生きる
『生きる』ためには途方もないエネルギーが必要だ。
朝、起きて歯を磨き、顔を洗い、人が来た時、みっともなくない程度の服を選んで着て、ご飯を作って……。
すべてが途方もないエネルギーを必要とする行為。
野に咲く花、花の上を舞う蝶。
人間に比べればあっけないほど 短い命。
その命を生きるために
途方もないエネルギーを使っている。
彼らに較べれば
私はなんと長く、強く、生きてきたのだろう。
そして、まだ、生きるエネルギーを
天から与えられている。
今日も私は、コンビニに行き少し間抜けなことを店員さんに聞き、
農協では通帳が記載できなかった。
誰もいなかったので、ゆっくり考え、何回もやり直し、
通帳の記載が出来た。
すごいエネルギーを使った。
でも少し賢くなった。
抗がん剤治療でかなり劣化した頭脳を
いま、トレーニングしている。
エネルギーを使うこと。
これが生きるということではないか。
自分なりにそう思った。
終わり
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