【空間論5】プラトン立体
宇宙創成について語るプラトンの対話篇『ティマイオス』。「宇宙の身体」篇では、宇宙を構成する「火」「空気」「水」「土」という四元素を「正多面体」に結びつける独特な空間理論が示されます。
プラトンが主催する学園アカデメイアの入口には「幾何学を知らざるものは入るを許さず」と大書されていたといわれるように、プラトンは幾何学を重視し、幾何学を用いて宇宙を説明しました。
これに因んで、正多面体は「プラトン立体」と呼ばれます。
プラトン立体(Platonic solids)
四元素説