かぜをひいてしまったかも・・?
新型コロナウィルスの感染経路が不明な感染者が日に日に増えてきてます。
こんな中"かぜ症状"がでた場合どうすればいいのでしょうか。
① 新型コロナウィルス感染が疑われる場合 厚生労働省のQ&Aによれば
新型コロナウイルスへの感染のご心配に限っては、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください(問30参照)。特に、2月17日に「相談・受診の目安」として公表しました以下の条件に当てはまる方は、同センターにご相談ください。
・ 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
※高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など))がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方:
・ 風邪の症状や37.5度以上の発熱が2日程度続く場合
・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
万が一新型コロナ陽性の場合、軽症で自宅療養することになったときは電話受診が可能で薬も郵送してもらうこと可能です。
② 新型コロナ感染疑いの覚えがないときは、かぜ症状の治療のために病院 かかりつけ医に受診できます。(今は非常時ということで初診でも電話診療が可能な場合あります。)
https://note.com/kusi/n/n3ff405aaa190
ただ感染経路不明の感染が増えている今時期、発熱が4日以上続き体調が悪くなるようであれば新型コロナ感染の疑いを主治医と相談した方がよいかもしれません。
③ かぜ症状があるが、自宅療養で様子見ることにした場合(乳幼児 高齢者 基礎疾患のある方は重篤化するかもしれないので受診勧めます)薬は使った方がよいのか?
かぜ症状(発熱 咳 鼻水 倦怠感など)発症した場合、新型コロナ感染の最中 薬で症状を抑えて外出するのは厳に控えるべきです。そしてかぜ薬として使われる一般的な薬は、症状を抑えるだけで治す薬ではありません。そして症状が出ることには意味があり
発熱→ ウィルス・菌を殺すための体の反応
咳 鼻水→ ウィルス・菌・異物を体の外に出すための体の反応
これらの症状を抑えるということは、治癒を遅らせることにもなり得るということです。薬で症状を止めた≠かぜが治る ということを再認識する必要があります。
一方症状がずっと続くと体も辛く体力も奪われます。体力が奪われてしまうとかぜを治す力も失ってしまいます。そのような時は薬を使って症状緩和する薬を使うとよいと思います。
薬(市販薬も含めて)を使うとき、解熱剤の選択には注意が必要です。解熱剤は大きく分けてアセトアミノフェンという薬かそれ以外の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分けられます。自宅で様子見ることにした場合、発熱の原因がただの風邪なのかインフルエンザの初期症状なのか、あるいはコロナ感染によるものか分かりません。
インフルエンザの場合、解熱剤はアセトアミノフェンが勧められます。というのも一部の非ステロイド性抗炎症薬はインフルエンザの症状を悪化させる可能性があるからです。コロナ感染の場合もアセトアミノフェンの方を推奨するニュースもありました。また子供は安全性上、解熱剤はアセトアミノフェンが勧められています。従って大人の風邪薬を量を少なくして子供に使うということはできません。
インフルエンザもコロナも重症化の原因がサイトカインストームという現象が一因ではないかという説もあります。そしてサイトカインストームに非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が悪い方へ影響する可能性を指摘する説もあります。
家にある薬を使うとき、市販薬を買うときは是非お店にいる薬剤師あるいはかかりつけ薬剤師に相談しましょう。かかりつけ薬剤師はそこの薬局で出された薬以外のことでも、ご自身やご家族の健康相談にものってくれるはずです。
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