4日後の終わりを目指す、わたしへ。
あと4日後に、石垣島を出発する、という話。
旅には終わりがあるから、面白い。
2/15 から始まった石垣島滞在も、もう4日後になった4/11 で終わりを迎える。長かったはずだったのに、ここに至ればあっという間に思えてくる。
以前誰かが言っていた。
「旅は、なぜ楽しいのか、面白いのか。
それは終わりがあるからだ。」
そのときは意味が分からなかったが。
いまはちょっとわかる気がする。
終わらない旅はそれなりにのんびりできていいかもしれない。一方で、それはそれで、冗長に時間がながれていくだろう。
その時間の価値を、相応にしようという意思が働くことが、旅を楽しむために大切なことのような気がする。(せかせかしよう、の意味も含まれる)
出会い
よかったことはたくさんあった。
・平久保崎灯台からみた、東シナ海の青さ
・波照間島の最南端から見た、太平洋の水平線
・竹富島の集落のたたずまい
・ヤエヤマヤシの森のしずけさ
・小浜島の牧歌的な風景
…
まぁ、いくらでもある。本当にいままでにない空気を感じられて、ココロが洗われるようだった。
その時間の一部を、妻や子供と一緒に過ごせたことが、なかなか得難い経験だったなと、そんなことを思う。
足りなかったもの
反対に、ひととの関わりは少なかったな…。
地元の人と話したのは数えるほどしかない。
・世話になっている、島の御大
・御大の行きつけのスナックのママ
・散髪屋で髪を切ってくれた3児の母
・波照間島からの出航待ち時間で話の相手してくれた売店のおばさん
・小浜島の展望台であった、黒ひげバイオリンYouTuber
・いろいろ無理をきいてくれた、ホンダレンタカーのおばさん2人
…。
まぁ、そんなものか。2ヵ月もいた割には、そんなに人に会わなかった。コロナのせいもあるのだけれど…、もうちょっと出会いがあってもよさそうなものだった。
あとは、マリンスポーツもちょっとはやってみたかったな。さらにいうなれば、離島を制覇(すべて上陸) してみたかった。南十字星もみたかったし、バンナ公園のホタルをみたかった。
まだやれることも、いくつかはありそうだ。
とはいえ、一部は、また来た時の
宿題ということになりそうだ。
4日後の自分
あと4日で終わりか…。
終わりらへんは、もうちょっとゆとりのある日程にしてもよかったかな。バタバタとして出発するのは、なかなか大変だ。
*****
きょうから撤収作業で、3日つぶれる。
次にちょっとはゆっくりできそうなのは、4/10 の出発前日だ。
名残惜しい。
それもわるくないか。
それも含めて
旅の面白さだ。
撰石積記 voL.45 ~旅を楽しむ~
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