【クルツ海外事例紹介】Flensburger🍻の新ラベルケーススタディ
こんにちは。クルツジャパンのタナカです。
さて『このビール見たことある~👀』という方も多いのではないでしょうか。
Flensburger(フレンスブルガー)のビール。栓が陶器でとってもかわいい💛。
今回は、フレンスブルガーとクルツドイツ本社が一緒に取り組み、実現したサステイナブルな新ラベルについてご紹介します。
ちなみに私は、10年程前にドイツへ行った際、スーパーで買ったFlensburgerのビール瓶をスーツケースに入れてお土産に♪と持ち帰るも、無残に割れてスーツケースの中身が大変なことになった苦~い思い出があります(-_-;)
プロジェクトのはじまり
Flensburger Breweryとクルツドイツ本社と出会いは、2012年に遡ります。ちょうどその翌年の2013年がFlensburger Brewery創立125周年ということもあり、クルツはアニバーサリーエディションの仕上げを手がけました。その後しばらくの間、空白の期間がありましたが、2022年に開催したKURZ LABEL WEEKSがきっかけとなり、印刷会社やデザイン事務所とタッグを組み具体的にプロジェクトが動き始めました。
目指したもの
Flensburgerの新しいブランドイメージは、よりオープンでフレッシュなものを目指し、ラベルデザインはより明確に構成され、全体的に洗練された印象となりました。ラベルへのゴールドとシルバーメタリック加飾は(アルコール飲料はゴールド、ノンアルコール飲料はシルバー)、限定的で控えめに使用。現代的なデザイン、そして使用する材料と仕上げの両方において、より自然で持続可能なもであることが焦点に当てられました。
ラベルの加飾には、KURZ ECOFIN®を使用。KURZ ECOFIN®は、キャリアフィルムが10μmと薄くなったコールド転写箔。従来の12 µm厚のキャリアフィルムと比較すると、材料の使用量は17%削減。また、コールド転写箔1巻あたりの巻きメートル数を増やすことで、ロール交換の手間を省くことが可能となり加工の作業効率もUP👍
今回の新しいラベルは、白色で少しテクスチャーのある紙にコールド箔転写を行いました。すでにコールド箔加工では定評のある印刷会社Ellerhold Glücksburg GmbHが良きパートナーとなり、持続可能で地域に根ざした活動をしたいというFlensburger Breweryの要望を満たすことができました。毎年数百万本のボトルラベルがECOFIN®を使って製造される予定だそうです。
KURZがパートナーとして選ばれた理由
クルツでは継続的な研究開発により、コールド転写箔加工のフォイルプロセス効率を全面的に改善してきました。『グリーンリーダーでありたい』という志を持ち、市場で最も薄い加飾層に加えて、最終製品において脱墨可能で堆肥化可能な製品の供給、業界でも珍しい『使用済みPETフィルムの引き取り再利用システム(※)』による完全にリサイクル可能な転写製品も提供しています。クルツは、機械、ソフトウェア、消耗品、サービスを一元的に提供する革新的なソリューションのプロバイダーであるだけでなく、人脈の広いパートナーでもあります。今回のプロジェクトでは、クルツはテスト用に様々な転写製品を印刷会社へ提供し、技術的な質問に対してアドバイスを行いました。このプロフェッショナルなコラボレーションの結果、店頭で輝きを放つ見事なラベルが完成したのです。
(※)『使用済みPETフィルムの引き取り再利用システムは、ヨーロッパ地域でのみ運用中
原文は、クルツドイツ本社HPのCase Studyで紹介されています。
Case Study Flensburger - KURZ Graphics (kurz-graphics.com)
次回ドイツに行くことがあれば、KURZ ECOFIN®を使ったラベルなんだぁ~、としみじみすること間違いなし。そして今度こそ割れないようにFlensburger Pilsenerのビール瓶、持って帰ります🍺