癒しの読書
若い頃夢中になって読んでいた何冊もの詩集…あの頃好きだった詩はあの頃の物で、現在の私には彼女の年齢を重ねられたからこその最近の詩が響く。昔も今も好きなことには変わりない詩人銀色夏生さんの本。
書店で昨年の12月24日に1冊の本と出会う。それは銀色さんの毎日を綴った日記風エッセイ「つれづれノート」の43巻。あまりに面白くてすぐ44巻も買って読んだ。長年この本の存在を知らなかったなんて。
これは1巻から読まなければ…。
1巻は平成3年の6月に発行されていて、以降の大半の本ももう書店では買えないので古本を探して全部揃えた。
つれづれノートは毎日の生活を包み隠さず真っ直ぐな言葉で書かれている。
◯月◯日、その日の出来事。
まさに日記。本の真ん中にご自身で撮られた写真ページがあり、それを本文と照らし合わせて読むのも楽しく所々に描かれた銀色さんのイラストも味がある。
私には無い物凄い行動力にびっくりしたり、ある部分では自分と凄く似ていてわかる〜!と思う部分もあって飽きない。
再び銀色さんに夢中になる私。
たくさん散りばめられた心に響く言葉はその都度スマホで写真に撮って保存し読み返している。
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読書記録アプリに読み終えた日、感想やメモを書き残している。読み始めて9ヶ月間、その時の自分と内容がバチッと合ったのが31巻の「心をまっさらにさらし期」。
アプリの感想欄にはもう1度読み直したいと書いてある。
癒される気に入った本は何回も何回も読む。これもまた1巻から読む時が来るかも。
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