【隔週報06】能古島で商品開発⇒EC販売
私の働き方実験における自分の活動を振り返るために、隔週報を書いています。
第10~11週目の活動・進捗概要
活動概要
今週は原材料の仕入れの確度が高く企画実現性が高い「甘夏関連商品」を対象に以下の活動を行った。
「甘夏」を利用した商品のリストアップ
商品企画対象の絞り込み(優先度付け)
ベンチマーク商品のリストアップ
商品の製造方法・調査
進捗状況
全体的な進捗は、リスケした計画に対し「1週間おくれ」程度、ただし「EC事業化の打ち合わせ」は焦らず時間をとって行った方が賢明と判断、これから本格化する「EC事業化の検討・計画」の工程を1ヶ月延長することした。
第10~11週目の活動詳細
前回の結論の再確認
前回の報告期間では、甘夏関連商品をEC販売する場合、年間を通して需要がある「甘夏果汁の小分け商品」が有力候補と結論付けていた。
しかし、これで結論付けて商品企画を始めるのは早計と思い直したので、今回の報告期間では、他にもっとEC販売に適した商品が無いか?再検討することから始めることにした。
「甘夏」を利用した商品のリストアップ
まずはEC販売されているみかん。柑橘系を含む甘夏関連商品のリストアップしてみた。結果、以下のような分類の商品が実際に販売されていることがわかった。
果実(甘夏以外のみかん・柑橘類含む)
果実・果皮
冷凍果実・果皮
缶詰
シロップ漬け
果汁
ストレート果汁
冷凍果汁
シロップ
飲料品
ジュース
酒・ワイン
ジャム、調味料
ジャム・マーマレード
ドレッシング
ポン酢
スイーツ
ゼリー
ジェラート・スムージー
ケーキ
ドライフルーツ・ピール
商品企画対象の絞り込み(優先度付け)
EC販売を前提として商品開発する場合「配送料が安いこと」は大きなアドバンテージになる。また食品の販売においては「賞味期限が長いこと」が在庫リスク回避につながる。また当然ながら「商品単価が高いこと」により利益が出しやすくなるし、商品の製造に必要な初期投資はなるべく低く抑えたいので「製造コストが低いこと」も重要になってくる。
これらの点を考慮して絞り込みの条件として対象商品を絞り込むと「ドライフルーツ・ピール」が企画対象商品に浮かび上がってきた。
一応、今回絞り込んだ「ドライフルーツ・ピール」のGoogleでの検索動向を調べてみると、「果汁」や「ドライフルーツ」よりも「ピール」の方が検索数が多く、WEB上では「ピール」の方が関心度が高いことがわかった。
ベンチマーク商品のリストアップ
「ドライフルーツ」と「ピール(加糖した果皮を乾燥したもの)」の二つにわけてベンチマークする商品をリストアップしてみた。
柑橘系「ドライフルーツ」の素材は、「みかん」が多く、「甘夏」については、ベンチマークに適した商品が見つけられなかった。
おそらく「甘夏」は果皮に苦みが多く、甘みが少ないため他の「みかん」のように丸ごと輪切りにして「ドライフルーツ」にするよりも、「果皮」に「酸味の効いた果汁」と「甘み付けの砂糖」を加えた「ピール」の方が万人受けし、商品化しやすいことが原因ではないかと想定できる。
一方、「ピール」の素材として「甘夏」が使われている商品は多く、甘夏の果皮は商品化の実績が多いことがわかる。
商品の製造方法の調査
今回、ベンチマークしている途中で「甘夏」の場合「ドライフルーツ」よりも「ピール」の方が商品化しやすいことが想定できたので、「ピール」の製造方法の調査を行った。
「甘夏」を輪切りにスライスしてから実と果皮にわける
輪切りスライスの前にピーラーで外川を虎狩にする方法もあるらしい
実の部分は搾って果汁を取り出す
甘夏果汁の苦みを取りたい場合、苦みのもとになっている薄皮を向く方法もあるらしい
重曹を入れた水の中で煮ることによって薄皮を溶かして向きやすくする方法があるらしい
果皮は食べやすい大きさになるようにスティック形状切り分ける
商品パックの大きさも考慮に入れる必要あり
果皮に搾った果汁と砂糖と重曹とを入れて煮込む
あまり加糖しすぎるとべたべたになるし、素材の味がなくなる、さじ加減が大事そう
天日で乾かす
フードドライヤーで衛生面への気遣いと時間短縮も検討
パック詰め
ドライフルーツ専用のパックに、食品用乾燥剤(シリカゲル)を入れてパック詰め、真空パックを利用する方法もあるみたい
第10~11週目の振り返り
良かったこと
この研究とは全然関係ないが「あたらぼアート部 メタバース空間に進出!展<最終目>|メタバースプラットフォーム cluster(クラスター)」で沢山の方々とおはなしできたこと
商品企画の2つ目の案「甘夏のピール」に気づけたこと、あらかたの製造方法がわかったこと
難しかったこと⇒原因と改善
ベンチマークする商品リスト少ない!
【問題】ベンチマーク対象商品を4商品しかリストアップしていない
【原因】アート部のイベント準備に時間がとられてしまい、スケジュールをこなせなかったこと。
【改善】商品企画の段取りを明確にし2週間分の動きをスケジュールに入れた上で計画した作業時間を遵守する。
「EC事業化打合せ」の作業に進めなかった!
【問題】予定していた商品企画、売上シミュレーション、費用シミュレーション、事業計画書の作成を行い、EC事業化のための打ち合わせの1回目までするめることができなかった。
【原因】計画した作業時間を確保することができなかったこと(そもそも計画した作業時間では作業時間が不足していたこと)
【改善】計画時間を十分に確保するために、1ヶ月程度全体計画を遅らせる(これは改善ではないが、、、やむなし)
第12~13週目の活動方針
次の2週間の活動方針として、以下を重視した作業を行う。
【優先1】「甘夏ピール」の試作改善
競合となりそうな製品を仕入れて参考にしながら、製造方法を改善し、甘夏ピールの商品力アップをはかる。
【優先2】売上・費用シミュレーションの実施
「果汁の少量販売」と「甘夏ピール」を販売する場合の計画売上・費用のシミュレーションを行う。販売時に必要なサービスや機器の見積もり等も同時に行い、事業計画時の目標売上を立てやすくする。
【優先3】お手伝いをしながら企画商品の相談
お邪魔にならないように農園のお手伝いをしながら商品企画や販売に必要となる知識をつける。ついでに甘夏果汁の小分けパッケージを作ってもらうことができないか相談してみる。
【優先4】甘夏加工品(果汁)のアクセス解析
小分けパッケージ検討に協力頂けることの前提条件が付くが、現状ECサイトのアクセス解析をさせて頂き、計画売り上げが現実的な予測になっているか、ターゲットとなる客層と客単価を確認する。
【優先5】商品企画を一緒にしてくれる仲間募集<継続>
甘夏果汁と果皮を使った商品企画を一緒にしてくれそうな仲間を募集し、アイデア出しや相談しながら商品企画ができるように動きたい。
その他
本業と本実験の空き時間を見つけ、あたラボの仲間の支援!何かできることがあればスケジュールを見ながら積極的に支援する。
第10~11週目の活動写真
今週はメタバースの世界への脱線と、商品企画の作業が被っていたので、それらの写真をぺたぺた!
補足
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。