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クウマ雑日記「編集のぐっとくるところ」1月23日(木)

次号うしぼく通信のネタが集まってきて、方向性も固まってきた。
取材したり、会話を交わしていくと最初の方にイメージしていた読後感や仮説と微妙にズレが生まれている。
このズレに柔軟に対応するところに予想以上のおもしろさに発見できると
頭で理解しているけど、実際なかなかできず、謎の執着が勝ってしまう。
そのため、デザインで伝えたいものって何か詰まってしまったり、
直接的な表現しか思い付かず、なんか違うな〜〜と、、、動けなくなる。

結構空白な状態でレミさんに話を聞いてもらう。
紙には手が止まって動けないサムネイルと周りにはランダムに集めた言葉たち。
(初期のサムネイル制作途中の未熟な紙捨ててしまった。。。残しておこう。)
関連している言葉やヒントになりそうな近いものを並べているのだが、
レミさんが毎回気になる言葉は、
自分の中では結構遠くて使えない言葉と思い放置しているもの。
「え、、、これですか?」みたいな反応になる。

『魚の目に水見えず、人の目に空見えず』
魚には水が見えず、人には空気が見えないように、あまり身近なものはどんなに大切なものであっても、かえって気づきにくいということ。

「ないものではなく、あるものに意識を向けよう。」は聞いたことあるかもしれないし、自分の強みの棚卸しの時に実践したりする。
「ない状態があること」と転換して考えることはあまり言われてこない。
それに気づいて理解することも大切な学びのひとつとしたい。
今回の取材からも繋がりが見えてきた、、、!
そして、あらゆるものを混じり合い、繋がりをうむ有機的な「水」へ
目を向けることができ、前進することができた!

編集者の視点、発想、想像、表現を隣で見ている時
本当におもしろいと感じる。
今はおもしろくできないことに悔しかったりするが、
できるようになったら絶対おもろいやん。という気持ちで
頑張れたりするのでした。

遠く思える文脈を、混ぜ続ける。
KUUMAらしい瞬間だった。

うしぼく通信vol18をお楽しみに〜♬

筆:KUUMAきただめぐみ

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