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朗読LIVE 167 海の青と空の青(前半)
海の中には、変わった姿の生き物がいる。人間からみたら奇怪でも、生きていく理屈が違うんだから、それぞれに理由がある姿なんだろう。
ニンゲンは姿に関わらず、あれこれ食する。可食部だけにすれば美味しいと思ったとしても、やはり元の姿を思い浮かべると、どうも箸の進まないものもある。昆虫なんかは、やはり抵抗がある。蜂の子をガクブルしながら食べてみたら、案外いけちゃった経験があるのに、姿を見えなくしていてもあまり気が進まない。
だが、海のものは案外いけてしまう。甲殻類なんて、昆虫的だけど、全く問題ない。ナマコもアンコウもタコも、最初に食べた人すごい、食べ方を考えた人すごい、と賞賛の気持ちになる。
姿がどうと言うよりも、そもそも食べ物と認識しているかどうかの違いなのだろうか。
海の青と空の青(前半) 北大路魯山人
朗読は、35秒過ぎからです。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/card59654.html
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