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『ヘビのビビ』


 急いで。とにかく走って・・・早く確かめたい。こんなこと相談できるのは、この世に一人だけ。玲香ちゃんしかいない。
 ハァ、ハァ、ハァ、・・・ハァ・・・。

「どしたの? 血相変えちゃって・・・」
 高校が別々になったことで、玲香ちゃんと会う機会が格段に減った。〝相談したい〟という気持ちの半分は、玲香ちゃんに会いたい口実だ。
「ていうか、」
 泣きそうじゃない? と言いながら私をおうちに上げてくれた。よかった、いつもの玲香ちゃんだ。

 玲香ちゃんちは一軒家で、二階に玲香ちゃんのお部屋がある。たぶん夕食中だったろう、そんな雰囲気を家の中に感じながら、私は階段を昇った。玲香ちゃんの細い脚を見つめる。うなじが少し見えるくらいに切った髪を見つめる。そしてこのあと、どう切り出すか考えた。ついにこのときが来たんだ。思い切って聞くしかない。

 部屋の明かりの下、玲香ちゃんが薄い化粧をしていることに初めて気づき、そのことを口にした。高校生になったんだから、お化粧に興味を持つなんて当たり前なんだな。私とは大違い。玲香ちゃんはもともと可愛らしい顔立ちをしてるのに、さらにきらめくような可愛さになってる。

「で? 何があったの?」

 玲香ちゃん・・・。
 私は絨毯に正座をして、背筋を正した。

「私のこれ、見える?」

 こんなことを聞く日が来るなんて。私は質問しておいて、右手で頭の上を指したまま、まぶたを強く閉じてしまった。玲香ちゃんの表情を見るのがこわい。
「これ? ってもしかしてヘビのこと? うん、見えるよ。麗ちゃんの頭の上ってヘビがいるよね、いつも。長い髪に身を隠すみたいにして」
 え・・・! 見えてる? 〝ホントに?〟ていう気持ちで目を開けたけど、焦点は合わなかった。私はそのまま、ぼんやりと玲香ちゃんの言葉を聞いた。
「それにしても、やっと言ってくれたんだ。あ~長かったなぁ~。最初はさぁ、私、自分の目がおかしくなったのかと思ってびっくりしちゃったんだから! 霊感ある? みたいな。だって他の人には見えてないようだからさ。まぁでもすぐに、麗ちゃん自身にも見えていそうだってこともわかったし、麗ちゃんもそれを気にしてるっぽかったから、言わずにいたんだ。いつか麗ちゃんから話してくれるだろう、て思って。・・・あ~スッキリ! それで? インドの人はみんなそうなの?」
 私はインド人のママと日本人のパパとの間に生まれたハーフだ。ママは私が中学生二年生のときに亡くなってしまったけど。
「そんなこと、あるわけないじゃん」
 声が震えてしまった。玲香ちゃんの言葉が眩しくて、眩しすぎて、クラクラして声が震える。
「玲香ちゃん、いつから見えてたの?」
「中二のとき」
 私が見え始めたのと一緒だ。あの時から玲香ちゃんにも見えてたんだ・・・。

 中学二年生の春、家の引っ越しで転校した。人と接することが苦手で環境に溶け込むことが下手な私は、友達の作り方がわからず、転校初日に偶然帰り道が一緒になった玲香ちゃんだけが言葉を交わすことのできる友達になった。他の人たちは、いつも下向いて小声で話すような少女に興味がわかなかったのだろう。いえ、実際は私から壁を作っていたのだけど。人生なんて下を向いたままでも歩いていける──そんなふうに考えてた。それでも、内気だからとかハーフだからという理由でいじめられたわけではないし、いつもひとりぼっちだとしても家に帰ればママがいたから、寂しくはなかった。いま考えれば、私の人生で喜怒哀楽を伴って会話したのは、ママと玲香ちゃんだけだ。

 その年の夏、ママが病気で亡くなった時は、泣いた。ただでさえ下しか向いていないような女の子なのに、周囲から全ての明かりを奪われたみたいに気持ちが真っ暗になった。その頃だったと思う。鏡に映った自分に向かってボソボソと語りかけるようになったのは。
 学校から帰るとずっと鏡を見て、寝る前にもずっとずっと鏡を見てた。そうしているとすごく落ち着いた。このことは玲香ちゃんには言ってなかった。
 そうするうち、いつしか鏡の向こうに、私の話し相手をしてくれる蛇が現れるようになった。頭の上でペロペロと舌を出し、その体を私の首に巻きつけた。怖いとかキモチ悪いとかは一切思わず、その存在を自然に受け入れた。話しかけるために呼び名が必要だったので、ヘビのビビちゃんと呼ぶようになった。ビビちゃんがいなければ、そして玲香ちゃんがいなければ、ママを亡くした私は、硬い殻の中に閉じこもったままだったかも。喜怒哀楽を知らない人生を送っていたかもしれない。

 ある日、学校のトイレの鏡にもビビちゃんが映ったときには、混乱してしまった。とっさに頭を手で覆い、そのあとも、本当に周りの人には見えてないのか、最初は半信半疑だった。だって、こんなにリアルな蛇がいるのに、みんなには見えないなんて!
 でもすぐにわかった。本当に他の人には見えていないんだ、ってこと。そうすると、ビビちゃんはどんな鏡にも映るようになった。ガラス窓にも、水たまりにも、登校中のカーブミラーにも。

 ああ、私がそうやってビビちゃんとの生活に慣れていく間、玲香ちゃんは私を気遣って何も言わずにいてくれた。一人だけで悩んで、何も言わず私を見守っていてくれた・・・。

 不意に涙が滲み出て来るのを感じた。
「それにね、わかるんだよね。いま麗ちゃん泣きそうでしょ? でもそれは悲しいからじゃない。その子を(といってビビちゃんを指す)見れば何となくわかっちゃうんだ」
 だって、こんな私なのに、お友達でいてくれたんだもん。今までキモチ悪いとか言わなかったんだもん。
「でもさ、さっき玄関のときは本気で泣きそうだった・・・。何かあった?」
 そうだった。それで玲香ちゃんに会いに来たんだ。
「・・・あのね、聞いて。さっきね、コンビニの前で同じクラスの男子と偶然会ったの。それで、目が合うなり『お。長尾。・・・それ、飼ってんの?』って言ったの。私、何も考えずにその場から走り出して、どうしたらいいかわからなくて、玲香ちゃんちに来ることしか思いつかなかった・・・。『飼ってんの?』って、見えてるってことだよね? 私、どうしよう」
 玲香ちゃんは少し驚いたように目を丸くしたあと、一瞬止まった呼吸を取り戻すように小さく息を吐いた。
「環境って、人を変えるね~。それとも、そういう年ごろだから? やっぱそうだよね~」
 そんな意味のわからないことを言いながら、絨毯に膝を立て、両手のひらをバタバタさせて四つん這いで近づいて来る。うつむきがちな私の顔を覗きこむような姿勢になった。
「麗ちゃん・・・」
 ハイ・・・。
「恋しちゃった?」
「へ?」
 私が? 恋・・・なんて。全然。だって私なんて。ほら、こんなだし。
「絶対そうだ~」
 それから玲香ちゃんは、長々とビビちゃんについての持論を語った。

 玲香ちゃんによると、ビビちゃんの姿が見えるのは、私が強い感情を持つ人だけ、だそうだ。私が大好きな人・・・玲香ちゃんのような。そして私が大嫌いな人。
 それを理由づける、ある出来事が以前あった。中学二年生の時だ。私には嫌いな先生がいた。生徒の頭をノートで叩いたりしたし、何かと私の態度を注意することが多かったからだ。ある日その先生から「長尾、学校に蛇を持って来るな。それはペットか」と言われたことがある。一瞬ドキッとしたけど、同じクラスだった玲香ちゃんが「先生、何のことですか?」と言ってくれて、助かった。玲香ちゃんもキライな先生だったらしい。あとで職員室に呼ばれたけど、他の先生とも話が通じず、その後は何も言われなくなった。なぜあの先生には見えたのかという疑問は、当時は気にしないことにした。何も言われないのならそれでいい。話を蒸し返したくなかったのだ。
 その先生に対するビビちゃんの姿勢は、敵を威嚇するような殺気立ったものだったとか。逆に好きな人(玲香ちゃん)に対しては、舌をペロペロ出して穏やかなのだそうだ。普通なら私自身がとるべき態度を、ビビちゃんが代わりにやってくれる──これが玲香ちゃんの見解。

「つ、ま、り、その男子が平然と声かけた、ってことは、威嚇してたわけじゃないでしょ? それは麗ちゃんがその男子に好意を持ってる証拠なんだよ。どうよ。何か思い当たることがあるでしょ。自分の心に聞いてごらん」
 えっと、白咲くんといえば、思い当たること・・・ある。つい昨日のことだ・・・。

 私が通う〝蛇の道高校〟では、皐月祭と称してプチ文化祭的なものが毎年五月に開催される。新学期が始まって、新しいクラスの和を深めようというわけだ。準備期間もそれほど無いため、各クラスの出し物は、合唱とか全員縄跳びとか、比較的短期の練習で実現できるものだ。そんな中、全校規模で参加する催しもあり、その中のひとつが「ミス蛇の道・ミスター蛇の道」。各クラスから男女ひとりずつが選抜され、各学年で予選のあと、最終選考は全校生徒の前で何かパフォーマンスをする。ミス・ミスターと言っても水着審査があるわけではなく、あくまでもパフォーマンスの内容で決めるみたいだけど、ミスというからにはそれなりに花のある子が選ばれるのだろう。私には無縁だ。・・・と、思っていた。
 他に、推薦する人はいませんか? という皐月祭委員の言葉をうわの空で聞いていた。私は、こういうクラスの議論の時間とか、道徳の時間とか、興味のない時間には何をしていいのかわからない。たいていの場合、早く終わらないかとボーっとしている。
「長尾がいいと思いまぁす」
 急に自分の名が聞こえ、ハッと目が冴えた。長尾ってこのクラスにひとりじゃなかったっけ? 私? クラスじゅうが〝長尾って誰だっけ〟って雰囲気に包まれた。私は、バツが悪くて下を向いた。

「当然、クラス代表に決まったのは別の女子だけど、私を推薦したその男子が白咲くんだったの」
「シロサキ・・・」
「いやいやでも、そそそそれから何があったってわけじゃないよ。そのあと白咲くんが『勝手に名前出してごめんな』って言いに来たり、全然そんだけ。あ、でも『本当に長尾がいいんじゃないかと思った』とか言ってたかな~。忘れちゃったな。だって男子に話しかけられるなんて生涯初めてだったし。といってそんなことで舞い上がったりしてないよ、いいい委員会で男子と話したことあるし!」
「麗ちゃん」
「・・・なに?」
「顔、真っ赤。ビビちゃんが煮立っちゃいそう」
 そ、そっか。私、少し落ち着こう。お手洗いを借りよう。洗面所でビビちゃんの様子も見たいし。
「ところでそのシロサキってのは、もしや白咲ジャスティン?」
「ジャスティン? 外国の人? てか、玲香ちゃん知ってるの?」
「これだから困るねぇ~。本当に同じ中学校だった? 我が校でイチニを争うモテ男子だったじゃん! 家も確かこの近所だし」
「あああの、私ちょっと、トトトイレ行ってくる」

 どうしよう。私、どうしたら・・・。
 洗面所の鏡に映るビビちゃん。本当に煮立っちゃいそう。少しのぼせているように見える。ごめんね。

 ちょっと落ち着いた。
 よく考えれば、どうすべきか、分かりきったことね。私はビビちゃんを守らなきゃ。何と言っても、ビビちゃんは私自身なんだから。誰にも心を開くことなく生きていく。それが私の人生だわ。そういう運命だし、私はそれで構わない。そうすれば、誰にもビビちゃんは見えない。騒がれることもない。
 もしも、もしも寂しい時があったら、その時だけ少し玲香ちゃんのお世話になればいいのよ。頼れる玲香ちゃん。玲香ちゃんが男の子だったら良かったのに。
 白咲くんは、恋なんかじゃない。ちょっと興味が湧いただけ。いつか、その興味は薄れるわ。それまでは白咲くんを悩ましてしまうことになるけれど、たぶん少しの間だと思う。
 だよね、ビビちゃん。
 最悪の場合、〝キモチワルイ女〟みたいな噂が広がるかも。・・・それも受け入れるしかない。
 人と関わらずに行きて行くことは、案外、心地良いものなの。誰にも気をつかわずに、自分の世界に閉じこもっていればいいんだから。簡単なものよ。
 だよね、ビビちゃん。

 玲香ちゃんの部屋のドアを、そっと開けた。玲香ちゃんは、小さなテーブルのうえに置いた鏡に顔を近づけていた。私の姿をチラッと見る。
「化粧ってさ、すごいんだよね。自分のイヤな部分を隠してくれて、好きな部分をきらめかせてくれる。姉ちゃんからおさがりもらってホントよかった」
 私は静かな笑みを浮かべて、元いたところに座り、鏡を見つめる玲香ちゃんの言葉を聞いた。
「マイナスをプラスにして、プラスをプラスにするなんて、ミラクルだよ! 化粧で本当の自分を隠す、とか、素顔じゃないことをネガテイブに捉える人がたまにいるけどさ・・・化粧した顔も、自分自身なんだよね。紛れもなく自分なんだよ。〝これが私だ〟って、堂々としてていいのよ」
「玲香ちゃん、キラキラしてる」
 本当の感想だ。
「麗ちゃんは何か深い決意をしたのかな、そんな顔してる」
 私は言葉無く頷いた。
「その決意、本当にいいの? 焦って結論出さなくていいこともあるよ?」
 もう一度頷いた。
「麗ちゃんが落ち着いて考えた結論なら、何も言わない。でも、もし気が変わったり悩んだりしたら、これからも相談に乗るから。声かけて」
 今までで一番大きく頷いた。玲香ちゃん、大好き。
「そんで今度はさぁ、私からお願いがあるの。明日ショッピングに付き合ってくれない?」
「うん、行こう」
 玲香ちゃんとお出かけするのは久しぶり。本当は一人で静かに過ごしたい気分だったけれど、玲香ちゃんと一緒なら・・・。


 次の日の朝、玲香ちゃんちで待ち合わせて、バス停に向かう途中、玲香ちゃんがあるおうちのインターホンを鳴らした。ピンポーンの電子音のあと、おうちの人の声がする。表札を見ると、白咲、とある。
 白咲・・・! ちょっと、玲香ちゃん!
「錦といいますけど、ジャスティンくんいますか」
 玲香ちゃんがこちらに向き直る。
「おせっかいになっちゃうかな、って悩だんだけど、あまり気にせずに今日は付き合ってほしいの。二人をくっつけようとか大それたことは考えてないよ。明日からまた学校始まるし、その前にもう一度ビビちゃんの姿を白咲くんに見せておけば、明日へのクッション材になるんじゃないかな、って思ったの。その上で、どんな生き方をするかは麗ちゃんの自由。それは変わりないよ」
 玲香ちゃん、私以上に私のこと考えてくれてる。また涙が出そう。
 玄関のドアが開いた。
「お、錦、久しぶり。どしたの? あ、長尾も、おはよ」
「今日ヒマ? もしよかったらショッピングに付き合ってほしいんだけど」
「俺? 女子の買い物に興味とか・・・」
「ないの?」
「・・・ある! ちょっと待ってて」と言って閉めたドアがすぐ開き、白咲くんが顔だけを覗かせた。

「そのヘビっこ、いつも一緒なんだな」

 この瞬間、私の中で何かが起きた。私は言葉を返せず、棒立ちでもう一度閉まったドアを見つめたまま。・・・何この感覚。今までにない、目の前の道が拓けた感覚。まるで白咲くんの言葉が異次元の世界に旅立つおまじないだったかのように、瞬間的に違う世界に移動してきたみたい。周りの景色は変わらないのに、世界が明るい。
 ビビちゃんのこと、特別視しなかった。
 隣で玲香ちゃんが今日買いたい化粧品の名前とか、高いとか安いとか、大人の女子がどうとか言っているけど、耳に入って来ない。
 大人の女子・・・。大人の私。今まで想像しようとも思わなかった。でも不思議と今ならイメージが湧く。大人になった私。どんな生き方をしているかはわからないけど、化粧をしておめかしした私。頭の上にはもちろんビビちゃんがいる。
 いろいろな感覚がこみ上げてきて、今の気持ちを言葉で表すのは難しい。期待とも不安とも違う何かが、体じゅうの皮膚にまとわりつく。少しだけ心地よくて少しだけむずがゆい。・・・これが前を向くってこと? 下ばかり向いていた私にはわからない。でもひとつ言える確かなことは、この感覚をもたらしてくれたのは玲香ちゃんだ。

「玲香ちゃん・・・大好き」
「知ってるよ。ビビちゃん見えてるもん」少し意地悪そうな笑顔を見せた。「見える人がどう受け取るかは、その人の問題。麗ちゃんは麗ちゃんが思う通りに生きればいいんだよ・・・。これから越えなきゃならない壁が、たくさん現れるとは思うけど」
 うん。
 その時はまた自分の殻に閉じこもってしまうかもしれない。だけど──。
「だけど一歩ずつでいいんだよ。一歩ずつでも前に進んでるんだもん。・・・ていうのを、麗ちゃんが教えてくれたんだよ、あの日」
「え・・・?」
「中二で初めて出会ったとき、麗ちゃん、靴箱探してた」
「憶えてる。私、登校初日で自分の靴箱の場所を忘れちゃって」
「実は私、あの時めっちゃ落ち込んでたんだ。地を這うくらいに落ち込んでた。そんな時にさ、麗ちゃん『私ひとつずつのことしか覚えられなくて』って言ったんだ」
 そんなこと言ったかな、憶えてない。でもそれは靴箱の場所を忘れた言い訳・・・ただの言い訳だったかもしれないのに。
「それを聞いた時にさ、あぁこんな暗い子でも何かをひとつずつこなしながら生きて行けてんだなぁ、って」
「じゃあ、あの時靴箱探してなかったら?」
「私たちの出逢いは無かったかもね。ただのクラスメイトで終わってたかも。だから私、麗ちゃんがああ言ってくれて感謝してるんだ」
 感謝・・・。
 麗ちゃんの笑顔と同時に、玄関が開いて白咲くんが飛び出してきた。さっきと違う服装になってる。
「お待たせ! どこ行くの?」
「バスに乗る~」
「よし、行こうぜ」

 あの日出逢った奇跡が今日に繋がった。あの日が無かったら、違う今日になってた。今日という日も、どこかの未来に繋がるのかな。
 小走りで二人の背中に追いつく。
 どこに繋がっていてもかまわない。今日この時から続く未来なら、大切にしたい。もし、寂しい未来だとしても受け入れるしかない・・・。できるよ、だって同じ世界に玲香ちゃんがいるんだもん。

 だよね、ビビちゃん。


おわり


<他のストーリーへのリンク>
https://note.com/kuukanshoko/n/n4251357b90d3



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