【水洗トイレの水漏れ修理/自分で出来た!】水洗トイレ便器へのチョロチョロ水漏れが安価な器具交換だけの簡単作業でアッという間に修理完了!
うちの水洗トイレなんですが、水を流し終えた後もずっと便器に少量の水がチョロチョロと流れっぱなしって状態になってしまったのです。
こうした場合、大抵の人がトイレ修理業者に修理を依頼されるかと思います。
もっとも水洗トイレの水漏れ修理って部品交換を伴う作業だと普通に三万円前後請求されても何らおかしくないわけです。
「三万円はちょっと痛いな」
って感じる方は私も含めて多いことでしょう。
そこで!!
今回は私、水洗トイレの水漏れ修理に挑戦してみました。
ちなみに私、水洗トイレの水漏れ修理の経験って全く無いんですがね。
ところで……
便器へとチョロチョロ水が流れっぱなしって感じの水洗トイレの水漏れって主にボールタップあるいはゴムフロートって部品に何らかの問題があるわけです。
つまり!!
ボールタップとゴムフロートを新品に交換すれば大抵の水洗トイレの水漏れは直るってことが言えます。
実際の話、今回ボールタップとゴムフロートを新品に交換したしたことにより、便器へとチョロチョロと流れっぱなしだった水はピタッと止まったわけです。
ボールタップあるいはゴムフロート、いずれかの交換でも済むのかもしれませんが、ボールタップがダメになっている場合でも、ゴムフロートがダメになっていた場合でも、そのどちらかがダメになったってことは、もう片方も近いうちにダメになる可能性が高いわけです。
大体においてそんなモンじゃないですか?
機械、家電なんかもどっかに不具合が出ると、ちょっと間を置いて別の箇所が次々と故障していくって現象はよく経験するわけです。
そうした意味においても
「ボールタップとゴムフロートの両方を交換しておけば後々面倒なことにならんやろ」
って判断したわけなのです。
ところで……
何でもそうなんですが、部品って同じ働きをするものでもメーカーごと製品ごとにサイズや取り付け方法が違っていたりするわけです。
そういった意味において、適当なボールタップやゴムフロートを買って取り付けようとしても『たまたまサイズが合っていた』ってことでもない限り「取り付け出来ない!!」ってことになってしまうわけです。
ちなみにうちの水洗トイレのトイレタンクはINAXのDT-810です。
なぜINAXのDT-810だと分かったかと言えばトイレタンク正面にはINAXのロゴが入っており、トイレタンクの側面には『DT-810』って製品型番のシールが貼られていたからです。
あなたの家のトイレタンクにも誰かが剥がしたってことでもない限り、製品型番シールがどこかに貼られているかと思います。
つまり!!
うちの水洗トイレの水漏れ修理をしようと思えば、まずはINAXのトイレタンクDT-810に取り付け可能なボールタップとゴムフロートを用意しておく必要があるってことです。当然のことながらあなたの家の水洗トイレ水漏れ修理をする場合にはトイレタンクの製品型番を基に、自分の家のトイレタンクに合うボールタップやゴムフロートを用意しなければならないってことです。
あとボールタップ取り付けにはナットを緩めたり締めたりする必要があるのでモンキーレンチのような工具が必要です。
まずはINAXのトイレタンクDT-810に取り付け可能なボールタップをAmazonで探してみました。
すると!!
下の方にリンクしている商品『SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ スリムタップ マルチタイプ 節水効果 V56-5X-13』が目に留まったわけです。
なんせ製品説明に『万能タイプなのでほとんどのタンクに取付できます』って書かれてあったんで、「これならイケるやろ!!」って感じたわけなんです(というか実際に問題なく取り付けできました)。
更に『施工時に自由にタンク内の水位を調整でき、浮き玉を下げて使用することで節水できます』とも書かれてあったんですよね。毎日使い、生きている限りこれからも長い期間に渡って使っていくのがトイレなんで、節水タイプだと長期的にみるとかなりの水道代の節約が見込めるってことで非常にありがたい製品だと感じたわけです。
更に更に凄いことにこのボールタップ、2000円ちょいって価格でメッチャ安かったわけです。
つまり!!
ほとんどのトイレタンクに取り付け可能なだけじゃなく、節水効果まで見込め、価格も凄く安いって良いことずくめな製品だったわけです。
おまけにアマゾンの商品ページには購入者が取り付けに困らないようにってことで、メーカーが作成した懇切丁寧な取り付け方法の動画まであったわけです。
あと商品には詳細な取り付け方法が図解入りで説明された取り付け説明書も付属しています。
実際の話、商品ページにある取り付け方法が非常に分かりやすく解説された動画や商品に付属している取り付け説明書をみれば、取り付け方法に迷うことはないんで、誰でもこのボールタップを取り付けることが可能だと言えます。
これほどまでに良いことしかない
『SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ スリムタップ マルチタイプ 節水効果 V56-5X-13』
ですから、今回購入するボールタップはこれに決定したわけです。
今回購入した『SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ スリムタップ マルチタイプ 節水効果 V56-5X-13』(実際の画像)↓
次にINAXのトイレタンクDT-810に合うゴムフロートをAmazonで探してみました。
ちなみにINAX、LIXIL INAX(会社の吸収合併により今現在のINAXのトイレ製品には『LIXIL INAX』のロゴが入っている)のトイレタンク用ゴムフロートって他メーカーのゴムフロートと比較するとちょっと特殊で、ゴムフロートの中心部に棒が刺さっているわけです。
つまり棒付きのINAX用ゴムフロートじゃないと、うちのトイレタンクには合致しないってことが言えます。
そういった条件で探してみるとINAXのトイレタンクに合う棒付きゴムフロートって、『65mm(大)』と『55mm(小)』の2種類があることが判明したわけです。
次の商品がその2種類です。
『LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉(大) 65mm TF-10R-L』
『LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉(小) 55mm TF-10R-S』
もっとも『65mm(大)』とか『55mm(小)』とか言われても、素人がそういったことを判別するのはなかなか難しいわけです。
だがしかーし!!
判別方法がちゃんと商品ページの画像に図解付きで説明されていたんで「うちのトイレタンクに合致するゴムフロートは55mmだ!!」ってことが一瞬で容易に判別できました。
その判別方法のテキスト部分を商品ページから引用してみます。
----- 引用ここから -----
ゴムフロート玉(大)(小)の確認方法
1)クサリをストッパーまで持ち上げる
2)ゴム玉を真上から見下ろす
3)ストッパーからゴム玉がはみ出してみえるかどうかを確認する
・真上からみるとゴム玉がストッパーからはみ出してみえる場合⇒取り換え用フロートゴム玉(大)TF-10R-L
・真上からみるとゴム玉がストッパーからはみ出していない場合⇒取り換え用フロートゴム玉(小)TF-10R-S
----- 引用ここまで -----
うちの場合はゴム玉がストッパーからはみ出していなかったんで、『LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉(小) 55mm TF-10R-S』の方が合致するってことが即座に判明したってことなんですよね。
それに商品ページにある画像にも『小玉(TF-10R-S)対応』の所に うちのトイレタンクの製品型番である『(D)T-810』ってのがキッチリと載っていますからね。これだけ懇切丁寧に説明されていながら大と小を間違えたとしたらただのアホでしょ。
…………
……
…
しかしながら……、ちょっと言いにくいんですが……、私……、、、
『55mm(小)』を購入するつもりが、別タブで開いていた『65mm(大)』の商品ページから注文してしまったみたいで、間違えて『65mm(大)』の方を買ってしまっていたのでした……。
間違いに気づいたのはゴムフロートを交換し終わってからで、商品が入っていた空き箱を処分しようとした際に、箱に書かれた製品名『TF-10R-L』の『L』って文字が目に飛び込んできたわけです。「あれっ!?L?」って思わず二度見してしまいましたね。
注文確定する際には間違いが無いかキッチリと見直す必要があるって肝に銘じた出来事でした。
まさに痛恨のミス!!
かと思いきや!!
『大は小を兼ねる』ってことなんでしょうか……、何ら問題なく水洗トイレの水はピタッと止まる状態になっていますので、とりあえず大丈夫みたいです。
しかしながら値段は『65mm(大)』よりも『55mm(小)』の方がだいぶ安かったので、かなり勿体ないことをしました。
今回『55mm(小)』を買うつもりが間違えて『65mm(大)』を購入したものの問題なく機能している『LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉(大) 65mm TF-10R-L』(実際の画像)↓
ちなみにゴムフロート交換方法は商品に図解付きの詳細な説明書が付属していたので作業するにあたって何ら迷うことは無かったですね。
ところで……
あなたが一番気になるのは今回のトイレ修理費用、
「水洗トイレの水漏れ修理を自分でやれば結局いくらかかるの?」
ってことなんじゃないでしょうか?
今回私が水洗トイレの水漏れ修理にかかった費用をAmazon価格でいうと、
・『SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ スリムタップ マルチタイプ 節水効果 V56-5X-13』が『2183円』
・『LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉(大) 65mm TF-10R-L』が『888円』
・『2183円+888円=3071円』
つまり『ボールタップ』と『ゴムフロート』の両方合わせても約3000円ほどしか かからなかったってことなんですよね。
業者に頼めば部品交換が伴う作業ってんで、ボールタップ交換あるいはゴムフロート交換、いずれの場合においても普通に3万円ほどは請求されてもおかしくないのが、自分でやればボールタップ交換とゴムフロート交換の両方をやっても約3000円ってことで業者に頼んだ場合と比較すればメッチャ安く水洗トイレの水漏れ修理が可能ってことなんですよね。
もうこれは「水洗トイレの水漏れ修理くらいなら自分でやる!!」って一択でしょう。
なお交換に要した時間は私の場合、ボールタップ交換が20分程度、ゴムフロート交換は5分ほどで完了しました。
ちなみに私、水洗トイレの水漏れ修理は初体験でした。
水洗トイレの水漏れ修理が初体験の素人の私でもボールタップ交換とゴムフロート交換の両方をやっても30分以内で出来たわけです。
つまり水洗トイレのトイレタンク内にあるボールタップ交換・ゴムフロート交換ってのは短時間で出来て、さらに誰でも可能な作業だと言えましょう。
今回の水洗トイレ水漏れ修理でボールタップとゴムフロートを新品に交換したことにより取り外された古いボールタップとゴムフロート(実際の画像)↓
【あとがきという名の余談】
例えばボールタップの不具合なんかでトイレタンク内へと流れる水が止まらなくなったとします。
このまま放置していれば……、さて、どうなるでしょう?
普通に考えればトイレタンク上部から水があふれ出してきますよね。
ところがどっこい!!
そうはならんのですよ。
なぜならば!!
トイレタンク内にはオーバーフロー管(サイフォン管)というものがあるからです。
オーバーフロー管とはなんぞや?
っていうと……
見た目は単なる筒状のプラスチック、プラスチックの管です。
そのプラスチック管がトイレタンクの中に突っ立っているわけです。
ちなみにそのプラスチック管の先っちょはトイレタンク最上部よりも必ず下に位置しているんですがね。
つまり!!
トイレタンク内に入ってきた水に もし意思があって「トイレタンク最上部から外へとあふれ出したい!!」と思ったとしても、トイレタンク最上部よりも下に位置しているプラスチック管の先っちょからプラスチック管内部へと吸い込まれていってしまうってことなんですよ。
プラスチック管の先っちょから流れ込んだ水はそのまま便器の方へと排出されるわけです。
つまりオーバーフロー管というプラスチック管はトイレタンクから水があふれ出さないための安全装置の役割をしているってことなんですよね。
そのような理由でボールタップ交換した際なんかは、必ずオーバーフロー管の先っちょよりも下の位置で水が止まるようにボールタップの調整をする必要があるってことなのです。
ところで……
大抵の場合、便器へチョロチョロと水が流れっぱなしって感じの水洗トイレの水漏れって、私が今回やったのと同様の作業、ボールタップ交換やゴムフロート交換をすれば水漏れが止まるわけです。
しかしながら稀にオーバーフロー管にヒビ割れがあったり、根元から折れていたりってことが原因の水漏れもあるわけです。
そのような場合はオーバーフロー管を交換する必要があるわけです。
しかしながらオーバーフロー管の交換作業ってのは、ボールタップ交換やゴムフロート交換のように簡単にはいかないんですよね。
なぜならばトイレタンクを取り外さないとオーバーフロー管の交換が出来ないからです。
ちなみにうちのトイレタンクはINAXのDT-810なんですがね。
INAXのDT-810のトイレタンク内にあるオーバーフロー管交換をするためにはどのようなことをする必要があるのか?
実際に見てみましょう。
1. トイレタンク横のナットと止水栓側のナットを外して給水管を取り外す。
2. トイレタンクを固定しているトイレタンク下にある2カ所のナットを外す。
3. 狭いトイレ内ではオーバーフロー管の取り外し作業や取り付け作業が困難なのでトイレタンクを持ち上げてトイレの外へと運ぶ(トイレタンクを落とさないよう細心の注意が必要)。
4. トイレ外でオーバーフロー管の取り外し作業や取り付け作業をする(作業方法は『トイレ サイフォン管 交換』『トイレ オーバーフロー管 交換』みたいなワードで検索してYouTube動画などをみれば誰でも理解可能)。
5. 作業が完了したらトイレタンクを元の場所に取り付ける。
6. 以上。
といった感じで作業的には何ら難しいと感じる点は無いわけです。
実際にYouTube動画なんかをみたら分かりやすいと思うんですが「こりゃ無理だ!!」って感じるような作業はホント何一つ無いんですよね。
おそらく作業時間的には1時間もあれば余裕でイケるんじゃないかと思います。
ただトイレタンクを取り外してからオーバーフロー管を取り外したり取り付けたりする必要があるという点において、ボールタップ交換やゴムフロート交換と比較すればかなり面倒に感じるってことなんですよね。
トイレタンクを取り外す必要があるってことで、見た目からすると大がかりな作業に感じられるんで業者に頼めば結構お金がかかりそうですよね。
もしこの作業を業者に頼んだとすれば5万円くらいの請求なら普通に納得する人の方が多そうにも思えます。
それならINAXのDT-810のオーバーフロー管(サイフォン管)を自分で交換したとすればどれだけのお金がかかるのか?
今現在のAmazon価格で見てみましょう。
オーバーフロー管は『LIXIL(リクシル) INAX 密結洗落しロータンク用フロート弁(弁座内径38mm フロート管268mm) PK-TF-810C』を買えば『2671円』かかります。
あとは水漏れ防止用のパッキン『SANEI トイレ部品 ロータンク密結パッキン サイフォンの接続用 38mm用 PP42-30-38』の購入には『583円』かかります。
必要なものは以上なので『2671円+583円=3254円』ってことです。
「あれっ!?約3000円?メッチャ安いじゃん!!」
って感じた方は多いかもしれません。
業者に依頼すれば5万円請求されても納得価格、自分でやれば1時間ほどの作業をするだけで約3000円で可能。
ってな感じなんでオーバーフロー管(サイフォン管)交換もボールタップ交換やゴムフロート交換と同様に自分でやった方がメッチャお得ってことなんですよね。
ちなみにこの約3000円って金額は私の家のトイレタンク、INAXのDT-810のオーバーフロー管交換にかかるものです。
当然のことながら、あなたの家のトイレならオーバーフロー管(サイフォン管)やパッキンが別の種類になる可能性があるので、ある程度は金額が上下するかと思います。
ちなみにボールタップ交換なら普通のモンキーレンチがあれば作業可能なんですが、オーバーフロー管を固定している締付ナットを緩めるためには、せいぜい30mm程度しか開かない普通のモンキーレンチなんかじゃ無理なわけです。
そのためオーバーフロー管の取り外し、取り付けには大きな口径の締付ナットにも対応可能なモンキーレンチあるいはウォーターポンププライヤーなんかが必要となります。
大きく開くモンキーレンチやウォーターポンププライヤーなんか持っていないって人も多いんじゃないでしょうか?
ちなみに私も普段家庭で使うような工具類しか持っていないんで、手持ちのモンキーレンチは30mm程度しか開かないですし、ウォーターポンププライヤーも持ってないですね。
つまりオーバーフロー管交換のためには、大きな口径の締付ナットに対応する工具を持っていなければ、そうした工具も一緒に購入する必要があるでしょうね。
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