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バレンタインの悲劇
昨日はバレンタインデーだったので妻からチョコレートをもらった。
ネコ型のかわいらしい形をしていて食べるのを躊躇するくらいだ。
そんなことをいいながらもやっぱりおいしそうなので食べないわけにはいかない。
猫形のチョコを横において目に焼き付けながら晩御飯を食べた。
その後コーヒーとともに頂くことにした。
最近チョコを食べてないのもあるし、ちょっといいやつなので格別おいしく感じた。
猫の全身の形をしたチョコは胴体から行くべきか?頭から行くべきか?とさんざん悩んで頭からがぶりついた。
残った胴体をみてアンパンマンを思い出した。
一つ一つ味わいながら、コーヒーとともに味わうのは至福の時間のようだった。
悲しいことにそんな時間はずっとは続かなくてすぐに終わってしまう。
どれだけゆっくり味わっても終わりが来ると寂しいものだ。
それでもたらふく食べたので大満足だった。
しかし話はここからである。
コーヒーを飲み、チョコレートを食す。
こんなカフェイン含有量いっぱいのものを20時過ぎに食べるとどうなるかくらいちょっと考えたらわかるのに、浮かれていた僕は気づかなかった。
この後襲い来る悲劇に。
僕はいつも22時くらいに寝るように心がけている。
朝の時間をたっぷり設けるためだ。
それと肌と髪のための成長ホルモンの分泌が活発になるゴールデンタイムが22時から2時という嘘か本当かわからない情報をうのみにしてるのもある。
なので例に漏れずこの日も22時には寝る予定だった。
22時ちょっと前にはベッドにちゃんと入りあとは寝るだけという状況だ。
いつものごとく、仰向けになり目を閉じ、何も考えないようにするのを意識して、ひたすら無心になるのを待つ。
そうしていれば自然と寝られるからだ。
無心になる方法としてひたすら
「無、無、無、無・・・・」
と唱えている。
しかしひたすら唱え続けるが一向に寝れる気配がしない。
むしろいろいろ言葉が浮かんでくる。
次のブログはあのことを書こうか、あの作品ってこんなことが伝えたかったのかな、もし自分が主人公だったらどうしただろうか、もし大事な人が植物人間のようにまったく動けない状態になり声だけが動き、もう楽にしてほしいと言われたら自分はどうするのか、とかものすごい思考がめぐってくる。
普段こんなに頭を働かせたことないぞって自分自身びっくりするくらい頭がさえてしまって全然寝られない。
そうこうするうちに2時間経った。
やばいぞ、明日も仕事だぞ。
焦りがどんどん募ってくる。
その焦りがまた眠気を阻害してしまう。
そして思い出した。
そういえば、晩御飯のあとたらふくチョコレートを食べて、コーヒーで流し込んでいたなと。
なんてことをしてくれたんだと過去の自分を責め立てた。
そんなことをしても後の祭りで意味のないことはわかっているが言わずにはいられない。
そうこうして頭が疲れてくれるのをじっとまち続けおそらく2時くらいにようやく眠ることができた。
睡眠時間は4時間くらいしかなかったので仕事中あくびがとまらなかった。
楽しみの昼休憩もごはんさっさと掻き込み、食べ終わったらすぐに昼寝をしたので何も楽しめなかった。
今回の件で夜にコーヒーとチョコレートを飲食するのは絶対に控えようと心に誓った。