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公務員を辞めてフリーになって一年!をふりかえる。

約一年前、高校卒業後から勤めていた市役所の仕事を辞めてフリーランスになりました。

一年の流れを意識するのは年始から年末または新学期・新年度が始まる4月からというのが一般的かもしれませんが、今の僕にとっては市役所を辞めた日から針が動き出した感覚です。

そんな新たなスタートを切って第1期と言える一年が過ぎたので、ここで振り返ってみたいと思います!

※そういえば1週間ほど無職の期間もありました笑

とりあえず今は何をしている?

この記事を書いている時点では学業・仕事・新しいチャレンジを8:8:2のバランスを意識しながら過ごしています。

学業は京都芸術大学の通信でグラフィックデザインを学んでいます。市役所に勤めている頃に入学しましたが、転職のバタバタで単位取得に遅れを取っているので追い上げています。

仕事は都内のコワーキングスペースでコミュニティマネージャーを業務委託にて担当していたり、出会った方々からweb・紙面のデザインやカメラマンとしてお声がけ頂いたり。昨年度から継続して小学生向けクリエイティブワークショップのスタッフも担当しています。

新しいチャレンジはその時々に興味を持ったことに取り組んでいます。まさに今だと、クルマのマニュアル免許を取得中です(完全趣味)。男性の装いについてさまざまな視点から語るpodcastも継続中です。

シンプルに過ごしている現在と違い、一年前は「とにかくお金を稼がなくては!」といろいろな活動を並行して行なっていました。それはそれで新たな経験を得られたのですが、優先順位の意識が欠けて中途半端になることもあったので現在は学業の比重を上げています。

残り2年間しっかり取り組んで延期せず卒業したいと思っています。

気持ちの面の変化は?

気持ちの面について。

結論から言うと新しい一歩を踏み出して本当によかったと一年経った今でも思っていますし、これからも思い続けると思います。「市役所を辞めなければよかった」と思ったことは一度もありません。

市役所の仕事がキライだったのではなくて「ずっとこのままでいいのかな・・・」という不安に押し潰されてしまったというのが正確な表現かもしれません。一年間様々なお仕事に関わらせて頂いたことで、ある程度「どこに行ってもやれるかも!」という自信が付き、以前の不安を払拭する体験を重ねられたと感じています。

とても大切なお金の面

公務員以外のキャリアも無いのでフリーになった当初は自分がどんな価値を提供できるのかわからず、お金の稼ぎ方もわかりませんでした。

家賃などの固定費は僕の口座から払う分担にしているので、払えなくて妻から補填してもらった月が続いた時期の悔しさとやるせなさは忘れられません。

それでも自分の興味やワクワクに従ってチャレンジし続けたら、自分の強みを発揮できる場所や素敵なメンバーとの出会いは案外どこにでもあるんだなと思えてきて気が楽になりました。

気持ちが切り替わるとさらに新しいチャレンジがしやすくなり、現在では公務員時代と同じくらい、調子が良ければその倍くらいの収入を得ることができるようになりました。

ようやく、スタート地点に立ったという具合です。

フリーランスという言葉にこだわらなくなった

近ごろ感じる変化として「フリーランス」という言葉にあまりこだわらなくなったという点があります。

一年前までは全く未知の世界でしたが、今では「会社員と同じで単に『状態』の違いじゃん」と考えるようになりました。思えば自己紹介で「フリーランスです」と伝えるのは「会社員です」と言っているようなものだなぁと笑

今は「コミュニケーションやデザインに関するお仕事をしています!学生もやってます!」と自己紹介することが多いです。特に僕の場合、特定の技術を磨いて一本で勝負する職人的フリーランスというより、あれもこれも手を出したくなるタイプなので、今夢中になっているモノ・コトを中心に自分の状態を伝えることがベストだなと考えるようになりました。

visionとかよくわからないから行動指針をつくる

一年前の僕はどうお金を稼げばいいかわからない状態だったので、せめてどんなことにチャレンジしていくかという行動指針を決めることから始めました。

ふっと降りてきたのが、『人間らしさをデザインする』という言葉。

でもって数ヶ月経ち「ちょっとわかりにくいな」と思い次の言葉に言い換えました。

『個性やありのままが価値になる社会をつくる』

行動指針というとお固いですが、「この仕事をやるか、やらないか」と悩んだときに判断の軸となる自分の中での決まりごとのようなものです。

企業が定めているミッション・ビジョン・バリューというものがありますが、僕はどれがどれだかよくわからないのでシンプルに決まりごとをつくりました。活動がこの指針に近ければ近いほどよくて、昨年担当させて頂いた地元のパラアート展のプロデュースはまさにピッタリでした。

こうした行動指針は経験によってどんどん変わっていくものだと思っています。なんせ一人で思っているだけなので誰にも迷惑がかかりません笑

人と人、チームのコミュニケーションに関心がある現時点では次の行動指針を決めています。

『通じ合う喜びが溢れる社会をつくる』

2024年7月からの行動指針

社会といっても、半径5mの小さな小さな社会です。

いいんです!一人なので。

この一年間で役に立ったもの

スキルなんていうとおこがましいので「もの」という言い回しをしていますが、フリーになってからの僕を支えてくれたものを紹介します。

その1.コミュニケーション能力

自分で書くとめちゃめちゃおこがましいですね・・・笑

でも、どんな場所でも役に立つのは間違いなさそうです。以前、とあるベテランデザイナーの方とお話させていただいた際、散々デザインに関わる心構えをアドバイスしてくれた最後に「結局は気持ちのいい返事と笑顔だよ!」と仰ったのが凄く心に残っていて自分の中でも強く意識するようになりました。

おかげで良い出会いに恵まれていると思っています。

その2.感じる・考える・悩む力

市役所時代の尊敬する上司と初めて会った時にコミュニケーション能力を高めたいと相談したことがありました。その頃の僕は単にコミュニケーション能力=たくさん喋れることだと思っていました。

でも人間、考えていないと言葉にできないんですよね。感じて、考えて、悩むから話せるようになる。こうしたことを教わったのは今の自分の大きな武器になっていて、これ以上ないプレゼントを頂いたと感じています。

さいごに

気が付けばダラダラ長い文章になりました。

しかも誰にでも役に立つような情報にはなりませんでしたが、新しい一歩を踏み出す方や似たような価値観をお持ちの方の参考になればとても幸せです。

まだまだスタートラインですし、常に変化を求められる時代なのでこれからも楽しく、悩みながら、ワクワクしながら前に進んで行きたいと思っています!

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