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夏に終わりに痛みに

外の音がセミから鈴虫に変わり始めた。
夏が終わりそう。

「夏への扉」を読んだ。ギリ閉まる前に読み終えられてよかった。

翻訳の力もあるが、70年くらい前に書かれたとは思えないみずみずしさ。
コールドスリープやタイムリープなどの使い方がBack To The FutureとかのいろんなSF作品に影響を与えた、いわゆる元ネタの小説らしい。

かく言う自分も、面白かったゲームや良かった音楽の元ネタとして紹介されているのを見てここにたどり着いたので、影響の力がド凄い。(全ての日用品がドンキ製品の部屋、ちょっと嫌)

現代の名作ロボットアニメを観てからエヴァを観た時と同じで、影響を与えまくったからこそ今読んでみると王道って感じだった。
主人公が賢くて嫌味っぽい感じなのは日本のSFアニメでありがちだな〜とか、どれだけ未来が凄いかの規模が「ロボットがどれだけ進化しているか」で描かれるのはちょい前のSF映画でよく見たな〜最近はAIばっかりだよな〜みたいな、今ながらの視点で読めるのが楽しかった。

2020年くらいに、日本が夏にやる高校生向けの恋愛映画みたいな感じでリメイクされていたらしくてちょっとキレた。そういう方向もありなのかよ。逆に観ようかなと思う。


7月下旬あたりから胃のあたりに違和感を感じている。ちょうど8月に健康診断があったので伝えたらその病院で血液検査やエコーなどやってくれた。とりあえず胃の薬を出されたので飲んでみたのだが効いてる感じがそんなになく、さらに薬を増やしてもらう。

しばらくは調子が良かったが、8月下旬から薬が効かないくらいの痛みが襲ってきて、胃のあたりが目視でわかるくらい大きくなり、血管らしきものも浮きでている。これはヤバそうだと胃カメラを予約した。

正直、もうダメそうな病気になってるんだと決めつけており、落ち込み気味のストレスがさらに痛みを強くする。みんなありがとう、みたいなことをずっと言ってて客観的に辛気臭かった。

それなりにお金がかかるので健康診断のオプションって事にして欲しいな〜と会社に相談したが、20代は適用外らしくてショックだった。
異常アリならそれだけで胃カメラの2倍以上の金がかかると説明されて(絶対に異常アリだと思っているので)それなりに覚悟はしていた。

初胃カメラ。
麻酔のゼリーを両方の鼻に入れられて、ほとんどこぼした。って事は全然麻酔効いてないんじゃないか…と不安になっている中、テディベアが準備万端です♪と喋っている薄緑のカードを持たされた。

目は開いたまま、ゆっくり呼吸をするように言われた。全然無理だった。目の前にあるボールペンくらいの太さのカメラと体内で何かがうごめく不快感。原因をずっと直視しないといけない体勢。管を入れられて涙と鼻水でいっぱいの状態で飲みこむ動作をしてください、と言われた。無茶ぶりすぎる。たまらず息があがると、ゆっくりですよ〜と背中をさすられる。無茶ぶりすぎる。時間は無限じゃないことを祈り続けた。
嫌レベルはスペースマウンテンに乗った時とだいたい同じくらい。
引き抜かれる際、あまりに長すぎるゲップが出た。5秒はあった。

異常は、ありませんでした☺️

正直そんなわけ無いだろうと思っている。
診察で今も左胸が痛んでいる、と痛む手を添えて伝えたら、そんなところに胃はないよ、と返され、じゃあ何だろう…と悩む時間。薬を1ヶ月飲んでも効かず、先生もお手上げ状態らしかった。
次は半円の長いやつでCTを撮るらしく、それでも異常なしならそもそも内科ではなかった……のか?

書いている間も胃ではないなにかしらの臓器がキリキリと傷んでいる。

3月からやっていたリングフィットを全クリした。もしかして筋肉が変なとこについて痛む的なやつ……?

秋が始まりそう。

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