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本田貴哉日本画展
新潟県長岡市在住の日本画家である本田貴哉(ほんだたかや)さん。彼の個展「-日々の輪郭ー」がみつけ市民ギャラリー(新潟県見附市昭和町2-4-1)で9月24日(日)まで開催中だ。
日常の風景の一瞬を切り取った構図からは、地元の人々の気配や景色の静かさが入り混じっている。今展では、長岡の風景や、学生時代を過ごした金沢の風景を中心に、昆虫や花など身近なものを描いている。
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本田さんは挨拶文で次のように書いた。「私は主に、日常の風景をテーマに制作をしています。日々生活を送る中で、なんの変哲もない日常の風景を目にしたとき、不意に既視感やノスタルジーを感じることがあります。それは、その普遍的な景色が自身の記憶やさまざまな思い出と結びつき、そのように感じさせるのではないかと考えています」。
「何か惹きつけられるような魅力を日常の景色から感じ取り、自身だけでなくご覧になられる方々にも共感いただけるような作品作りを目指しています。さて、以前取材した場所を再び訪れたときに、そこに新しい家が建っていたり、元々あったはずの木がなくなっていたりと、様子が一変していることがしばしばあります私はそのたびに時間の流れを実感し、見ている景色を介して「今」を感じるような気がします。そして、「今」の輪郭を捉え、表現することができればと考えています」。
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本多さんは1994年生まれ。新潟県長岡市出身。金沢美術工芸大学・美術工芸学部・美術科・日本画専攻を卒業。同大大学院・美術工芸研究科・修士課程・絵画専攻・日本画修了。地元の長岡で作家活動をしている。日本美術院院友。2019年、第19回福知山市佐藤太清賞・公募美術展・日本画の部佐藤太清賞受賞。その他受賞多数。
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開館は午前10時から午後9時まで(入館受付は午後8時半まで)。最終日は午後4時まで。休館日は9月19日(火)。連絡先は0258-84-7755まで。
9月17日(日)午後2時から3時までの予定でギャラリートークが予定されている。申し込み不要。展示室1・2まで。座席はなく、本田さんと一緒に会場を回り、作品や日本画について話を聞く。