ジョージア伝統合唱
南コーカサスの国ジョージア(グルジア)。かつてはソ連邦の一共和国だったが、今は独立国だ。
ジョージアは度重なる他国による蹂躙から豊かな国土を守り抜いた歴史と風土を背景に強い愛国心と誇り高い民族性を誇る。
そんなジョージアで生まれた男声合唱は世界に誇る同国の至宝だ。
2001年に、ジョージア・ポリフォニーは、ユネスコの「人類の口承および無形遺産の傑作」第一号に指定された。
2024年8月2日(金)、新宿三井ビルディング55HIROBAで開かれている芸能山城組創流50周年記念ケチャまつりの一環としてジョージア伝統合唱が披露されたのを聴いた。
オープニングは「ナドリ」でトウモロコシ畑を耕す時に歌われるという。
続いては「ディアンベゴ」。そういう名前を持つ美しい娘のことを歌っている。三曲目は女性ソリストが加わった「オロヴェラ」。静かな哀愁を帯びた曲で、種まきや収穫の厳しさを和らげてくれるのだそうだ。
四曲目に披露されたのは「ムラワルジャミール」。ジョージアでは酒盛りや宴会で欠かせない歌。参加者の長寿や健康を祈って歌われる。
ちなみにジョージアは6000年のワインの歴史を誇る。これは世界で最も古くからワインを飲んできた国だ。
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