名作ボディコピーを味わう時間6日目 -年賀状は、贈り物だと思う。-
毎日ひとつずつ「名作ボディコピーを味わう時間」と称して、
好きなボディコピーを紹介していきます。
勉強のために手書きで読みづらい部分もあるかと思いますが、、そこはどうかごゆるりお付き合いただけますと幸いです。
6日目のボディコピーは、新年ということでこちらになります!
広告主:日本郵便さん
コピーライター:岩崎俊一さん、岡本欣也さん
2008年
これを読み解くと・・・
最初に、キャッチコピーで書いた「年賀状って、贈り物だと思う。」という考えの理由をボディコピーで丁寧に紹介しています。
流れとしては下記です。
・年賀状って、こういうものという一般的な話で、そうだよね、と共感を誘う
・実は年賀状ってこういう素敵な面があると思うんです、といい意味で裏切ってひきこむ
・問いかけで自分事化させる/共感をよぶ
・キャッチの言いかえでより共感度を上げる
個人的学びポイントは
視点をずらしたことで、視界が広がる
この広告が出るまえ、年賀状の発行部数が減り始めました。メールやSNSの普及だったり、そもそも住所を知るきっかけが少なかったり、何よりも年賀状は買って・書いて・投函しての手間がかかります。
送る側にどんなことを伝えたら、年賀状を送りたいと思ってもらえるのか?メールやSNSとの違いって何だろうと考えても、デメリットばかりが浮かびます。
では、もらう側ってどうなんだろう?と考えた時に、元旦ってそわそわして送ってもいないのに一応、ついつい、誰に向けたのかわからないような期待を持ちながら年賀状が来てないか確認してしまいます。
そう、もらう側にとって、年賀状ってやっぱりうれしいもの!との気づきがもとになっているコピー。送り手→もらい手に視点を変えたことで、送り手のベネフィットが見つかった。
あとは、手間暇かかるからこそ「贈り物」という言葉がぴったりくるし、「一年で、いちばん初め」っていうのも実は年賀状ならではの良さだなあと感じました。
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今年も届いた年賀状。
年々減っていますが、1枚でもあると嬉しいものです。(自分は全然出してないのに、人間とは我儘なものだなあと)昔通ってた幼稚園からいまだに年賀状が届く、一年に一回だけでもこのつながりが20年もあることがちょっと嬉しくなるお正月でした。
年賀状、まだお出しできてない分を
しっかり、じぶんを入れて、書いていこうと思います。
明日は、お酒をテーマに紹介したいと思います❤
乾杯しましょう!