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認知症患者の透析治療を支えるサポート
はじめに
高齢の透析患者さんにとって、透析治療と普段の生活を両立するのは、時に大変なことです。特に認知症が進行してくると、ご家族の不安や負担も増えていきます。そんな時、岸辺くすのき透析クリニックでは、医療と介護の連携を大切にし、患者さんやそのご家族が安心して過ごせるようなサポートを心がけています。
今回は、80代の患者さんの実例をもとに、当クリニックがどのように寄り添い、サポートしているかをご紹介したいと思います。
80代患者さんのケース:認知症進行と介護施設への転居
この患者さんは80代の男性で、透析治療を続けながらご自宅で生活されていました。ところが、入院をきっかけに認知症の症状が進み、退院後にはご家族も介護施設への入居を考えるようになりました。
ご家族は、退院後の患者さんの対応に悩んでおられました。さらに、透析治療が必要な状況もあり、どんな施設が合っているのか迷っておられたのです。
私たちのサポート:グループホームへの提案と調整
透析室のスタッフからご家族の悩みを聞き、僕は認知症に対応できるグループホームを提案しました。特に、透析治療を続けられるよう、クリニックの近くで安心して通院できる施設を探すことが大切でした。
いくつかの施設を調べ、最適と思われるグループホームを見つけたところで、すぐにご家族にご紹介。ケアマネージャーさんとも連携を取り、見学の調整や、グループホームとのスムーズな連絡が取れるようにサポートしました。最終的に、その施設への入居が決まり、患者さんは安心して新しい生活を始められました。
入居後の生活:安心して続けられる透析治療
その後、患者さんはグループホームで穏やかな日々を送りながら、当クリニックでの透析治療も無事に続けておられます。認知症が進行しても、クリニックと介護施設が密に連携し、治療と生活がしっかりと支えられている状況です。ご家族も安心しておられることと思います。
岸辺くすのき透析クリニックの取り組み
当クリニックでは、患者さんお一人お一人に合ったサポートを心がけています。
透析治療だけでなく、患者さんの生活やご家族の状況も考慮しながら、一緒に最善の道を探していきます。
認知症が進んでも、介護施設と連携しながら、透析治療をしっかりと続けられるようなサポート体制を整えています。
スタッフ同士が協力し、患者さんやご家族の不安を少しでも減らせるよう努めています。透析治療を受けながら介護に関しても悩みがある方、どうぞお気軽にご相談ください。
おわりに
透析治療は長期にわたるものですが、僕たちは患者さんの生活の質を守りながら、安心して治療を受けられる環境を作ることを目指しています。認知症や介護のことで困っている方、ぜひ一度岸辺くすのき透析クリニックにご相談ください。
患者さんとそのご家族が、安心して治療に専念できるよう、私たちはいつでもサポートさせていただきます!