『ぱるるのおひとりさま論』感想ーとても励まされた
昨日、『ぱるるのおひとりさま論』を読み、とても励まされました。
この本は、女優で元AKB48のぱるること島崎遥香さんが、「おひとりさま」として生きる中での、人に対する価値観や、1人暮らしの暮らし方、悩みの解決方法などを語ったエッセイです。
ぱるるの言う「おひとりさま」は、ただ単に結婚していないとか、恋人がいないとかを指すわけではありません。私はこの本を読んで、ひとりをベースに、ひとりを楽しめる生き方のことかなと解釈しました。
私も、「おひとりさま」タイプです。
回転寿司も焼肉も、札幌も名古屋も、ひとりで行って楽しめます。
人付き合いは苦手で、友達は少ないです。
実は、ちょうど、「おひとりさま」に関係するモヤモヤを抱え、疲弊していました。
大きかったのは、3月末から、事情があって住む場所に困った同性の友達が、私の1人暮らしの家に居候していたことです。2週間ほどで私に限界がきてメンタルが崩れ、その子がいるのに布団をかぶって泣いてしまってました。(そんな私を見たからか、現時点では、荷物が残されていますが、出て行ってくれています)性格の合わなさや、その子が義理を欠いているように思えたこともあったのですが、
「〇〇(私の名前)ちゃんは、ひとりが好きなんだね」
「人といることがストレスになるんだね」
と言われる始末でした。
確かに・・・と思い、自分ダメだなあ、このまま一生1人暮らしなのかなあなんて思ってました。
それから、基本的に一人で推し活をしていること。
大人数のファンコミュニティの様子も目にするのですが、私は行けないな~と思ってしまいます。
(仲良くしてくださってる方には心底感謝してます。)(機会があれば行ってみたい気持ちもあります。)
そんな私にぱるるの言葉が沁みました。栄養を心と体に行き渡らせてもらった気がします。自分が、ひとりが好きなことに改めて気づかせてもらったし、それでいいんだと思うことができました。もっと、楽しんでやろうという気持ちになりました。
特に、「ひと付き合いは嫌いだけど、好きな人はいる」
「おひとりさま=他人を拒否しているわけではない」
というところにとても共感して、うまく言葉にしてくれてありがとう、と思いました。
それから、私はずっと結婚についてもモヤモヤしていました。
芸能人が結婚した時のものすごい祝福がよく分からないし、
自分がいつか結婚する前提で話を進められることがあると身構えてしまうのです。
ぱるるの結婚観に触れ、「こういう考え方もあるんだな、あっていいんだな」と思うことができました。
ぱるるのことは、少し知ってるくらいだったけれど、この本を通してとても好きになりました。写真も素敵でした。
『ぱるるのおひとりさま論』をこれからの私の人生のお供にしていきたいです。