爆音のバイクも「俺はここにいるぜえ！！」って走ってるんだと思うと

なんだかちょっと、見方がかわってくる。
(うるさいことはうるさい…(笑))

たまに、夕方とか、夜。
なかなかうっるさい音を立てながら、
走ってくるバイクがいる。

普通に走ってたらあんな音はでないから、
いろいろ改造とか、してるんだろう。
正直、うっるさいし
改造してるんだからお金だってかかるし、
お金かけてうるさくするのが意味が分からないなあと
結構思っていたし、今も思っている。ちょう思っている。

わざわざ手間暇かけて、騒音を作り出す意味よ…？？？

こないだ、疲れてぐったりして私は寝ころんでいた。
もう、ぐったりしていた。私はゼロよ…。
そんな時に、騒音バイクは颯爽と現れた。

ちょう騒音だった。
まあ、うるさかった。
きっと、イライラしてしまう人ばっかりだ。
そりゃそうだ。わざわざうるさく音を立てて走るバイクなんて
意味がわからなすぎるし、
怒鳴ってしまう人もいるだろう。

でも、でもぐったりしていた私は、
その時の騒音バイクに対して
うるさいとも思ったけれど、

(元気やなあ…)

なんて、思ってしまったのだった。

元気やなー…。
なんか、生きるエネルギーを、感じるよなあ…。
ようやりますなあ…。

って。
半目を開けながら、思った。

だって、騒音を立てて走るってことは、
迷惑をかけないようにしなくちゃ…！(使命感)とか、
微塵も思ってないって事だし。

むしろ、アピールしている。

俺は、
ここにいる！！！！！

すごく昔のドラマだけど、
「彼女たちの時代」というドラマがあったのを
ご存じな方は、どのくらいいるだろう？

(全身全霊でおすすめなのでぜひぜひぜひ見てほしい。
(アッでも椎名桔平ターンは辛いシーンが多すぎヒドスなので
あまり辛い気持ちの時は控えるのをおすすめする…)
これについて熱く熱く、もうええわってくらいに
語る記事も書くのでよかったら「ほえー」くらいのテンションで
お菓子でも食べつつ読んでほしい)

主人公の深津絵里さんが、一話目のラストで
大型書店の屋上から、下を歩くたくさんの人たちに
叫ぶのだ。

「おーーーい！！」

「わたしは、ここにいるぞーーー！！！」

(見ていて、私はめちゃめちゃ泣いた)

まあ、そんな事はバイクに乗ってる人は
全然考えてないのかもしれないけど(笑)。
それはそれで。

爆音で走っている人たちには、
(うんうん、あなたはいるよねえ)
(いるよねえー。わかる)
って、ちょっと、思えるように
なるかもしれない。

わたしもそうだよー、って。

そうだよ、って。

まあ、うるさいことはうるさいけど(笑)。