機能改善でなぜ動作評価をする必要があるのか?
こんばんは、谷田部くるみです
先日、2021年最初となる出張ピラティスに行ってきました
2回の脳梗塞による両片麻痺がある方とのピラティスです
試行錯誤しながら色々試していますが、何より嬉しいのは「会えることを楽しみに待っていたよ」という言葉です
カラダが変わったという変化ももちろん嬉しいですしプロとして成果を出して当たり前ですが、私と会うこと自体が楽しいというのは本当に嬉しいですね☆
さて、本日は「評価」について書きます
痛みの改善や機能改善に対するアプローチを行っていく中で
・思うように成果が出ないな
・何を持って変わってきていると判断して良いのかな
と感じることないでしょうか?
その場合、欠けているものとして「評価」があります
痛みの改善、機能改善のために重要なこと
それは「評価」です
可動域や筋力、感覚、動作など様々なことを評価し現状のカラダを知る
そして、あるべき状態(目標)とのギャップ(問題点)を把握する
ギャップを把握することで改善方法、プログラム立案ができます
マップを使って目的地へ行く際には、まず現在地を確認しますね?
カラダの改善も同じです
評価は現在地を把握する役割があり、まず現在地を把握しなければ目的地にはたどり着けないです
そのため、痛みのある人に対して評価なくして行う運動指導や治療は、悪化させるリスクがある上に効果測定できないため成果が出ません
と、いうことで「評価」できるようになりましょう!
様々な評価方法がありますが
ここでは姿勢&動作評価をお伝えしていきます
なぜ姿勢と動作?
機能不全による慢性的な痛みは、多くが間違ったカラダの使い方で生じます
例えば
・デスクワークで頭が前に出て背中が丸まった状態で作業をし続ける
・重い物を持ち上げるときに腰を反って持ち上げる
・膝に負担のかかるフォームでランニングをする
などなど
間違った姿勢、間違った動作で活動し続けるためカラダの特定の部位に負担がかかり痛みが生じるのです
筋肉をストレッチやリリースしたり、関節の位置を整えたりももちろん大事です
しかし、それだけで終わってしまってはまた硬くなり元に戻ります
なぜなら、緩めただけでは間違った動きをまた繰り返すからです
間違った動きを変えない限り、筋肉は硬くなるし痛みは出続けます
そのため、姿勢を整え、適切な動作に修正する必要があるのです
補足
・ヒトは止まっていることはなく動き続けるため、姿勢を整えただけでは根本改善にはなりません
・しかし、まず姿勢を整えることは重要です
・なぜなら姿勢が悪い状態では必ず動作も代償が出るからです
・動作は必ず止まっている姿勢から動き始めるため、姿勢が崩れていれば動作も崩れます
ゴールは痛みが出てしまっている原因となる動作を修正すること
そのために、姿勢と動作評価が必要になります
動作評価と聞くと難しく感じるかもしれないですが、シンプルです!
①適切な動作を理解する
②適切な動きから逸脱した動き=代償動作を理解する
③代償動作が出てしまう要因を考える
↑ここが一番難しく、一番重要なところです
この3ステップです
まずは、①適切な動作を理解しましょう
適切な動作を理解するにあたって重要な考え方を次回お伝えします!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました