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何度でも這い上がれる(2)レジリエンスの話

薬学部に入学し、なんとか大学生となった私。
大学時代はゴルフの練習場とゲーセンでアホほどバイトをしていた。とうぜん試験の成績もアレで鳴かず飛ばずで留年確定。

そんな中でもバイトが楽しくて仕方なかった。
ゴルフの練習場でのバイトは、今の仕事にモロに役立っている。
なにより、自分よりはるか年上のおっさん達をあいてに、案内をしたり受付業務をしたり、掃除、なによりおっさん達(偉いおっさんも多かった)の「話し相手」になることがおおかった、
飲み物を奢ってもらえるし、ゴルフも教えてもらえるし、仕事は暇で比較的自由にできていたので文句なしのバイトだった。
そこで彼女を二人作った。

そんな楽しい大学生活も留年しつつも、あっという間に卒業、そして国試。
国試もなんとかパスして薬剤師になれた。
薬剤師になった後も、「変わりたい」欲求は続いていた。人よりも能力や魅力に劣ることは自分でも分かっていたし、コンプレックスとまではいかなくても、弱点として客観的に把握できていた。
たぶん、自分の性格や現状を客観的に把握できる能力は、いじめられていた経験が大きく役に立っているのだと思う。

そんなこんなで薬剤師として仕事を始めて、転職もして、今は20年以上ドラッグの調剤で働いている。

仕事も、教える人を教える立場になったが、自分一人では多くの人に伝えられない。
そのためにTwitterで発信を続けてきた。

そのTwitterが先日、突然凍結され、SNSはそれしかやっていなかったので、全くのゼロからのスタートになってしまった。もうやめようかとも思ったが、なんとなく癪なのと、誘ってくれる人がいるので、noteをメインに、その宣伝を目的として、再度Twitterのアカウントを作成した。

前述のとおり、「這い上がるのは得意」であるので、潰されても平気なのだが、10年かけて呟いてきたものが一瞬にして無になってしまったのは、流石に痛かったのかも。

Twitterの時も、良い発信を続ければ読者は増えると考えてきたので、その考えは間違ってはいなかったと思う。

今回からはnote中心にしていこうと思うので、読まれる、価値のあるものを生み出していかないといけないと考える。

前回の記事で、自分の逆境というか、生い立ちみたいなものを書いたのだが、それは丸ごと、今話題の「レジリエンス」の有無の問題だろう。

レジリエンスとは、

弾力性、回復力、耐久性、元の状態に戻る力や性質といった意味を持つ言葉です。
これは脆弱性の反対の概念であり、脆弱性とは、感情的苦痛に対する感受性の強さを意味し、病気へのかかりやすさや不適応に陥りやすい程度を表します。

レジリエンスは、元々はストレスと同じく物理学の用語でしたが、困難な状況を経験して傷ついても立ち直る力強さという意味で、心理学でも使われるようになりました。

心理学用語集 サイコタム
https://psychoterm.jp/clinical/theory/resilience

今では、レジリエンスを単に「立ち直る強さ、回復力」というよりは、「しなやかさ」という意味合いが強くなっています。

様々な、這い上がる経験、バイトや社会で困難を経験することで得られる強さと言うものがある。
これは試験に落ちる、留年する、などの経験も含まれ、落ちても這い上がる経験をするほど、自信がつくことになる。

ストレートで合格する人には合格する力があるし、落ちてしまい2度目3度目で合格する人には、根性ではなくて、レジリエンス(しなやかさ、しなやかに立ち直る力)が備わっていきます。
そこで身につけたレジリエンスは、社会に出てからも必ず役に立ちます。

だから、諦めることなく再挑戦できる限り、
挑戦してほしいです。倒れても、倒されても立ち上がる、これが大切です。

わしも、一夜にしてフォロワーさんがゼロになってしまったSNSに再挑戦しようと思います。