SDGsは社会貢献なのかそれとも偽善なのか?’’SDGsはサムい’’少女の声が語るSDGsの真実
今日はある学生のTwitterを見て、はっとさせられることがあったので、襟元を正す意味でもみなさんに共有したいと思い書いています。
その内容は何かというと、「企業を儲けさせるためのSDGsは寒い」
あ〜、言われちゃったな、ばれてるんだなって思いました。
やはりどこか、SDGsという問題・課題が世の中の人にとって自分事にしてもらえていない、あるいはそのSDGsということが何か綺麗事になっているのだなと。
これまで僕も「SDGsね〜」みたいにちょっと小馬鹿にされたような冷めた感じのリアクションを取られるということがあって、
その原因というのは、乗り切らない人からすると、
「結局は企業が儲けたいからSDGsって言ってるんでしょう」
とか、もう少し詳しい人からしたら、
「投資がもらえなくなるからSDGsっていう体裁をとって投資を貰うために企業体制を変えてるんでしょ」という
’’儲けることが先、企業の成長が先’’
SDGsは後付けというふうに捉えられていることが、改めて襟元を正すというか、このTwitterの発言を見て本当に思いました。
私自身はSDGsということに真剣に取り組んでいる企業さんにフォーカスを当てて取材させていただいています。
それを世の中に発信することで、一つのモデルケースとしてSDGsの取り入れ方に気づいてもらうことができるし、その企業さんにも「こういうことやってる企業なんだな〜」という社会的評判があったら、そういった企業さんと一緒に仕事をしたいという人や企業が生まれたり、その企業さんのノウハウを地域や社会の役に立ててほしいからアドバイスもらえないかなど、いろんなことが動いていくようにフォーカススポットを当てるということをやっていました。
ですが、今回の学生の発言「儲けることが先、企業が儲けるためにSDGsって言っているんでしょう」というのは、どこか見失っていた視点というか、これから最も危険なSDGsの取り組み方なんだなということがわかりました。
社会課題を解決するために真剣にSDGsを取り入れている。でももちろんビジネスにも反映させないと持続的に仕事を受け続けることはできないから、当然ビジネスの事も考えないといけない。
でもどこかやはりSDGsの推進と発信っていう二つの柱があるとしたら、この推進ということを全力でやっても、知られないと企業活動にとってなかなか有利な状況は起きないんですよね。
利益度外視でやり続けて成り立てばいいのですが、それをいつまでもやるわけにはいきません。
推進をしながら売り上げを立てて利益も出していかないといけないということで改めて私が感じたのが、全力で推進している企業さんを一つでも多く見つけて、その企業さんにスポットを当てて1人でも多くの人に知ってもらう。
そういった発信に特化した存在がないと、なかなか本気で推進に集中する環境というのはこの日本に留まらないのではないかなと。
本当に1人でも多くの人に知ってもらうことがその企業にとっても社会にとっても価値あることなんだけれども、それを推進している企業側があまりにも全力でやってしまうと、どこか、「結局儲けるためでしょ」と言われてしまう。
だからこそ今こうして発信することの責任だったり、その価値・可能性について、そんなリスクを負ってるんだなということもわかりました。
重要なのは、真剣にやっている企業が経済的に潤わないと、社会課題を解決するための解決策を開発し提供できる状態にしたとしても世の中に普及しないということもわかりました。
ですから改めて、’’推進と発信’’この両方が成り立って初めてSDGsが成り立つ。
そして、どちらかといえば、発信はやはり客観的立場を持ちながら発信しないといけない。
そこに関しては一つ私達のようなSDGsを中心としたメディアを展開する人間が一つでも多く見つけ1人でも多くの人に届ける。
そういった責任があるということはもちろん自覚しながらも、それと同時に企業側の発信の体制として、広告的な発信ではなく、どこが透明性を高める発信ということをこの機会に提案していきたいと思います。
つまり、SDGsの活動を裏表なく、嘘偽りなく透明化して、透明性を高めてどういうことをしているのかっていうのをリアルタイムで見てもらう。
企業内に会社内にSDGsについての活動をプロジェクトXみたいな感じ、あるいは何かプロフェッショナルな仕事の流儀みたいな感じで自社に一つテレビ局みたいな取材班を作って、その取材班がSDGsの推進の様子を取材しリアルタイムで社会に共有しながら発信していく。
良いとこばかり見せない。動画っていうのは嘘がつけないメディアですので、視聴者はわかります。
だからもしそれが嘘の作り物の社会課題解決だったらバレますし、もしそれが本物の社会課題解決だったら世の中にどんどん拡散される。
「本当にこの企業はすごいことやってる、これすごいよ」って。
つまり何が言いたいかというと、本質的な発信は、結局は社会課題解決に対して真剣に向き合い、全力で社会課題に掲げて取り組む、その様子を誰かに見てもらうことさえすれば、それは勝手に広がってしまう、そんな可能性があるということを認識する。
持続可能な形のためには儲ける必要もあります。
ですが、儲けを中心とした社会課題解決は、社会に広がることもなく認知されることもない。
反対にあの会社は儲けるために社会課題と言っているだけだというふうな評判を得てしまいます。
ですから、社会課題解決に全力で取り組みそれをリアルタイムで嘘偽りなく発信する基地局を自社に持ち、さらには積極的に取材依頼やPR、しかるべきところに知ってもらう努力をすることがこのSDGsの推進と発信を両立する方法なのではないかなと私は思います。
本当に僕らはこのSDGsを推進していくにあたって、世の中にどう見られているかというのも絶対に重要視しないといけないと思っています。
そればかり気にして動くのはどうかと思いますが、やはりこのSDGsというのは、全ての国の地球規模の目標です。
ということは、日本国民1人1人の目標として取り組まないと達成されることはないですよね。
ですからこのSDGsというものを達成していくためには一人一人が自分事にして、世の中にどう見えているかということを意識しながら、私たちが今取り組んでいく必要があると思います。
今後は、世の中の声「なぜそんなことが起こるんだろう、それに対してどうしたらいいんだろう」という話なんかもこれからどんどん発信していきますので、チェックしてもらえると嬉しいです。
ありがとうございます。
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