言葉を楽しむために必要なこと
言葉が好きだ。
だけど、ただ言葉を使うだけじゃ伝わらない。
今の世のなか、写真だって、動画だって、デザインだってある。
そっちの方がただ言葉を並べるよりも伝わりやすいよね。
だから、他を習得しよう。何にしよう。どうしよう。
って、思っていたのがここ最近。
写真が好きで、動画が好きで、デザインが好きならそうすればいい。
だけど私が好きなのは言葉なんだ。
ただ、言葉だけに絞って自分を表現していくのが怖かった。
自信もなかったし、見てくれるはずないと諦めようと、言い訳を作っていた。
そんな時に、実家暮らしを始めた。
実家は田舎だ。都会のような誘惑は一切と言っていいほどない。朝になれば家族は仕事と学校にバタバタと出かけていき、少し遅れてアルバイトに出かける新しい日常。
去年までは似たような生活を送っていた人がまわりにたくさんいたからこそ、自分にしかできない何かを必死に追い求めていた。だけど今は、私のような生活をしている人はまわりに誰もいない。広い規模で見たら、そりゃたくさんいるんだろうけれど、私は自分の道を進めていると今の日常は、安心材料となっている。
とりあえずのね。(笑)
そして、「私だけの生活」って捉え始めたら、すべてが私だけになった。
朝の鳥の声、海の音、バイト帰りの星の空、お風呂の湯気、死んだように眠りに入る深夜3時。全部感じているのも、食べているのも、聞いているのも、見ているのも、私。
私だけの日々で感じたことを、私が言葉にしないでどうする。
たくさん感じているだろう。たくさん妄想しているじゃないか。
勝手に一人で感動して、携帯を取り出しメモ帳に打ち込んでいるじゃないか。
旅をしたいのもそうだろう。
自分でしか、感じれないんだから。自分だから出てくる言葉があるんだから。
すべて私だけのもの。
そう思えば、言葉がもっと楽しくなる。
どうみられるかなんていいじゃないか。
いつかは憧れを追い越したいけれど、初めは私らしさを掴んでいこう。
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