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どんな人に会うかで人の運命、人生は大きく変わってくる。

人は、どんな環境で育ち、どんな経験を積むかによって人生が形作られていきます。
その中でも、「どんな人に会うか」という要素は特に大きな影響を持っています。
私自身、経営者として歩む中で数多くの人と出会い、その中でも特に「人生の師」と呼べる存在から多くの学びを得ました。
その師が持っていた信条が、私の考え方や行動に大きな影響を与え、私自身を救ってくれたのです。



師の教え:「能力のレベルと期待値」

私の経営の師は、次のような考え方を持っていました。

「2、3の能力の人が4、5をやったら拍手。でも8、9できる人が6、7だったらブーイングを送る。」

この言葉には深い意味が込められています。
人にはそれぞれ能力のレベルがあり、その能力に応じた努力や成果が期待されます。
たとえば、もともと2、3の能力しかない人が、限界を超えて4や5の成果を出したら、それは称賛に値します。
一方で、8、9の能力を持っている人が、自分の力を十分に発揮せず、6や7程度の成果にとどまる場合、その人にはもっとできるのにと失望が集まるのです。

この教えが私に与えたインパクトは計り知れません。
なぜなら、私はこの言葉を聞いたとき、自分自身が「どのレベルの能力を持っているのか」なんてわからないと気づかされたからです。
そして、それがわからない以上、自分がどれだけ努力しているのかを測る唯一の指標は、自分自身にあるのだと気づいたのです。


自分の能力の限界をどう知るか?

では、自分が「2、3の能力」なのか「6、7の能力」なのか、それとも「10の能力」を持っているのか、どうすれば知ることができるのでしょうか?
答えはシンプルですが難しい――「誰にもわからない」のです。

他人はあなたの能力やポテンシャルを外側から推測することしかできません。
むしろ、能力の限界を最も正確に知るのは、他でもない「自分自身」なのです。
そして、自分の限界を知るための問いは単純で残酷なものです。

  • 手を抜いていないか?

  • 本当に全力を尽くしているか?

これらの問いに対して最も正直に答えられるのは、他人ではなく自分自身です。
自分が手を抜いているのか、それとも努力を惜しまず挑戦しているのか、自分の心が一番よく知っているのです。


私が救われた理由

私がこの教えに救われた理由は、次の2つです。

1. 能力の低さを恥じる必要はない

師の言葉は、「能力が低いこと自体は問題ではない」と教えてくれました。
能力が2や3しかないのであれば、その中でベストを尽くせばいい。
その努力が周囲に評価され、拍手を送られる。
逆に、8や9の能力を持ちながら中途半端な結果しか出さない人には、能力を活かしきれていないと叱咤される。
この考え方は、結果よりも「プロセス」を重視していると感じました。
そして、それが私の心を軽くしてくれたのです。

2. 努力の基準は他人ではなく、自分の中にある

「自分が本当に全力を尽くしているかどうか」を判断するのは、自分だけです。
誰かに褒められたり、評価されたりすることをゴールにするのではなく、自分自身が納得できるかどうかを基準に行動する。
この考えに基づいて行動すると、他人の評価に振り回されることがなくなり、結果的に自分のパフォーマンスが向上することを実感しました。


全力を尽くすということ

しかし、全力を尽くすことは簡単ではありません。
日々の生活や仕事の中で、怠けたくなる瞬間や、もうこれ以上は無理だと思う瞬間が何度も訪れます。
そんなときに大切なのは、以下の3つの問いを自分に投げかけることです。

  1. 今の自分の行動に後悔はないか?

  2. もっとやれることがあるのではないか?

  3. 自分が「拍手をもらえる努力」をしているか?

これらの問いを常に意識することで、私は自分の行動を見直し、日々少しずつでも成長できるよう努力を続けています。


人との出会いが運命を変える

冒頭で述べたように、人生は「どんな人に会うか」で大きく変わります。
私が師と出会わなければ、ここまで自分を見つめ直す機会を得られなかったでしょう。
師との出会いを通じて、「努力の基準は自分の中にある」という大切な教えを得られたことに、今でも感謝しています。

もちろん、すべての人が人生の師と呼べる存在に出会えるわけではありません。
しかし、自分を高めてくれる人や、厳しくも正しいアドバイスをくれる人を探す努力は、誰にでもできるはずです。


まとめ:自分を見つめ直す力

「どんな人に会うかで人生が変わる」と言いますが、究極的には「自分がどれだけ全力で向き合えるか」が鍵を握っています。
他人があなたの能力を測ることはできません。
でも、自分が本当にベストを尽くしているかどうかは、自分が一番知っています。

師の教えを胸に、私は今日も「全力で生きる」ことを目指しています。
あなたはどうでしょう?
自分自身に拍手を送れる日々を送るために、今の行動を見つめ直してみませんか?

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草分拓弥@2.5次元実業家
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