【再投稿】実測時間に基づいて行われる感情変化と進捗具合の実験的記録。
どうも、医学生の草門逸平と申します。
以前書いていた記事をもう一度読みたいな〜という彼女からのリクエストがあり、数ヶ月前の怪文書を再投稿することになりました。ふつうに黒歴史だよこれ。誰か助けて。
とはいえ、惚れた女にめっぽう弱いのが男という生き物である。
潔く再投稿してやろうじゃないの。読めよ、ほら。（ﾎﾞﾛﾝ）
これを見つけてしまったみなさまはどうか読まないでください。
読んでも良いけど、読み終わったら記憶を消して欲しい。
切実に。いや、まじで。
鈍器を頭に打ち付けたり、3日徹夜したりすれば記憶の定着率を低くできる……と思う。このnoteを読んでしまった方は一報ください。バット片手にあなたの頭を狙いに行きます。
それでは、大変不本意ではありますが、どうぞ。
実測時間に基づいて行われる感情変化と進捗具合の実験的記録。/草門逸平
2024年4月25日 10:23
verse１
2024/04/21（月）
いままさに、第一回口頭試問まで残り13時間といったところまで来ている！にも関わらず、およそ100ページもの範囲のうち、わずかに16ページしか進んでいないのだ。やはり、そうであった。いつもの通りなのであるが、この男は何という馬鹿であろうか。歴史よりも多くの過ちを無限に繰り返している。いつになったら成長するのか。
こうして文字を書き始めたのは、対策の合間の息抜きとしてというところである。決して、全てを諦めて絶望と厭世を綴ろうというわけではない。これは、『実測時間に基づいて行われる感情変化と進捗具合の実験的記録』である。
そろそろ休憩時間が終わるので、今一度、勉強に戻ろうと思う。
verse 2
20分ほど集中した？つもりであはるが、未だ20ページに差し掛かろうという程度である。現在時刻は3:15である。先ほど、友人Zに連絡して、6時にすき家に行くことになった。玄関は開けておくから起こしてくれとのことらしい。少し疲れたので10分仮眠をとって、また続きの勉強に戻ろうと思う。しかし、神経、筋肉、骨の名称と位置を覚えるのがかなり面倒くさい。和英の両方とも暗記するのだから、使う労力は2倍じゃないか……と思うかもしれないが、実際は1.2倍くらいの感覚である。セットで覚えてしまえば、案外苦労するものでもない。さて、しばらく仮眠を取ろうか。すやり。
ということで、3:30になりました。目覚めはまぁまぁといったところだが、ふつうにまだまだ眠たい。もうちょっとだけ寝ちゃおっかな〜。3:45まで寝るわ！眠い時は眠ったほうがええ。昔からそう決まっている。ということで、またまた寝ます。起きれなくても、まぁ後の自分が苦しみながらどうにかするでしょうし。すやり。
起きました。ものすごい空腹です。耐えられそうにありませんが、すき家が待っているので頑張ろうと思います。あと、なんか知らんけど心臓が痛い気がする。こういう時こそコーヒーを飲みます。カフェインには精神安定作用があって、さらなる純粋な狂気へと私を導いてくれるでしょう。青白い顔を浮かべて、死にそうになりながら戦う未来が見える……ほんまにありがたいことです。ありかたいことやね。それもこれも、過去の私の怠慢とカフェイン様のおかげです。もっと早くから勉強しとけやカス！！！！お湯が沸いたのでコーヒーを入れて、地獄の暗記を続けようと思います。誰か、おれを、3:52（口頭試問まで12時間を切ろうとしている。）
verse 3
4:56になりました。現在24ページに突入。終わりそうとかどの口が言ってるんでしょうかね。ダラダラやってるばかりでなく、こんなところで休憩と称しつつ、何かを書かずにはいられないから進みが遅々としているのでしょう。さて、なぜこんな試みを始めたのかというと、諸所の悩みというものを破壊するために必要なことを、なよっちぃみなさまに指し示すためでございます。それは、ただ目の前のことに取り組むことです。これは何も難しくありません。手を動かせばいいだけなのです。具体的には、スマホ？とかいう何の益にもならないゴミを放り投げ、パソコンに拳を喰らわせ、誘惑という誘惑を全て破壊することから始まります。もしくは、精神的に強いという人にとっては、ただ、机の前に座ったりページをめくったり、一文だけ読んでやるか、というところから始まります。（カフェイン様のおかげでゲロを吐けそうだ。ありがとうカフェイン様！自律神経の規則を乱すことで、いつだって俺につらい現実を突きつけてくれて感謝していますよ！）
続きはまた数十分後に書くとします。依然として、肉体的にも進捗的にも状況は悪いです。参っちゃうね。これこそ医学生の性なのかもしれない。全国の医学生よ、いまこそ団結してあのハゲた髪の薄い教授どもを5:05
verse 4
5:31 ふつうに、腹が減って我慢ができないのですき家に突入します。もうマジで頑張った。一旦飯食いたい。腹が減っては負け戦すら出来ないのである。胃袋がぎゃあぎゃあ喚いてうるさいので、そろそろ餌を与えに行く。まずは友人宅へ向かう。どうやら起きているようなので、話は早い。それでは。(27ページ)
6:32帰宅 あああああ街の至る所で発狂してきました〜。もうげんかいだから何も書けない超集中するしかない
verse 5
14:16 バスで悟る。気だるげに記述する。窓に屍が映る。くたばれ。お前のその負け犬の面を打ち砕いてやる。失せろ。
veres 6
18:00 勝った。毎度の如く、最後にはなんとかしてしまう自分が恐ろしい。歪んだ成功体験が積み上がり、計画性を持ち得ない神経回路がますます強固に構成されてゆく様を、頭蓋の裏側に感じる……いつしかこいつが俺を滅ぼすだろう。得体の知らぬ液体が脳内で運行し、達成感と安堵の念を抱かせる。『俺は悔悟した人間で前とは違った人間だ…』と、胸中で繰り返した幸二の顛末を想う。
さて、齢40の同期に誘われたので今宵は小宴会に耽るとしよう。帰宅すれば友人Zが唐揚げを振る舞ってくれる。（心臓が痛む。）睡眠不足と劇薬の過剰摂取、ストレスと疲労に打ちのめされた身体はもはや何も受け付けようとしない。栄養が必要だと理解していた17当時の俺が、えずきながらも食事をする術を修得してくれている。しかし、恐らく一合程度しか日本酒を味わえないのは残念だ。（心臓が痛いんだけどこれマジでやばい？）
全てが終わったら誰々に優しく褒めてもらおう……などと考えている自分のキモさに辟易する。というより、平生から心身の丈夫さを過信していることを咎められるかもしれない。これについては本当にすまない、どんな罰も甘んじて受け入れよう。でも、できれば優しくして欲しい！キモすぎる。
とりあえずは束の間の安寧に夢を見よう。
己の愚かさと天に与えられた能力に乾杯。
心臓は熱い血潮を脈打ち、生命を輝かす。
実験を終了する。
追記：以下は2024/04/25（木）の記述
口頭試問の日には全てを書いていたのに、開放感から公開するのを忘れていた。自分で読み返していて、あぁ、こいつはかなり追い込まれてるのに、いつだってふざけることを忘れないんだな。全てをネタにして飲み込まんとする姿勢は、我ながらあっぱれだ！という感想です。人生の楽しみといったら自惚れ以外にはないのですから。それにしたって、やはり計画性がないと本当に人生を破壊しかねないな。小声で未来の自分へ戒めておきます。
第二回口頭試問のときには、溢れんばかりの余裕と成長を続ける存在として、過去の自分に格の違いを見せつけてやりますよ。草草不一。
読んでくれてありがとうございました！
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