今日のおやつ

お菓子は大好き。おやつには欠かせない。

以前は近所でたった一軒のコンビニでモンブランとか和菓子を買っていたが、手術が決まってから、野菜を使って何か作ることにしている。

ブロッコリーは朝夕登場していただいているので、おやつにはちょっと遠慮してもらい、イモ類を多く使う。

おやつというより、軽食かな。おやつと軽食の違いって、よく分からないけれど。

今日はマッシュポテトとイチゴ。

素材はすべて、この辺りの農家で栽培したもの。ニンジンとジャガイモは一袋百円で道端の台に置かれていたもの。イチゴは栽培農家で買った。

ジャガイモはシワシワで芽が出ているし、形もひどい。ニンジンは皮が黒ずんでいる。スーパーでは絶対お目にかかれないブスな容姿。

風邪を引くのが怖くて、車を運転してスーパーに行く気にはならない。シワシワでも形ひどくてもいいや、と散歩のついでに時々買う。

皮をむくとけっこう綺麗。ジャガイモとニンジンを茹で、砂糖と塩を少し入れ、水分を飛ばし、ほどほどに形を残してすり潰す。

それをどら焼きの形にしたり、おにぎりみたいにしたり、いろいろな形にして遊ぶ。今日は単純に皿に盛った。

イチゴは１パック二百円。形はイマイチだが土臭いほど新鮮。

つまり、私のおやつは地場産業の農作物なんです！

形が悪くてもシワシワでも、すり潰すと美味しくて綺麗なおやつになる。

手術後も、理想の病人食になると思う。栄養機能食品ばかりに頼っていると財布が持たない。便利だけどすごく高いから。

私が住んでいるのは、タクシーに迎車を頼んでも断られる辺鄙な地。バスは一時間に３本しかない。そんな不便な所。今は、いちおう県庁所在地だけど、一昔前まで『大字、字、野原』なんて地名だったのだから。

だが、道端で売っている野菜を安く買って料理するときは、ああ、田舎もいいものだ、と思う。

根菜類は大地の香りがする。生命力を感じる。

ジャガイモさま、ニンジンさま、

わたしの大腸の力を強くし、癌細胞を弱めてください～