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【イギリスひとり旅】Vol.11 ユニオンチャペル Jacob Collier
リヴァプールからロンドンに戻ってきて、
Elephant & Castle St. の近くにあるホステルへ
ここでの4泊の間にも沢山出会いがあった。
夕方、ロンドン中心部より少し北にあるUnion Chapelへ向かう。立派な造りの礼拝堂に入場待ちの人の列。空いていたので2階席へ。
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Jacob Collier
2022年秋に“ジェシーワールドツアー”で来日してくれたときに、大阪のBigCatのライブハウスで頭が吹き飛ばされるほどの衝撃を受けた。“生きていたいと思うために生きていたい”と感じたあの根源的な体験。ひと月前にイギリスの航空券をとった直後にユニオンチャペルでのライブが発表され、チケットを取れた。今回はMadison Cunningham, Chris Thileとの3人編成の”The Quiet Quartet“(カルテットの4人目は🤫) 一夜だけのスペシャルコラボ。
1階席にはJacobのお母さんSuzie Collierを見かける。2回あったライブのうち1回目には、クイーンのブライアン・メイが来ていて、Somebody To Loveがセトリに入っていたそう。
このライブの翌日には、ロンドン北東部のThe Heritage & Arts Centerで3人の“Summer Rain”の曲が録音されることになる。
それと併せて、青い服を着て集まった人たちがコーラスに参加した“Little Blue”の録音も行われた。翌朝は寝坊したので、Jacobのインスタのストーリーの参加者募集には間に合わなかったけれど、同じくして近くを散歩していたのがなんか無性に嬉しい。
ライブで初お披露目のSummer Rainの演奏には、なぜかグラスミアの石造りの家が思い浮かんだ。青い草原へ一気に開けて、上空に旋回しながら舞い上がっていく幻想。夢中で声を響かせる。会場が一体になってふるえて、音が身体を貫いてぐるぐる回っていく。観客のChoirに“Wild Mountain Thyme”が重なる。
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その日の上機嫌な旅日記より
8/31
魔法に憧れた
まだ聴いたことのない美しいものがこの世界に、未来にも溢れてる
だから僕は..
もっと、もっと音を知りたい
楽器を鳴らそう
重ねて演奏しよう
リアルタイムで
音を知りたい、もっともっと集中したい
まだ知らない音楽と、その土地に行って初めて繋がる感覚もあった
もっと音楽を知りたい
奏でたい、その場で、つくってみたい
その期待が、今日のユニオンチャペルの全てが、自分を動かすような予感がしている
風邪は吹き飛んだ
グラスミアの風景が浮かんだ
石造りの家屋と草原に青
教会の神聖な音に
言葉の前に、目を見たら何か通じるものがある
表情の機微と、仕草と、想像と、
言葉なしでも伝わるもの
心の深くに
繋がる橋がある