってこられるような振り返り投稿。みんなで駆け抜けた8ヵ月の軌跡を、今感じている新鮮な気持ちをありのままに言葉にしてみようと思います。

ちなみにこのNoteの内容のショートバージョン(※一部違った視点もあり)は大切な仲間の1人、しおんちゅが以下のPOOLO生インタビュー記事にて綺麗にまとめてくれていますので、よかったらチェックしてみてください^^
しおんちゅ、素敵な記事をありがとう!!

POOLOに入った理由は世界を広げて人生を前向きにしたかったから。

POOLOに入る前、ちょうど公私ともに落ち込んでいた時期でとても毎日が楽しいとは言える状況ではありませんでした。当たり前だった日々が当たり前ではなくなり、今まで自分を形作っていたアイデンティティに穴が開き、虚無な時間が流れていました。

楽しい時も苦しい時も時間は平等に流れ続けるし、寝て起きたらいつも通りの毎日がやってきます。仕事では何事もなかったように業務を遂行し、笑顔でいつも通りの自分を演じ、帰ったら仮面を外して素の自分に戻り疲れてしまうような日々がしばらく続いていました。

だけど、立ち止まっていても何も変わらないことは自分が一番分かっていました。

ぽっかり空いた自分のアイデンティティに何を詰め込もう?何に投資したらもっと幸せになれる?どうしたら楽しい人生を取り戻せる?

悩むだけ悩みきったら落ち込み期間は強制終了。

思考が前向きになって、情報の見え方が変わってきたタイミングで、SNS経由でPOOLOと出会います。

ご縁ってこんな風に前進し始めたタイミングでふと現れるのかな。

旅は趣味程度だったので、どんな旅好きがいるのだろう、大丈夫かな?と不安を抱えつつも、ここに入れば人生を考え直すきっかけになりそう、全国に人脈が広がりそう、何より絶対今より人生楽しくなりそうという直感と、たった8ヵ月コミットできないならその先の人生も頑張れないな?という元体育会系の良くも悪くもストイックな意気込みで新しい環境に飛び込むことを決意。

無事POOLO生活がスタートしました。

愛着湧いてきた6期おそろいの背景画像

POOLOを通して世界の見え方が変わっていった

POOLOでのキーワードはずばり「豊かさ」でした。
…いや、「豊かさ」って何?抽象的すぎて深く考えたことがありませんでした。言語化が難しいし、正解もない。だけど、POOLOの活動の中では最初から最後まで豊かさとは?を何度も問われ続けました。

卒業を目前とした今、豊かさって、自分の中に眠っていたのにクリアになっていなかっただけのこと、気づいていなかっただけで日常にすぐそばに転がっていたものだったことだったのかなと思いました。

そんな豊かさに気づくことで自分の生き方に影響を与えた瞬間3選を書いてみようと思います。

①ポジティブな自分の一面に気づけた

私はTHEポジティブ人間でもないのに、ストレングスファインダーの強みの1位がポジティブでした。些細なことで落ち込むことも多いし立ち直るのに人より時間がかかるし、繊細な部分もけっこうあります。(もしかしたら人からみると違って見えるのかもしれないけれど)

かつ、人に極力迷惑や心配をかけたくない、自分でできることは自分でやるという変な責任感の強さも相まって、社会人3年目の時には心身ともに潰れて休職寸前まで追い込まれたこともあります。今は元気ですが、当時は自律神経を乱すためお酒もコーヒーも飲めなかったほどでした、本当に大変だった…

だけど、対話やワークを続けていくうちに、
「ここでいうポジティブは根の性格じゃなくて意識づけの問題じゃない?」
「人の良いところを見つけよく褒める、笑顔で励ますこともその人のポジティブらしさみたい」と言ってもらったことで自分にも当てはまりそうな要素があることに気づき、

これまでの人生経験から何度失敗して落ち込んでも絶対なんとかなるしなんとかできる自分がいることをちゃんと知っていたり、困難な場面でも逆に○○だよね、と変換できたり、1on1でメンバーの良いところを褒めたり、主にチーム活動でみんなが安心して対話ができるようなファシリを行ったり、笑顔で前向きでいられるような雰囲気作りを心がけたり…

プライベートでもPOOLO活動の中でもhave toレベルではなくwant toレベルで、誰に強いられるでもなく、ほっとかれても好きでやっていたこれらの思考や行動の源泉は、自分のポジティブな側面から来ていたのだと理解することができました。

強みを強み、好きを好きと、自分の中で明確化できるようになったことは大きな収穫だったし、上記のような思考や行動が得意なんだ私、と認識できるようになったことで、今までよりも格段に生きやすくなりました。

知らなかった自分の一面を知る。そして活かせる。
そんな瞬間が豊かだなあと思った1つ目。

第1ターム発表後に開催した交流会での1枚。これからの活動にワクワクドキドキな頃。

②何もしていなくてもみんなと一緒に同じ時間を過ごす今が一番楽しい、と思えた

「生産性のない時間」を過ごさないこと。一日一生だと思って、有意義な時間を過ごすこと。これが私のこれまでの価値観でした。

そして頑張ることや目標をもって最後までやりきること、が美徳だと思っていた時期もありました。

だからそれらができている時は絶好調だけど、今日頑張り切れなかったな~無駄な時間を過ごしてしまったな~っていう日はひとり反省会をすることもあって、中途半端な自分を許してあげられないこともありました。本当に良くも悪くもストイック。

でも、メンバーとたくさん旅を繰り返す中で学ばせてもらうこともあり、そんな思考は気づいたらだいぶ手放せるようになってきました。

自然に囲まれてぼーっとしていると日常のちっぽけな悩みと対峙するのがどうでもよくなって、大好きな仲間と同じ時間を共有して、ただ生きている、一緒にいる、それだけで最高じゃないかと思えたり。

北海道弟子屈町での早朝カヌーの1枚。2023年ベスト豊か旅。

初めましての人もいた台湾年越しで、海外でもなんとかなる精神を発揮する仲間や臨機応変に対応するメンバーをみて今を自分なりに楽しむ生き方を学ぶことができたり。

2024年も28歳も最高な1年になりそう。みんなと年越しできてうれしかった!

ありのままの自分の悩みを優しく受け入れてくれて、肯定してくれたメンバーがいたり。心地よくてついつい話してしまう素敵空間だったな。

淡路島旅中のスナック企画の1枚。深くて豊かな時間をありがとう。

写真はないけれど、温泉の休憩スペースで6期15人くらいでテレビを見ている時間も、古民家でもくもくと恵方巻を食べている時間も、こんな何気ない日常もシェアできてとっても幸せだなって思っていました。他にも思い出はたくさん。

今までも同じように自然と触れ合ったり、誰かと旅行したり、まったりしたりっていう場面はあったけれど、幸せレベルが全然違う。

『今が一番楽しい』を何度更新し続けただろうか。

それは、旅を続けるごとに信頼関係が上がっていったのはもちろん、豊かさを突き詰めて考えることで、幸せの受け取り方や気づき方が上手になったからなんだと思います。旅は小さな幸せに気付ける感性を磨く最高な手段。

これからもみんなと旅続けたいな〜!!

③足りない部分は補い合えばオールOK

(主に第3タームの)共創活動を通して学んだことです。コミュニティの中には場をまとめるのが上手い人、アイデア出しが得意な人、雰囲気作りが得意な人、軌道修正が上手い人、資料作成が得意な人、いろんな個性を持った人がいて掛け合わせて1つのものを創り上げるのはかなり難しい。

私は大学時代に心理学を専攻していて、その時に履修していた人間関係トレーニングという授業で、共創を行う上で心理的安全性の高い場を作るには、目に見えるチームの課題や会話の内容(コンテント)よりも目に見えないチームの雰囲気やメンバー1人1人の気持ちなど(プロセス)に働きかけることが大事だと学んだことがあるのを思い出して密かにそれを意識していました(※以下の図参照)。

氷山モデルという図。知っている人は知っているのかも?

…と意識してみたはいいものの、トライアンドエラーの連続で、空回りしたこともあったし、さっきの発言大丈夫だったかな?と反省することもあったし、もう少しこうしたかったなと悔しいなと思う部分も多々ありました。

そんな中でメンバーの1人が今日もナイスファシリありがとう、とMTG終わりにわざわざ連絡をくれたことがあって、とても嬉しかったこと忘れません。心がすっと楽になるような、じんわり温かくなるような言葉をさらっと伝えてくれる6期、素敵な人ばっかりだなと感動しました。

試行錯誤ありながらもできない部分は頼る、生かし生かされ合うことがだんだん上手になってきて、1人では決してできなかったこともみんなとなら遠いところまで来れるんだ、豊かな世界を創る小さなアクションができるんだと知ることができました。

チームのアクションイベントでの1枚。コミュニティの力って無限大。

みんなで1つのものを創り上げて、想いが、相手に届けられた瞬間。
私はとっても「豊か」だなと感じました。

自己ビジョンの変化

旅とPOOLOでの活動を通してビジョンも変わっていきました。

はじめの自己ビジョン(=理想の状態)は、自分の最大限にできることで(強みを最大限に発揮することで)、周りの人も自分も大切に幸せにできている状態。

だったのですが、このビジョンでは裏を返せば強みを最大限に発揮できていない時は自分を大切にできていなかったし、自分が豊かじゃない状態では利他になれていなかったことにふと気づきました。

だから、これからの自己ビジョンは、

小さな幸せを一瞬一瞬噛みしめながらありのままの自分を愛して生きる。強い自分も弱い自分も全部受け入れる。

第4Q発表資料より

どんな自分でいても受け入れてくれる温かいメンバーのおかげでありのままの自分をより愛せるようになったし、幸せな瞬間が増えた。

そういえば人が困っている時悩んでいる時大丈夫だよ、はよく声かけるけれど、自分には今のままで大丈夫だよ、はそこまで言えてなかったな。

人並み以上には頑張っていないと、何かをしていないと、人の役に立っていないと、認められていないと、しっかりしていないと、ありのままの自分が好きとは思えていなかったから。

これからは何にもしていない自分でも愛して生きていきたいし、今よりもっと周りの人に愛を還元していきたいです。

これからのこと

旅している時みたいに自由な選択肢を持って生きていきたい

私は何か行動を起こす時、やりたいと思う時に目的やきっかけは何でもいい(というかむしろなくてもいい)と思っています。

…なくてもいいってことはないか。笑
目標や目的に縛られて何も動けないくらいなら、なくても動きながら考えればいいと私は思っています。

だって、旅する時もある程度行く場所は決めるけれど、そっから自由に気分に合わせて選べた方が全部決めるより幅があって私は何倍も面白いと思う。

私の今やりたいことは、全国のゲストハウス巡り(もっと色んな人と交流したい)、住む環境を変えてみること、社会人大学院(教育・心理学系)に行くこと、英語やお金の勉強をすること、など色々あります。

でも全部やれなくてもいいな、とも思います。
やりたいことを宣言することでプレッシャーになって自分を縛りたくはないから。

心の声に従って、1つ1つそれは本当にwant toなのか考え行動し続ける。人生時間は有限だしできるだけ動いていたいけれど、この先何があるかわからないし、その結果、現状維持だとしてもそれはそれでいいかなと思います。

POOLOには自分を活かす生き方や豊かさの受け取り方、ワクワクするような選択肢などたくさんプレゼントをもらったので、入る前の自分より、今のほうがもっと遠くまで飛べるようになっているはず!

台湾年越しの帰り道。飛行機の窓からみえた綺麗な夕焼け。

さいごに

ここまで長文読んでくださった方ありがとうございました。また、お世話になった6期メンバー、運営の方々、8カ月間本当にありがとうございました。いろんな想いがあって同じタイミングで奇跡的に出会えてPOOLO入って本当に良かったです。

私の今年の目標が、「大好きな人と大好きな場所を増やしていくこと、今ある関係性を大切に続けていくこと」なので、今後ともずっと変わらない関係性で一緒に人生歩んでいけたらいいなと思っています。これからもよろしくお願いします!

おわり。

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