チャンピオン電池。 (超短編小説)
ある夏の日。
地獄のような炎天下の中クーラーのリモコンの電池が切れた。丁度その時、家には電池が一つも無かった。
この暑い中、わざわざ電池を買いに行くのはあまりにも億劫だったが、このまま放置していても部屋の温度は上がり続けるばかりなので、仕方なく電池を買いに行くことにした。
お店に入るとクーラーがガンガンにきいていた。クーラーの有り難みを全身で感じつつ、店内を散策する。電池がおいてあるコーナーを見つけたので足早に向かった。
そこには数多くの電池が置いてあったが、ふと「チ