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【レポ】映画「オペラ座の怪人」

高校三年生の時、音楽の授業で鑑賞レポートを書くことになって観た「オペラ座の怪人」。
いや~~~~面白かった。私の中では実写映画の中でトップクラスの面白さ。
いつか舞台も観たいですね。何なら小説も読みたい。何ならコミカライズも存在するらしいです。
レポートを書く時に使ったメモが出てきたので書き起こしました。
ネタバレが沢山ありますのでワンクッション挟みます。

ワンクッション

愛ゆえの事件というくくりで見ればカール・フォン・コーゼルや阿倍定に比べたら余程ましだよ。まあ殺人と損壊と誘拐だけど……。

クリスティーヌ!! 軽率にファントムについていくなクリスティーヌ!! 危機管理能力!! そもそも何故マジックミラーなんだ!!
まあ仕方ないと言われれば仕方ない。だって“音楽の天使”って信じて疑ってない。歌を教えてくれたのは事実だし。そんでもって(当然かもしれんが)歌が良い。めちゃくちゃ良い。なんで初対面でハモれるんだよ(A.歌では師弟関係だから)

地下に行くシーン、かなりギリシャ神話っぽさがあった。クリスティーヌがペルセポネか死者、ファントムがハデスかカローン。怖。地下って時点でかなり冥界寄りな気がする、ギリシャは上記の通りだし日本もそうじゃん(イザナギ、イザナミ)。

墓地のシーン。だから何故君はそう正体不明なものに近づくんだクリスティーヌ。ラウル追いついて良かった……ファントムが上から来たとき「あっ詰んだ」と思った(当事者でもないのに)。今更だけどアクティブだな。愛か(思考放棄)。
てかこれ要は愛と愛のぶつかり合いってことじゃん。クリスティーヌを守りたいラウルと手に入れたいファントム。つらい。ファントムがラウルにやられそうになったとき、クリスティーヌが止めてくれて良かった。恋人が師を殺すとか地獄すぎるよな。ハムレット感あるかも。

雪の屋上。純粋に祝福する。恐らくこの映画で一番純粋なロマンスシーン。王道の幼なじみロマンスです。いいね。ただ、あの、黒いリボンの赤いバラを落とすのはかなりまずいと思うんだ。ファントムがいつも贈ってくれるそれ。(フラグ設立)
ほら見たことか!!!!!(フラグ回収) 負の感情になっちゃったじゃん!!! 一番良くないところぶち抜いたよ!!? ねえ!!!

“Angel of music”も“The Phantom of the Opera”もめちゃくちゃ良いな……。

そういえばファントム、マダムには恋愛感情とか持たなかったんだろうか。だって自分を唯一助けてくれた人じゃん?←「六兆年と一夜物語(小説)」かと思った(違)
当時はそういう感情を持つ余裕がなかったか、そもそも知らんから持ちようがないってことか。あるいはマダムを“世話をしてくれる人”止まりで認識してたか。でもどこまで面倒みてたかの描写はなかったな。ファントム、独学が上手すぎるか天才かの二択じゃん。

顔のこと「母にも嫌われ」とか言ってたけど父親はどうした。逃げてたら全力で殴るが。

ファントム、実際の年齢と精神年齢ずれてる説出てきたな。クリスティーヌ(16)とメグ(たぶん同い年)が親友、ファントムとマダム・ジリー(メグの母親)がそんなに年離れてなさそう。倫理観……と言いたいところだけど見世物小屋と地下で愛情を知らず育った人間の情緒がまともだと思うか(反語)。あと当時のフランスの社会とか分からん。

史実にロマンスとミステリーと人間の醜さを大量に混ぜ込んで愛で固めたみたいな話(料理?)

オペラ座の地下っていつからああいう感じなんだ……? ファントムが作った……? 初めからあんなに整ってる訳じゃなさそうだよな。えっ才能の塊じゃん……すごいな 何を経たんだ

オペラ座のキャスト達、「人殺しを捕らえろ」って言ってるけど、元はと言えばファントムを蔑ろにしたからでは? 思ったよりは因果応報っぽいな。いや殺されたのは可哀想だな(見世物小屋の支配人を除く、これは自業自得すぎる)。

幼少期きつすぎて泣いた。法にも道徳にも守られてやいない。人間の愚かさと残酷さと排他精神。見世物小屋? のシーンの感想、オブラート引っぺがして言うと「子供を見世物にしてんじゃねえよ支配人も支配人だが見てる奴らも同罪だろうがさっさと退場しろ[規制]ぞ、ファントム(そんな呼び方してごめん名前知らなくて)お前は俺が助ける」。支配人っぽい人、殺されたけど自業自得すぎる。子供に酷いことする奴ってろくな死に方しない傾向ある。

マダム~~!!(スタオベ) すっっっごい分かる。俺がその場にいたら俺だってそうするよ絶対。マダム愛した。たぶんマダムが唯一彼の世話してたんだろうけど、やっぱり年端も行かん子では無理があったか。まあ何にせよ。マダム・ジリー、貴方がしたことは正しいよ……。現状はアレだけど結果的にはきっと最良だよ……。

ラウル強い。床が抜けたら湖で上から鉄格子というトラップを一発で解除した男。貴族の教養か?

待って、「悪魔の落とし子」(見世物)とか言われてたファントム、惨いことをしたとはいえ「悪魔」(今)呼ばわりされたの辛すぎでは?しかもクリスティーヌ相手じゃん。そう考えると「音楽の天使」って呼び方、皮肉とも救いとも取れるな……。
クライマックス本当に好きすぎる。内心吐くほど泣いてる。クライマックス(文字通り)。ただ愛が欲しかっただけの普通の人間じゃないか……どこが怪人だよめちゃくちゃ人間らしいわ……。

オルゴールと鏡で泣いた。愛が憎悪に勝ったのか、クリスティーヌとのつながり(鏡)を壊したのか……。愛、万能では全くないんだけど状況によってはめちゃくちゃ強いな。少なくとも3人の人生が救われたぞ。
オルゴール、幼少期に持ってた唯一のもので、当時の記憶で、でも音楽は確かに救いで……うぅ……。

最後に来ました黒いリボンの赤いバラ。指輪はめてるのずるくない? クリスティーヌが最後にくれたものじゃん。あれ、クリスティーヌへの「別れ」だとしても「まだ愛している」でもつらい。 それか「せめて来世では共に」とか。婚約指輪だし。つらい。

本能と感情とかどっちもめちゃくちゃ大きいに決まってんじゃん、愛まで合わせたらとんでもない大きさになるわ……。

ワンクッション

以上です! 感情のままに書いたので時系列や文章がめちゃくちゃかも。
しがない学生の感想なので解釈のずれなどはご愛嬌。
そういえば2024年6月にデジタルリマスター版が公開されたんですよね!!
多忙だったので行けませんでした!! 観たいよ~~~~!!(駄々)

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