【読了】ハンチバック
読了しました。
ニュースにもなっていた芥川賞受賞の作品です。
ハンチバックの意味はご自身で調べてみてください。
これは1ページ目を読んだ時に「何が起こった!?」と思いました(笑
しかし、〈 〉で括られたコマンドプロンプトのようなものも書かれているので、「ああ、これは登場人物が入力している文章なのだな」ということがわかります。
お話自体はそれほど長くないです。
しかしながら、このお話には作者の叫びのようなものを感じました。
主人公の釈華は障がい者で、決して明るい話ではありません。
私は内容の事前情報一切なしに、この本を手に取りました。
最後はちょっと、急に視点が変わったのでびっくりしました。
読書感想文としては、気に入ったシーンとか気になったシーンとか、書くものなんでしょうが、ネタバレが……苦手なんです。
他の方がレビューで書いているように「すごい本を読んでしまった」という読後感です。
一つだけ書くとすれば。
紙本と電子書籍のところでしょうか。
主人公の釈華のように、電子書籍でないと体に負担がかかる、という方も少なくないのでしょう。心に留めておきたいシーンでした。
***
余談になりますが、私はつい最近までエンタメと文芸の違いというものを理解していませんでした。
ここ数年、文芸に触れる機会が増え、私の作品の気持ちの持って行き方は、文芸よりなのかな……とも思うようになりました。
難しく考えずに書きたいものです。
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