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ロゼワインとオレンジワイン②

前回に引き続き、2つのワインの違いについて詳しく書いていこうと思います。


②作り方について

オレンジワインは基本的に白ブドウを使って赤ワインの製法で作られていると考えていいでしょう。果汁、果皮、種など(果梗以外の部分)を砕いて一緒に発酵させた後に圧搾し、樽やタンクで熟成させる、というものです。
果皮や種も発酵させているため、赤ワインのような複雑な味わいを持ち合わせているんですね!

問題はロゼワインの製法の複雑さです。

●セニエ法→赤ワインのような作り方

 果梗以外を砕いてタンクに漬けておき、果汁だけを発酵させたり、色が着いてから果皮を取り除いて更に発酵を続ける
(途中まで赤ワインと同じ作り方なので色合いが濃く、味わいも赤に近いので肉料理に合うことが多い)

●直接圧搾(プレス)法→白ワインのような作り方

 ブドウを圧搾して果汁を発酵させる
(フレッシュな味わいの淡い色合いでタンニンも控えめ、エビやサーモンなどいわゆる『同じ色のもの』に合うと言われる)

●混醸法→混ぜてから作る

 黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵、セニエ法に似ている

●ブレンド法→作ってから混ぜる

 赤ワインと白ワインを混ぜて作られるが、EUの規定では禁止。シャンパーニュ地方のスパークリングワインは例外として認められている

…と、ロゼワインが如何に複雑かがわかりますね。
確かに色の濃さは様々ですし、その味わいは多様な料理にも合わせやすく人気があり、製法も様々なものが用いられていることにも納得がいきます。

オレンジワインにナチュールが多いのは、果皮に含まれるタンニンが多いおかげで亜硫酸の添加を抑えられるという利点があるためというお話もあります。

どちらも歴史は古く、なんとワインの歴史の最初期である8000年前には誕生しています。ちょっとびっくりです!

そんなわけで、今回はロゼとオレンジの違いについてでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!^_^

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