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朗読LIVE39 梅にうぐいす(前半)
梅の季節の第二弾。
梅にうぐいす、はあまり見たことがない。よく見るのはメジロだ。よく似ているが、目のまわりが白くなっている。…と、スタエフで喋ってから気になって調べてみると、実は自然観察する中では、梅にはメジロがよく来るようだ。
梅にうぐいす、というのは、実際そうだから、というのではなくて、詩歌、絵画における、いい取り合わせでしょ、という代表格らしい。出典は中国の古典らしいが、本国ではあまり流行っておらず、日本ガラパゴス的に盛り上がったようだ。飛鳥時代にはすでにその取り合わせが見られており、平安に入ると、梅にうぐいすの和歌がじゃんじゃん出てくるということだ。
これが今の現代にまで残っている(刷り込まれている)って、よっぽど何かしっくりくるものがあるんだろうな。春を呼ぶ声と花、香り。季節をちょっと先取りしていることで、あたたかくなったら、と期待をふくらまさせてくれていいのかもしれない。そうか、メジロだと、視覚情報だけだものね。
梅にうぐいす(前半) 北大路魯山人
朗読は3分のちょっと前からです。
(今日は短めです。)
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