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年々、年齢差の意味が薄まっている。

この考え方は、割と無意識に僕の中に
あるものなのですが、自分では
なかなか「いいな」と思っています。

個性が表出することに遠慮はいらない

先日、とある施設のイベントに参加した際
初めてお話しした男性の方がいました。

その方は割とイケイケというか、
少し尖っているというか、
鋭さや勢いを感じる雰囲気の方でした。

僕は相手がどんなタイプの方でも割と
コミュニケーションの導入はかなり
謙虚な姿勢で臨むのですが、
たまたま生まれ年の話になり、
僕が彼より歳が上であることが
わかって以降、彼の話し方が
遠慮気味になったのを感じました。

個人的にはそんなことで遠慮する
ことないのにな。と思ってしまいました。

初対面の方に謙虚な姿勢で話せるのが
僕のいいところだし、勢いや強さを見せる
ことができるのが彼のいいところ
なのだから。と思うのです。

上下関係な嫌いだった高校生時代

僕がこういった考えなのは何も
昔からそうだった訳ではないと思います。

それでも高校生の頃、部活の先輩が
学年が一つ上というだけですごく
威張っていたことにはかなり怒りを
感じていたことを覚えていて、
「自分は下の世代には繰り返さない」
という決意のようなものは持っていました。

結局、上下関係の意義が理解できず
部活を辞めてしまいましたが、
今でも不思議に思っていて、
狭い世界だったなぁと振り返ります。

歳下の「すごい人」をたくさん見てきた経験

市役所に勤めていた頃は、若い世代の方と
地域の接点をつくるまちづくりの
仕事をしていました。

その中で学生さんなど歳下の方とも多く
接する機会があったのですが、
自分にはできないすごい行動をして
活躍されている方を何人も見てきました。

もちろん能力的な『縦の軸』だけでなく、
方向性の『横の軸』も異なる方たちなので
単純に悔しくなるようなことは
ないのですが、それでも今の自分、
数年後の自分にすらできないようなことを
やってのける歳下の方はいくらでもいて、
そんな方々と出会い、対話した経験が
今の考えに繋がっているのだと思います。

年齢は単に時間でしかありませんが、
濃縮された経験や培ってきた価値観は
本当に十人十色。

とても面白いことです。

ただただ教え合うだけですよね。

もし「自分は歳下から学ぶことなんてない」
と思っている方がいらしたとしたら、
結構もったいないことだなと思います。

例えば10代の方やそれ以下の方だとしても、
現在の流行や風潮、モノの見方など
上の世代にはない情報をたくさん
持っています。

特に新しい技術がどんどん増えている
現代では若い方がゲーム感覚で
触れられるものに、大人が着いていけない
なんてことは日常茶飯事ですよね。

そう考えると自然にリスペクトが湧いてきて、
「ああ、年齢って関係ないな」と思える
のです。これまで出会ってきた素敵な
大人たちほど相手が幾つであろうと
同じ目線で向き合う方が多かった印象を
持っています。

「年齢に関係なく知らないことは
教わり、知っていることは伝える」


今後も信条にしていきたいです。

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