人生ってちょっと簡単でちょっと難しい。
人生、想像してたより、遥かどうってことないなってときありません?
小学一年生だった頃、六年生は大人に見えた。
サンタクロースは魔法の世界に住む心優しきおじいさんだと思ってた。
高校生活はラブコメで見たキラキラしたアオハルだと思ってた。
大学生になれば、親元を離れれば、何か変わるんじゃないかって感じてた。
でも、どれもそんなことなかった。
昔から、目の前に立ちはだかるいろんな問題に対して、ワクワクよりも不安を抱く性格だった、だからたくさん逃げたし諦めた。
でもいざやってみると/なってみるとなんだこんなことで悩んでたのかよってなることがいっぱいあった。
大抵の場合、物事を何倍にも見積もってるのは自分自身であって、いつも首を絞めてるのも自分自身だったことに気付いた。
そして私は自分の弱さを見つけた。
私の弱さは、自分を許せないところにあった。
何か新しいことに挑戦する時、
何かに立ち向かおうとする時、
その時見直すべきは壁の高さでも自分の能力でもなく、『自分がどこまで自分を許せるか』、にあったとその時に気づいた。
私はずっと、新しくすること、なることに対して、
自分の失敗を自分が許せなかった。
自分が派手にこけてしまうのが恥ずかしかった。
でも死ぬわけじゃないんだし、
しかも案外なんとかなっちゃうのが現実だし、
悩んで苦しんでる方がよっぽど死だなって今なら思う。
ここからはあくまでも持論だけど、完璧じゃなくたっていいと思うんです。
「案外こんなもんか」ってくらいの成功も幸せだと思うんです。
だって毎日違った夕焼けが見れて、
美味しいご飯が食べれて、
好きなことをできる時間がちょっとでもあれば、
人生、十分素敵じゃありません?
全部できなくたって、このうちの一つができるだけでも素敵じゃないですか
生きている限り、命を失わない限り、
どんなことも「案外こんなもんか」って思えることが、人生のちょっと簡単なところだなって思うんです。
とりあえずはこれから先、きっとあなたが想像してることの9割はたぶん『案外こんなもんか』って未来のあなたが思うだろうから、悩むだけ損じゃないですか。
でもそれに気づくまでに時間がかかるから、
そう簡単に割り切れなかったりもするから、
そしていつかは死を覚悟しなきゃいけない壁にぶつかるときが来るだろうから、”人生”ってちょっと難しいんです。