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Packaging-Inclusion Vol.1「つながる」展示作品#001 【cal.and】KIYOSHI ISHIDA

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。現在、GOOD DESIGN MARUNOUCHIにてパッケージの未来と可能性を探るエキシビション『Packaging-Inclusion Vol.1「つながる」』を開催中です。今日は、石田清志さんの展示作品【cal.and】についてご紹介します。

【cal.and】日常とイマジネーションをつなげる正十二面体カレンダー

【cal.and】は、石田さんが10年以上前に一度制作した作品をベースに、立体的なカレンダーとして構想を進化させ、「つながる」という今回のテーマに沿ってブラッシュアップした作品となります。古代から、人々が星空を見上げて想像力を働かせ、人や動物の形に見立てて物語を紡ぎ出したり思いを馳せたりしてきた星座。その星座を正十二面体の立体カレンダーに封じ込めた作品です。

このカレンダーは、3つのパーツからなっています。
・骨組み(五角錐)
・カレンダー玉
・蓋

組み立てはすべて手作業。骨組みとなる五角錐には、月にまたがって星座がデザインされているため、緻密で根気のいる組み立てが必要となります。
今回石田さんは、今までにない『時間軸』の見え方を模索し、その『時間軸』を象徴的にパッケージした正十二面体という幾何学正多面体を利用した立体的なカレンダーを考案した作品を作り上げました。手にする方が、それぞれの物語を紡ぎだせるステキなカレンダーです。

『骨組み』と『蓋』のクロースアップ
『カレンダー玉』のクロースアップ

『骨組み』と『カレンダー玉』のパーツには、夜空に浮かぶ星座のデザインが、クルツ箔でホットスタンプされています。『蓋』には、JANUARY、FEBRUARYといった月表記を箔加飾しています。使う時は、その月の『蓋』を破いて中の日付『カレンダー玉』を取り出します。カレンダーとして使い終わった後、『蓋』や『カレンダー玉』はキレイに取り除くことができます。そして、星座がデザインされた正十二面体はインテリア雑貨としてお部屋に飾って使うことができます。

展示会場では、複数をまとめてシュリンクしたものをディスプレイしています。こちらは、店頭などで販売する場合、購入者が必要数量だけを切り取って購入するというイメージです。

複数をシュリンクで連結。1つずつ切り取り可能。商品ラベルは箔押しでデコレーション

使用箔:
<正十二面体カレンダー>
LUXOR® MTS 429 N
ALUFIN® SATIN GLOSS MTS
COLORIT® 99015
LUXOR® MTS 362

<シュリンクのステッカー>
ALUFIN® GIO-NB
LUMAFIN® 799 clear

本展覧会は、2022年5月29日(日)まで開催しております。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
PACKAGING INCLUSION パッケージング・インクルージョン Vol.1「つながる」 (packaging-inclusion.com)

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Photo : Daisuke Ohki


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