「本」がつなぐ「縁」~第2回「本を語る会」ご報告
8月6日(火)に、第2回 「本を語る会」 を開催いたしました。
(8月6日@東京&オンライン)発明塾 xイーパテント「本を語る会」
発案者であり共催の イーパテント 野崎さん には、いつもながら、大変お世話になりました。
今回紹介した本、しそびれた本について、以下、簡単にご紹介しておきます。
● 「意思決定の理論と技法」
この本は、実は、ある塾生さんが探してくれた本です。
楠浦は、2015年に購入しています。
「意思決定の質を高める」
ための、情報分析に関する、基本的なフレームワークが網羅されています
「意思決定の質を高める」
というキーワードにピンときた方は、ぜひ。
最近、話題のキーワードだと、個人的には感じています(笑
いつものことですが、この本に記載されている内容を解説し始めたところで、関連する話題がいくつも出て、さらにそれぞれが大変盛り上がり、真面目に紹介したのはこの本だけでした。
「情報分析結果を、上(上司・経営層)に伝えるのは難しい」
という相談が良くありますね、などといった、情報分析業界ならではの話題も出ました。
これについては、私や野崎さんが、クライアントに、どのようにご提案・ご回答差し上げているか、などもお話をしました。
話しは尽きませんでした。
あっという間に、2時間経ちました。
● 「競争優位の情報戦略」
こちらは、野崎さんからご紹介いただいた本です。野崎さんがよく紹介しておられたのは存じていましたが、現物は見たことがなく、その場で拝見しました。
興味深い内容でしたので、購入することにしました。
前回もそうでしたが、皆さんがそれぞれに関連すると思う書籍を、自然に、紹介される流れになり、自分が知らなかった、オモロい書籍に巡り合えます。
もう一冊、私がその場で購入することにした書籍を紹介します。
● 「世界史を創ったビジネスモデル」
これは、参加者の方が持参された本です。その場で拝見し、面白そうだったので購入することにしました。
その方は、知財業界関係者ではなく、産業材メーカーで、マーケティングをお仕事にされている方でした。
この会は、知財の話をメインにするつもりはありませんので、どなたでも、大歓迎です。
実は前回、
「ひとつ上のアイディア」
という書籍を紹介しました。
今回、この本を紹介してくださった方にも、ご参加いただき、改めて、発明法/発想法について、意見交換させていただくことができました。
「本がつないでくれた縁」
だと思っており、野崎さんはもちろんですが、他参加者の方も含め、この場に感謝しています。
他、その場では中途半端な紹介にはなりましたので、次回以降で改めて紹介するかもしれないのですが、野崎さん含め、参加者の方から質問があった書籍について、以下、紹介しておきます。
● 「特許調査の実践と技術50-特許調査における桐山流発想法-」
僕が紹介する書籍にはよくあることですが、残念ながら絶版本です。
当日持参し、開始前に、野崎さんと少し、この本について意見交換させていただきました。
名著だと思います。
復刊を待ちましょう。
● 「アイデアを捜せ」
ショートショート作家として著名な、阿刀田高さんの本です。星新一さんが、どこかで仰ってましたが、
「ショートショート」
という分野は、一つのネタを、少ない文字数(?)で調理していくため、割に合わない、要するに、ネタがたくさん必要で大変、な形式です。
ということは当然、ネタ探しに極意がある、ということで、それを明かしておられます。
いわゆる発想法的なものを、一通り学ばれた方はもちろんですが、そういうものをかじってみたけど、うまくいかない、という方にもおすすめです。
以上、簡単ですが、ご報告を兼ねたものとさせていただきました。
次回も楽しみにしております。
ちなみに次回は、特許情報フェアで、野崎さんが代表取締役を務めておられる
「イーパテント」
さんのブースで、公開形式で開催しようかという話しになっています。
お楽しみに!(笑
楠浦 拝
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